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au損保

2018年11月30日

赤字のau損保がその後どうなったか調べてみた

最近やたらKDDIが金融事業に参入してることを書いたので
そういえばau損保ってのあったなと思いだしたので調べてみたにょ(σ´∀`)σ
なんでこのau損保を取り上げたかというとLINE損保とビジネスモデルが同じだからです。

KDDIは現在国内だけで5300万ほどスマートフォンなどの契約数を持っています。
この5300万人の顧客を利用して損保契約を結ばせれば儲かるじゃん
と大きな勘違いをしてKDDIとあいおい損保が出資して作ったのがau損保なんだおね
ちなみにLINEは国内のアクティブ利用者数が7600万人ほどだそうです。
その7600万人のユーザーを利用して損保契約を結ばせれば儲かるじゃん
ともの浅はかな考えでLINEと損保ジャパンが出資して作ったのがLINE保険ですφ(.. )

とりあえず5000万人以上のユーザーがいるからその5000万人に保険を奨めたら
auやLINEのユーザーがガンガン保険契約してくれるだろうっていう浅はかな考え

ちなみにまったくこれと同じ思想でKDDIと三菱UFJが出資して作ったじぶん銀行は
銀行設立して1年も経たずに100億近い大赤字だして銀行を企画した社長が首になって
設立後のたった3年間で400〜500億円もの損失を出してヤバいことになって
最後は親会社が出資した金で三菱UFJ銀行傘下の黒字のサラ金会社を買収させて
利益の付け替えみたいな裏技をやってやっとじぶん銀行は黒字化しました
(なぜなら新規参入した銀行は3年以内に黒字化できなかったら免許抹消だから)
今もなおじぶん銀行は低収益にあえいでいてかろうじて1ケタの黒字で低迷してます
ネット銀行の中ではぶっちぎりの最下位で業績もあんまりよくないです(´・ω・`)

さてここで過去8年間のau損保の決算を調べてみましたφ(.. )
言うまでもなく非常に厳しい決算ですおね。
家賃下げるためなのか本社を品川に引っ越してますね。累損29.6億円と非常に厳しい

平成22年度〜平成29年度損益計算書
1年目純損失 2億6300万円
2年目純損失 3億0400万円
3年目純損失 3億5600万円
4年目純損失 3億0200万円
5年目純利益 9億5100万円
6年目純利益    2600万円
7年目純損失 12億7100万円
8年目純損失 14億4000万円

開業して4年間はずっと赤字で4年目あたりから契約が増えて
5年目に年間売上高が62億円超えて一気に黒字化したものの、そこで見事に頭打ち
7年目は年間売上高が61億円で横ばいだったけど費用が増えて再び大赤字に転落

8年目の決算内容は悲惨の一言だおね(((( ;゚д゚)))
売上高が激減して、さらに前年まで計上してた保険業法第113条繰延資産償却費という
名目上の繰延費用(現金支出を伴わない費用)を計上してないのに赤字拡大してるお
つまりこの繰延費用があったら8年目の赤字額は24億円くらいだったって事でそ
8年目に慌てて親会社向けに7.5億円の新株発行して増資したって書いてあるお(´・ω・`)
売上高が60億円あたりで頭打ちしてからは完全に衰退してる会社です
このまま次のヒット商品がなかったら清算されるか、どこかに吸収合併でしょうね。

ライフネット生命みたいに10〜20年と契約期間の長い保険売ってる会社は
短期的には契約獲得費用が先行するんで赤字額が多いんだけど、
逆にいえば契約期間が長いんで契約数を増やして積み重ねると経営が安定するんですね
ところがau損保みたいに契約期間が短い保険ライフタイムバリューが短い保険)
ばかり扱ってる保険会社は先行して発生する契約獲得費用は生命保険より高くないけど
契約期間が短いんですぐに契約が終わってしまってしまうんで経営が安定しません
結果的にau損保の8年目みたいなことがあっさり起きてしまう訳です(((( ;゚д゚)))

ちなみにLINE保険も比較的かなり契約期間が短い保険ばかりなので
ライフネット生命みたいに10〜20年と安定して売り上げを増やしにくい体質です。
よっぽどセンスが良くて大ヒット、メガヒットができるような保険商品がなかったら
au損保みたいに悲惨な事態に陥る可能性はかなり高いといえるでそうね(´・ω・`)
よほど保険設計のセンスがあって相当なプロではないと厳しい面があるってことです
とりあえずLINEユーザーに売ればいいやみたいな安直な企画で作ったLINE保険が
そこまでのプロフェッショナルなセンスと企画ができるかはかなり怪しいでそ

ライフネットが急伸、保険業法第113条繰延資産の一括償却を発表
https://kabutan.jp/news/?b=n201704200187
ライフネット生命保険<7157>が急伸し年初来高値更新。19日の取引終了後、17年3月期決算において、保険業法第113条繰延資産の一括償却を行うと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。保険会社は、開業当初に多大な事業費が先行して発生することから、保険業法第113条第1項において、開業から5年間の事業費を資産として計上し、10年以内に償却することが認められている。同社でも、開業後の08年度から12年度までに発生した事業費の一部を保険業法第113条繰延資産として計上し、17年度までの10年間で償却するとしており、17年3月期および18年3月期に10億6000万円の均等償却を行う予定だったが、これを17年3月期に一括償却することにしたという。
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2013年10月02日
au損保がいつのまにか都落ちへ

2012年11月06日
au損保が、開業してたった1年で社長が引責辞任!安いビルに都落ち

2011年04月03日
AU損保がなぜ失敗するのか?

