yogurting ヨーグルティング

身売り

2019年04月09日

ライブスター証券と外為オンライン



最近では国内の大手FX会社といえばGMOクリック証券やDMMFXが有名ですが
10年以上前までは外為オンラインが圧倒的な取引シェアを独占していました
当時は外為オンラインのCMがあふれていたので誰でもまだ覚えているでしょうφ(.. )
0407







しかし昨年度(2017年4月〜2018年3月)の決算を見てみると
なんとすでに大幅な赤字に転落していました。これはちょっと驚きましたΣ(゚д゚;)
たしかに外為オンラインのCMなんてこの2年くらいまったく見てないですもんね。
かつて外為オンラインは毎年50〜100億円近くの営業利益を稼いでましたが
スプレッド縮小競争に加わらなかったことで年々シェアを失い続けていました
すでにマネーパートナーズより取引高が少ないし、ヒロセ通商の半分以下しかないんで
おそらく国内のFX業者の中ではとっくに10位以下に転落してるんじゃないでそか
(まるでAKBの人気が転がり落ちたのと同じような軌跡で転がり落ちました

外為オンラインの昨年度(2017年4月〜2018年3月)の決算の中身はかなり驚愕です
黒字が赤字に転落したことは大した問題じゃないんです('A`)
なんと前年度の売上高76.2億円36.9億円半分に減ってるからです(((( ;゚д゚)))
売上高が横ばいでコストが増えて赤字化しただけならコスト削減すればすぐ改善しますが
企業の決算において売上高が半分に減るってのはかなりヤバい内容でそ

何かの事業に失敗したか先行投資が嵩んで赤字化するってことはありえる話です。
しかし売上高がたった1年で半分の2兆円に減ったら連日ストップ安になるのは確実です
コスト増加とか損失ってのは努力すれば意外と早く改善できるんですが
半分に減った売上高をまた2兆円増やすというのはおそろしく困難だからですΣ(・ω・ノ)ノ

家庭の家計で考えたらもっと身近でわかりやすいでしょう。
年収500万円の家庭で旅行費とか子供の学費が嵩んで年間100万円赤字はよくある話です。
過去の蓄えがあれば切り崩せま済むし、年収が同じなら翌年すぐに黒字転換は可能です
でも父親が失業して家計の年収がいきなり250万円に減ったらメチャ悲惨だおね
どんなに生活を切りつめても、子供が大学を辞めても家計の赤字は改善しないでしょう。
まあ家庭なら大学生の子供が大学辞めて働けば250万円の減収を補填は可能ですが、
これと同じ状況の外為オンラインが1年で収入半減を回復させるのはまず無理な話
リーマンショック級の不況が来て為替が30円ほど動かない限り可能性は1%もありません。

0412





















ちなみに外為オンラインを設立したのがISホールディングスという持ち株会社です
この会社は外為オンラインで稼いだ資金であちこちの会社を買収しまくってます。
東北大震災前後におきた先物暴落とオプション事件で倒産しそうになった
ひまわり証券も買収してるし、赤字であえいでた元IDO証券を2009年に買収して
現在のライブスター証券に社名変更させたのもこのISホールディングスという会社です

ISホールディングス
 
問題はこのISホールディングスの中核会社が外為オンラインということです(´・ω・`)
ひまわり証券を買収した資金もライブスター証券を買収した資金もすべて
元はといえばすべて外為オンラインが1社で稼いだ利益ってこと
じゃあその外為オンラインが赤字に転落したら何が起きるかはもう言うまでもないでそ

すぐにでも外為オンラインが赤字を脱出して業績が好転できたらいいですが
もしこのまま赤字が続くようならISグループすべてが傾くってことです
このまま外為オンラインの業績が傾いたままならグループ離散の危機ですからね。
ライブスター証券も身売りされる可能性も今後出てくるだろうし、まずその前に
今の安い手数料を大きく値上げしちゃう可能性が絶対的にあるってことだおね


ss2286234570 at 05:23|PermalinkComments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年08月06日

大塚家具、身売りへ 提携先のTKP軸に最終調整

大塚家具、身売りへ 提携先のTKP軸に最終調整
2018年8月4日03時01分 朝日デジタル
経営不振が続く大塚家具が自力での再建が困難な状況に陥り、身売り交渉を進めていることがわかった。昨年11月に資本・業務提携した第3位株主の貸し会議室大手、ティーケーピー(TKP)が増資を引き受け、経営権を握る方向で最終調整に入った。今月中旬までに買い手企業を決める方針だ。取引銀行は家電量販大手ヨドバシカメラによる子会社化を提案しており、交渉の行方には流動的な面も残る。

