人員削減
2023年11月11日
バルミューダ「緊急事態」で大幅人員削減。最終赤字20億円へ
バルミューダ「緊急事態」で大幅人員削減。2度目の「下方修正」の内情、最終赤字20億円へ
Nov.10, 2023, 06:40 Business Insider Japan
「非常事態だと考えている」
11月10日に開催された2023年度第三四半期決算説明会で、バルミューダの寺尾玄社長は厳しい表情でそう話した。バルミューダの業績はコロナ禍があけて家中需要が落ちてから、携帯電話事業の終了や円安などの要因もあり落ち続けている。
10日には、5月に続き2度目となる2023年度業績予想の下方修正を発表。最新の予想では、売上高133億円(前回予想159億5000万円)、純損失20億円(同12億5000万円)とした。
バルミューダの23年12月期、最終赤字が拡大 人員削減も
2023年11月10日 20:46 日本経済新聞
バルミューダは10日、2023年12月期の連結最終損益が20億円の赤字(前期は300万円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想(12億円の赤字)から赤字幅が拡大する。最終赤字は20年12月の上場後初めて。新型コロナウイルス禍で高まった巣ごもり需要の反動で家電製品の販売が落ち込む。年末商戦に向けた値下げも利益を圧迫する。来期にかけて数十人規模の人員削減を実施することも明らかにした。
売上高は前期比24%減の133億円、営業損益は13億円の赤字(前期は7500万円の黒字)と、従来予想をそれぞれ26億円、8億3000万円下回る。外出機会が増えたことや物価高による消費意欲の減退で売り上げが落ち込む。同日開いた記者会見で寺尾玄社長は「非常事態と言わざるを得ない。固定費の圧縮などを通じ24年1~6月期には黒字化を目指し、早期に成長基調への回帰を目指す」と語った。人員削減については、すでに22年末で約170人いた従業員数を151人に減らした。組織体制も変更し意思決定を早める。製品の設計や製造工程を見直すほか、値上げを進めて採算を改善する。
バルミューダ、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で32%の赤字
2023年11月10日15時00分 Kabutan
バルミューダ <6612> [東証G] が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終損益は18.2億円の赤字(前年同期は0.4億円の黒字)に転落した。
携帯に手を出して火傷して帰っていく・・・
— believe × (@airbe) May 12, 2023
バルミューダフォンで大失敗したバルミューダが非常事態宣言だそうです始めた瞬間終わることが約束されてた携帯事業…
— 昆布【】 (@kabu_kunbu) May 12, 2023
ニュースとか新聞が「あの会社は非常事態だ」と書くのは聞いたことがありますが
会社自らがここまで切羽つまったようなこと発表するのは非常に珍しいですねΣ(・ω・ノ)ノ
ちなみにこれまでのバルミューダの軌跡についてはこの記事に細かく書いてあります
バルミューダはそもそも社員数100人強の会社だったのがバルミューダフォンの販売に合わせて2022年には213人体制に拡大し、さらに今はリストラしまくってるだとかφ(.. )
ちなみに、上の日経の記事だと2022年にMAX213人に増やした従業員数を2022年末には約170人まで減らして、現在はすでに151人にまで削減したようですね
計画では元の100人に戻すらしいからここからさらに50人リストラ予定ってことΣ(゚д゚;)
ある意味、バルミューダフォンの最大の被害者はこれらの中途入社社員ですよね・・・
首切られるのは入社して1‐2年の中途社員とはいえここから33%削減とは厳しいおね
バルミューダフォン発売あたりから毀誉褒貶の激しい荒波で転覆しかけではありますが
バルミューダの今後については、確かに現在は非常に苦しい状況であるのは間違いないですが、オーナー企業なんでなんとか切り抜けて生き残っていくと思います
もし現社長が創業者ではないリーマン社長だったらそうは行かないでしょうけどね。
意識高いだけで割とデザインも機能もショボいバカみたいに高いと有名になった、バルミューダフォンを作って社運を賭けたことは確かに大失敗ではありますφ(.. )
またバルミューダフォンのために新事業部と部門を立ち上げて100人いた従業員を200人に増やして、思いっきりコケて社内から大ブーイングと批判の嵐なのは間違いないでしょう。
でも創業者のオーナー会社ならどうにか切り抜けて生き残っていくと思いますね
確かに出来損ないのバルミューダフォンに社運を賭けた経営者の判断はアホですが、
冷静に考えたら、過去にピカツー(光通信)や禿バンク(ソフトバンク)あるいは楽天やサイバーエージェントがやってきた失敗と比べたらそう大差はないでしょう(´・ω・`)
むしろソフトバンクなんてもっとメチャクチャやってた印象が強い会社ですし
大株主の創業者ってのは良くも悪くも会社のリスクと経営をすべて背負ってる存在なので
かなりめちゃくちゃなことや強引な手法を強行しても容認されるものです
(大株主と経営者がOKだといってしまえばある意味なんでもできてしまいますから)
今回のバルミューダについていえば、100人の従業員から200人にいきなり倍増させて
その1年後にリストラと人員整理やって100人に減らすとか言ってるわけですから、酷いといえば酷いし、経営の責任だといえばまったくその通りかもしれないですが、