2011年02月27日
KDDIがまたまた失敗しそうな「au損害保険」を立ち上げました
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2011-02-27.html 

ss2286234570 at 10:25|PermalinkComments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年10月02日

au損保がいつのまにか都落ちへ

本店移転に関するお知らせ
au損害保険株式会社は、2012年10月30日開催の取締役会において、下記のとおり本店を移転することを決議いたしましたので、お知らせいたします
東京都港区虎ノ門四丁目3番1号 城山トラストタワー
  ↓↓↓ 
東京都渋谷区東三丁目16番3号 エフ・ニッセイ恵比寿ビル

au損保は、開業当初、かなり家賃の高そうな大使館だらけの場所に本社がありました。
が、業績が悪いようで、コスト削減のために家賃を下げるべく引っ越したようです(´・ω・`)
ま、去年の話ですけど。

ニュース見てると、自転車向けの保険サービスとをかなり積極的に手掛けているようです。
それ自体は別に悪くないけど、ぜんぜん儲かりそうな雰囲気の会社ではないですね
au損保については過去に何回か書いてますが、失敗の原因はじぶん銀行と同じです
auのブランド名をつけて、auの携帯(スマホ)ユーザー4500万人に向けて保険を売れば、
数百〜数千万人が加入してあっというまに黒字化できるんちゃうんか?甘い読みの会社。
やはり設立当初からのビジネスモデルの甘さと企画からして失敗したと思うんです
そもそもなんでモバイル損保という形にこだわったのか?
というあたりが最大の失敗要因でそ。

ぶっちゃけ利用するユーザー側からすればそんなモデルなんてどうでもいいと思うんです。
モバイル損保だろうが、ネット損保だろうが、対面の店舗型損保だろうが、
利用する客側からしたらそんなことはどうでもいいんですよね
便利で使いやすくて安くて満足のいくサービスであれば形は関係ないと思うんです。
だってそうでしょ?
アマゾンよりも新宿のヤマダ電機の方が商品が安くてアフターサービスが充実してて、
おまけに郵送費が無料ならアマゾンを利用する人なんて都内じゃいなくなります。
ネットか、ネットじゃないかなんて議論すら実はあまり大した問題じゃなくて
利用者にとって「安くて便利で使いやすくて満足できるか?」が全てだってことです

だったら最初からもっと利用者に便利なビジネスモデルを考えるべきだったったてこと。
モバイル損保なんていう縛りでユーザーの利用しやすさを下げてしまうこと自体が無意味
あのじぶん銀行だって、開業当初は「モバイル銀行」っていう体裁に拘ってましたが、
利用者の加入しやすさや利用方法を制限してしまう悪い効果しかありませんでした。
今じゃ、サイトのどこを見ても「ネット銀行」としか書いてありませんΣ(・ω・ノ)ノ
すでにモバイル銀行なんていう記述自体がサイト全体から削除されてるんですおね

理念を持つなとか、理念を捨てろって意味じゃないですよ。
ユーザーにとって何の意味もない自己満足の理念なんて邪魔でしかないってこと

残念だけど今の制限されたモデルでビジネスを継続すること自体にあまり意味ないでそ。
さっさと無駄な理念は捨てて、純粋ネット損保として再スタートすべき(´・ω・`)
何より会社として利益の出るビジネスモデルをもう一度しっかり考え直すべきでそ

一度はかなりやばそうな雰囲気だったあの「イーデザイン損保」ですが、
親会社から大型増資を取り付けて、その資金力でガンガン契約数を取っていますおね
最近ではSBI損保とイーデザイン損保が国内で注目されてる台風の目のネット損保です。
イーデザイン損保はコストが先行してるのでまだまだ赤字なんですが、
それでもしっかり契約数を積んで保険料収入(=売上高)をしっかり伸ばしています
au損保はまず先行するライバルをしっかり研究して戦略を一から見直すべきでそ

自分で自分の手足を縛って泳いだって誰も褒めてはくれません。
赤字を垂れ流せば(出資者から)批判を浴びるだけで賞賛する人なんて一人もいません

保険料収入がようやく伸びてきてるので、業績も少しは改善傾向のようです。
繰延費用もようやく押さえ込めてきてますが「規模」が伸びてない印象が強いです。
ライバルの参入が激しいこの手のビスネスで、縮小均衡や目先の黒字を意識しすぎると
むしろ存在価値すら見いだせなくなって、最悪の結果は存在価値を失うことです
ガツンと増資して、積極的な展開と利益の見込める契約数の積み増しが重要だと思います。

au損保 開示情報
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/corporate/kessan/index.html
平成22年度決算
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/corporate/kessan/pdf/110630_bs_pl.pdf
平成23年度決算
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/corporate/kessan/pdf/120627_bs_pl.pdf
平成24年度決算
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/corporate/kessan/pdf/130627_bs_pl.pdf


ss2286234570 at 22:35|PermalinkComments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年07月07日