大塚家具が身売り交渉 お家騒動以降イメージ悪化
2018/08/04 11:52 テレ朝news
経営不振に陥っている大塚家具は自力での再建が困難な状況になり、身売りを含めた交渉を進めていることが分かりました。大塚家具は創業者で前の会長の大塚勝久氏と長女の久美子社長との経営権を巡る対立でブランドイメージが悪化し、深刻な顧客離れが続いています。関係者によりますと、大塚家具は投資ファンドや中国の家具メーカーなどに支援を打診してきましたが、うまくいかず、去年に資本・業務提携した貸会議室大手のTKPが増資を引き受けて経営権を握る案や、家電量販店大手のヨドバシカメラによる子会社化の案などが検討されているということです。
0805


 ※動画あり






予想通りといえばまったくの予想通りでしたが
大塚家具が自力での経営再建と継続を断念して身売り交渉をはじめたようです。
現在のところでは貸し会議室大手のTKPが増資を引き受ける方向のようだけど
取引先銀行はヨドバシカメラの子会社になるよう提案もしているようです(´・ω・`)
いずれにしても株主からしたら非常に好材料ってことになるおね

高級家具ビジネスなんて大手のニトリもいるしものすごい難しい経営なのに
コンサル会社出身でこれまで企業経営経験がまったくない素人の久美子社長が
経営権を奪って会社を強奪したのがすべて裏目に出たってことなんでしょう
かなり以前から前会長の大塚勝久氏はマスコミへのコメントとして
「娘を甘やかしすぎた」とか「オレを頼りに来てほしい」と何度も発言してましたが
最後まで娘の久美子社長は父親を頼ろうとはしなかったようですね
親子の人間関係がこじれにこじれて修復不可能な状態だったようだお(((( ;゚д゚)))

自分から喧嘩を売って会社を強奪した意地みたいなものがあったのかもしれません
コンサル会社の人って自分の過ちを認めたがらない人が多いですからね。
(キャリアに傷がつくことが嫌だからなのか?)
もっと早く意地を捨てて父親に謝罪して助言を乞うべきではなかったのでしょうか
結果的にお客にも取引先にも従業員にも株主にも迷惑をかけただけで終わりました。
もっと早い段階で恥を忍んで父親との関係を修復すべきだったのにね(゚д゚)、ペッ
最後は会社を倒産させずになんとか会社と従業員と株主を救えそうですが
もっともっと早い段階で人に頭を下げ、自分の能力の足りなさを認めるべきだったでそ

父親の大塚勝久氏の経営手法を否定する以外の方法を何も持っていなかったこと。
そして安易にニトリ路線に舵を切ったことも裏目になってってことなんでそう
実際にこの売上高の減少状況ではもはや破綻まっしぐらだったのは事実だおね

久美子氏、「父とは違う」固執の末に…大塚家具身売りへ



















大塚家具(8186) 445円 +80円 (+21.9%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8186
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8186.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=n&p=s,m25,m75,b&a=v,ss


ss2286234570 at 04:02|PermalinkComments(6)このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年02月04日

マネックスで100億損した静岡銀行は持ち株をどこに売るか?

静岡銀行は2日、インターネット証券大手のマネックスグループと資本業務提携契約を結んだと発表した。オリックスが現在保有する約2割のマネックス株を244億円で取得し、筆頭株主になる。マネックスが手掛けるオンライン金融サービスの分野を中心に、両社は業務面で連携していく考えだ。
静岡銀行は7日付でオリックスが保有する19.5%のマネックス株全株を市場外の相対取引で取得。その後、持ち分法適用会社にするために保有比率が20%をわずかに超える水準までマネックス株を買い増す方向。マネックスへの役員の派遣は計画していないという。
筆頭株主としてマネックスと資本提携関係を結んできたオリックスは、双方の事業の相乗効果が見込みにくいとの判断からマネックス株の売却先を探してきた。今回の株式取得で静岡銀行がマネックスの新たな安定株主になるとともに、両社は業務面でも協力関係を構築。具体的なサービス展開などを詰めていく。
0204











マネックス(8698) 231円 前日比(0.00%)
http://kabutan.jp/stock/chart?code=8698
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8698.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=n&p=s,m25,m75,b&a=v,ss
静岡銀行はマネックスの株を3/20〜4/2あたりに買っていると推定されます
当時のマネックスの株価は400〜420円くらいですにょ(σ´∀`)σ
まあ市場から買い付けたわけではなくオリックスから市場外で購入したみたいなので
5〜10%くらい割引で購入している可能性はあるでそう。
ここでは静岡銀行がマネックスの株を400億円で購入したと仮定してみます(´∀`*)

確か静岡銀行は2回くらい買い増ししてるので250億円は投資してるはずだおね
本日までに400円から231円まですでに42.2%大暴落なので
ぶっちゃけていえば静岡銀行はすでに100億円くらい含み損を抱えてるってことでそ

マネックスがたまに出すIRでは「静岡銀行と共同ビジネスを検討してる」だとか
ものすごく嘘くさいネタを出しますが、そんな可能性あるとは思えません。
たった半年で100億円も損してたら既に人間関係壊れててもおかしくないレベルでそ
静岡銀行からすればマネックスは「腹立たしいムカつくやつら」でしかないってことです
しかもマネックスは大手ネット証券の中で飛びぬけて株式シェアを失い続けてます。
手数料が高くてただでさえ取引が少ないのに、おまけにお客が逃げ出してシェアも失えば
この先どうなるかなんて小学生だって予想できちゃうレベルですにょ(σ´∀`)σ
ものの見事に静岡銀行はオリックスに騙されたわけです

この状況なら静岡銀行がマネックスを売り飛ばす可能性はけっこう高いと思います。
静岡銀行はオリックスに嵌められて大損してしまっている状況です。
しかも地銀とネット証券はビジネス的にほぼ無関係な間柄なので
マネックスを傘下にもってることで手にするメリットなんてなにもありません(´・ω・`)
もし「時価より20%ほど高く購入してくれる」相手がいたら心が動いて当然でそう

カブドットコム説

カブドットコムは時価総額でも業績でも取引シェアでもマネックスを抜いてイケイケです
ただしカブコムの唯一の弱点は預かり資産と口座数がすごく少ないことです
もしここに預かり資産と口座数が多いマネックスが加われば鬼に金棒だおね(*´∀`*)ムフー
マネックスはシステム開発を外部に丸投げしてるのでコスト高に苦しんでます
一方、カブコムはシステムを自社開発してるのでランニングコストは安い会社です
もしカブコムがマネックスを買収してシステムをすべてカブコム流に入れ替えれば
あっという間に収益性が回復できる可能性があるってことですにょ(σ´∀`)σ
カブコムがマネックスを買収すればネット証券第三位に浮上するのも夢ではありません。
しかし、経営はカブコム(三菱)に一本化されてマネックスの役員はすべて首でそ
残れるとしたら大株主の松本さんだけだおね

Yahoo!説
Yahoo!は金融事業をさらに拡大してビジネスを強化すると何度もIRに書いてます
しかもすでにネット銀行とFX会社(元サイバーエージェントFX)まで所有しているんです
言ってみれば、Yahoo!にとってネット証券の買収は必須条件ってことでそ(・∀・)
むしろこの状況で買収しない方がおかしいってくらいだおね。
キャッシュもたっぷり持ってるし、買い手としては十分な候補ですにょ(σ´∀`)σ
社名はYJとかYahoo!に変わっちゃうかもしれません。マネックスの称号は消えるかも。

SBI説
マネックスがYahoo!に買収されるとSBIにとってはかなりの強敵になります。
資本力もあるし知名度もあるし、しかも証券・銀行・FXで全面衝突待ったなしだおね
SBIはソフトバンクから独立してできた会社なのでYahoo!は親類みたいなもの。
もしYahoo!がマネックスを買えば仁義無き戦いになるのは必然でそう(屮゚Д゚)屮 カモーン
SBIからすればYahoo!に買収されるのだけは阻止したいってことです。
永久にこれを阻止するにはSBIがマネックスを買収してしまうしかありません(`・ω・´)
マネックスを丸ごと買収して併合してしまえばいいってことでそ
もしそうなった場合マネックスはSBIに完全吸収されるのですべて消えてなくなるでそ。
しかしマネックスのお客にしたら手数料が下がるだけなので大歓迎かもしれません

楽天説
これはSBI説とほとんど大差ないですにょ(σ´∀`)σ
楽天証券がSBIと並ぶライバルになるにはもっと預かり資産とお客の数が必要だおね。
それがすべて手に入るってのならマネックスは非常に魅力的な投資先でそう
もし成功すればSBIと双璧をなす二大ネット証券の時代の幕開けです(´∀`)
SBIに盗られるくらいならどうしても先に盗りたい買収案件ってことです