ネット損保の決算

最近できたネット損保の決算が出てきました。
やはりSBI損保という大物がいるせいかライバルはどこも業績が厳しいようです(´・ω・`)
SBI損保自身はすでに営業キャッシュフローが黒字転換にしてるそうです
売り上げにあたる保険料収入が猛烈な勢いで伸びてるので黒字化は近いでそう。
詳細はSBIの決算資料P43〜48を参照
http://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/pdf/presen120426.pdf

イーデザイン損保
http://kmasterplus.pronexus.co.jp/main/corp/m/1/m113/index.html#
最近やたらとテレビCMで見かけるようになったネット損保のイーデザイン損保です。
平成23年度(平成24年3月期)の決算は営業費用が膨らんで過去最多の赤字です
ただし決算そのものはそれほど悪いものではありません
※経常収益とは「売上高」にあたります。
※保険業法第113条繰り延べ額が繰り延べ損失にあたる部分です。

平成22年度 決算
経常収益 28億6000万円
経常費用 51億0400万円
-----------------------------------
繰延損失 38億6500万円
経常損失 22億4300万円

平成23年度 決算
経常収益 52億1900万円(+82.4%)
経常費用 82億1500万円(+59.8%)
-----------------------------------
繰延損失 58億5000万円(+51.3%)
経常損失 29億9500万円(+33.5%)

一見すると悪化してるようにも見えますが、実際には売上高が激増してるので大幅改善
(売上高にあたるのがまさに保険契約数が増えたことによる保険料収入です)
経常費用の中でも特に販売管理費が20億円増えてるのはTVCMなどの広告宣伝費でそ
保険業というのは、契約が成立すると一定期間は安定的に収益が見込めるので、
一時的に広告宣伝費が膨らんでも契約数が増えて保険料が入れば黒字転換が狙えます
要は、単年度の費用ではなく契約数の増加(保険料収入の増加)が重要ってことですφ(.. )

目先はガンガンテレビCMを打って、派手に宣伝してとにかく契約数を増やしていって
どこかの時点で販売管理費をざっくり削れば黒字転換しやすいということです
ただし、B/S上に出てきている過去4年間の累計損失が88億円あり、
さらに繰り延べ損失の累計額(保険業法第113条繰延資産)が147億円も残っています。
両者と足すと235億円もあり、これからもこの累損額はかなり膨らむはずです。
これを解消して累損を一掃するにはかなりの時間と投資がまだまだ必要でしょう


AU損保
http://www.au-sonpo.co.jp/pc/corporate/kessan/index.html
au損保は、できて2年目なのでまだ確定した評価といえませんが、
少なくとも過去2年間の営業成績で評価すれば「かなり悪い」といわざるを得ません
経常損失が減ったように見えますが、繰り延べ損失が増えただけなので無意味です。
とにかく売上高(経常収益)が少なすぎるの一言に尽きるとおもいます

平成22年度 決算
経常収益 500万円
経常費用 2億3500万円
-----------------------------------
繰延損失 9200万円
経常損失 2億3000万円

23年度 決算
経常収益 7700万円
経常費用 1億7200万円
-----------------------------------
繰延損失 7億6000万円
経常損失 9400万円

会社設立時に出資した資本金と資本準備金を足すと45億円ほどです
B/S上に出てきている過去2年間の累計損失が5.7億円あり、
さらに繰り延べ損失の累計額(保険業法第113条繰延資産)が7.5億円ほどあります。
2年目でいきなり増資に追い込まれたイーデザイン損保よりはましかもしれませんが、
規模が小さい地味な営業活動の割りにそれなりの額の資本をすでに失っています(´Д⊂)
なにより保険会社として本来あるべき売上高(=保険料収入)が少なすぎるでそ
虎ノ門の本社ビルの年間不動産費用だって年間で1億円は行くはずです
年間不動産費用より売上高が少ないってのはけっこう酷い話だと思いますにょ(σ´∀`)σ

営業を開始してたった1年で社長の首が飛んでるということは、
当初の事業計画書がはやくも破綻濃厚となって引責辞任に追い込まれたってことでそ
開業1年目で大赤字になって社長の首が飛んだ『じぶん銀行』とそっくりですφ(.. )
とにかく急いで大型増資をして資本注入をすべきでそう
その資金で売上げに貢献できる収益力のある保険商品のラインナップを充実させて、
それから何十億円でも注ぎ込んで広告宣伝を派手にやって契約数を増やすしかありません

そもそもなんでモバイル損保という微妙なコアビジネスに特化したのかが理解できません。
最初から資金を注ぎ込んで、普通のネット損保にすれば良かっただけなのでは。。。

ss2286234570 at 13:10|PermalinkComments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加