ソニーフィナンシャルグループ説
マネックスは設立当時にソニーから出資を受けてるので両者の関係は良好でそ
たしかマネックスの社外取締役にもとソニーCEOの出井さんもいたはず。
一定の信頼関係はあるのでマネックスにとったら最良の買収先ってことです
ソニー銀行子会社のソニーバンク証券を買い取ったのもマネックスですね。
しかし仲が良いはずなのになぜか両者は歩み寄らない変な関係でもあります。
もしかしたらソニーFGに飲み込まれて独立性を失うのが嫌で
マネックス自身がソニーFGから距離をおきたかったのかもしれません。
しかし今となってはマネックスの独立性尊重しつつ支援してくれそうなのはここだけ。
その他はマネックスを乗っ取りたい虎狼しかいないのが現実だおね(((( ;゚д゚)))
静岡銀行に勝手に売り飛ばされる前になんとかしてここに買われないと
マネックスはバラバラに分解されて跡形も無く消えてしまう可能性が高まるでそう


2014年04月04日
オリックスがマネックスを売却!マネックスは静岡銀行の傘下へ
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2014-04-04.html 

ss2286234570 at 19:12|PermalinkComments(1)このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年04月04日

FXのスプレッド競争が再激化

FXのスプレッド競争の果てにあるもの、「0.1銭」に鎬を削る店頭FX業者
口座に預け入れた元本(証拠金)の最大25倍に相当する外貨を売り買いできる投資サービス「FX(外国為替証拠金取引)」で、業者間の競争が激しさを増している。焦点となっているのは、外貨を取引する際の買値と売値の差額である「スプレッド」だ。2011年以降、主要FX業者が競うようにこのスプレッドを相次ぎ縮小。低コストを売り文句に、顧客獲得の強化を図っている。競争の過熱は、FX業界の淘汰を加速する可能性もある。
0509












2011年の年末にはじまったスプレッド引き下げ競争が過熱気味ですΣ(・ω・ノ)ノ
ここまでくるとほとんどチキンレースでそう。
国内でFXが人気化した2007年以降からこれまでFX市場はずっと拡大期でしたが
昨年のレバ規制強化あたりからあきらかに市場のパイが縮小期に入ってます

温暖期と寒冷期の生物の生存競争を参考にするとよくわかりますが、
豊かな温暖期は競争も厳しくなくどの生物もぬくぬくとなかよく暮らします
ところが、寒冷期になると少ない食料を奪い合ってデスマッチが発生します
日本の戦国時代が小氷河期に一致していたというのは有名な話ですφ(.. )
また、秀吉が国内統一した時期が温暖気候への循環した時期に一致してるそうです。
これは以降の江戸時代でもおなじです。
江戸の町が発展して裕福な町人文化がうまれた時期は温暖気候に一致していて、
飢饉や疫病が流行って政治変革が断行された時期は小氷河期に一致してたそうです。
(小氷河期といっても北半球で起きた火山噴火など原因はさまざまだったらしいです)

株をやってる人ならすぐに思い当たると思いますが、
2003〜2006年に国内で起きた株式バブルの時は激しい手数料競争は起きてません
どこの大手証券もネット証券も空前の利益を上げて大儲けしてたからです
ネット証券や大手証券をまじえた手数料引き下げ競争が激化したのは2006年以降の話です。
特に競争が本格化したのは新興バブルが崩壊したライブドアショック以降でそ。
地合いが悪化して市場のパイが縮小していくというまさに寒冷期の中で起きたわけです
激しい手数料引き下げ競争の結果、大手ネット証券による市場寡占化がすすみ
中小ネット証券のほとんどが廃業・身売りになりました

まさにこれがFXというパイの中でこれから起きるでしょう(´・ω・`)
率先して値下げ競争をしてる体力のある大手FX業者にシェアが集中するようになり、
時間の問題で中小FX業者が廃業・身売りになるでそう
いまのとこ月間FX売買代金が10〜30兆円を達成してる業者なんてほんの数社です。
さらにSBI証券がFX専業子会社を設立し、楽天証券も自前のFXシステムで参加してきます。
そう考えると、月間FX売買代金が2〜3兆円しかない中小業者のFXプライムやマネパが、
独立路線でこのままやっていけるとは到底思えません
FXプライムは大株主のカブドットコムに、マネパは大和証券あたりに吸収されるか、
あるいはどこか大手金融機関の傘下に入るくらいしか生き延びられなくなるでしょ(´・ω・`)

ss2286234570 at 03:51|PermalinkComments(16)このエントリーをはてなブックマークに追加