スマートフォン事業から完全撤退して本業さえ建て直せたらまだ何とか復活できそうです。
経営者が腹括って経営再建に取り組むかどうかが全てなので十分チャンスはあるでそ
(4-5年で交代するリーマン社長だとそう簡単には同じことが出来ないでしょうけど)
バルミューダ(6612) 1,721円 −42円 (−2.38%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=6612
https://finance.yahoo.co.jp/quote/6612.T/chart
2022年08月06日
スマホ証券の米ロビンフッド、今年2回目の人員削減23%
スマホ証券の米ロビンフッド、人員23%削減 取引低迷で
2022年8月3日 7:08 日本経済新聞
スマートフォン証券の米ロビンフッド・マーケッツは2日、全従業員の23%を削減すると明らかにした。大幅な人員削減に踏み切るのは2022年4月に続いて今年2回目となる。株式や暗号資産(仮想通貨)の取引低迷で業績が悪化しており、固定費の圧縮が避けられなくなった。個人取引ブームの失速は有力フィンテックに野心的な計画の見直しを迫る。
ロビンフッドの従業員数は3月末時点で約3900人。ブラッド・テネフ最高経営責任者(CEO)は声明で「(4月に)従業員の9%を手放し、組織全体のコスト削減に注力すると発表したが、十分なものではなかった」と説明した。特に事業運営やマーケティング部門などで余剰人員を圧縮するという。
業績は低迷している。同日公表した2022年4〜6月期決算は、最終損益が2億9500万ドル(約390億円)の赤字(前年同期は5億ドルの赤字)となった。赤字は6四半期連続だ。同社は個人投資家の売買注文を超高速取引業者(HFT)に回送し、見返りにリベートを受け取っている。株式相場の低迷や仮想通貨の急落で個人の取引が減少し、リベート収入も目減りした。
新型コロナウイルス感染拡大期の「巣ごもり」によって、米個人の株式取引ブームが起きた。ロビンフッドは簡単な操作で初心者をひきつけ、急成長を遂げていた。従業員は19年末の700人から5.5倍に膨らんだ。
2日時点の時価総額は80億ドル。21年7月の新規株式公開(IPO)直後に約600億ドルまで膨らんだが、9割近くが吹き飛んだ計算だ。
米ロビンフッド、人員23%削減へ 取引低迷で
2022年8月3日10:29 ロイター
米新興オンライン証券ロビンフッド・マーケッツは2日、従業員の約23%を削減すると発表した。第2・四半期決算は取引低迷が響いて44%の減収となった。同社は4月、成長に伴い一部のポストや業務内容に重複が生じたとして従業員の9%を削減。しかし、テネブCEOはこれでは不十分だったとし、「CEOとして野心的な人事政策を承認し、責任を取った」と説明した。今回の削減では780人が影響を受ける。
第2・四半期の純収入は3億1800万ドルと、前年同期の5億6500万ドルから減少。株式、オプション、暗号資産(仮想通貨)取引からの収入が55%落ち込み、中でも暗号資産の取引収入は75%急減した。月間アクティブユーザー数は6月末時点で1400万人と、前年6月末の2130万人から約3分の1減少した。
ほんの1年前までは飛ぶ鳥を落とすほどの勢いで伸びていた米ロビンフッド証券
米FRBの利上げで株式市況が悪化したこともあいまってなのか大赤字の連続ですね。
業績的には昨年2021年からずっと大赤字だったので平常運転といえばそれまでですが。
しかしよく見ると米ロビンフッドの従業員は異常に多いですね(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
日本では最大手のSBI証券ですらせいぜい従業員は1,000〜1,100人くらいでしょ。
次に大きな楽天証券だと推定700〜800人くらいしかしません。
米ロビンフッドの3,900人という従業員数は異様なまでに多い異常値ですね
いっそ25%ではなく40〜45%人員削減すべきだったんじゃないでしょうか・・・。
新型コロナの最盛期は、アメリカ政府が国民にお金を直接バラまいてたこともあって
20代の若年層が手にした資金をそのまま米ロビンフッドの口座に資金をぶち込んで
若い投資家に大量に生まれてた時期なので非常に取引が活性化したわけですが、
現在すでにアメリカは日本より正常化がすすんでるんで資金バラマキはありません
若年層の資金も潤沢ではなくなって投資にお金が回ってないのかもしれませんφ(.. )
去年あれだけ取引高があったのに赤字だったってことは、市況なんて関係なく、そもそもビジネスモデルに問題があって赤字を垂れ流してるのは間違いないでしょう(´・ω・`)
上場前は大赤字でもベンチャーキャピタルから何百億でも簡単に集金できましたが
すでに上場してしまってるのでベンチャーキャピタルから簡単に集金とはいきません
アメリカのネット証券はかなり手数料が高いので米ロビンフッドは値上げ余地があります。
このまま業績が改善しないなら、一気に手数料を徴収路線に転換するかもしれません。
アメリカはネット証券がむしろ値上げしてるんで競争は激しくありません。
コスト削減して人員削って、手数料を大きく値上げすれば黒字化は可能かもしれません。
一方、米ロビンフッドをマネして国内で設立されたスマホ証券群はそうはいきません
最大手SBI証券はかなり手数料を値下げしてるし、2022年内にも無料化をます。
つまり国内のスマホ証券は、米ロビンフッドのように値上げする余地がないんだおね
SBI証券に応じて値下げしても売り上げ減少して地獄、値上げしても顧客離れして地獄
3年後には国内のスマホ証券は1社も残ってないんじゃないでしょうかφ(.. )
ロビンフッド・マーケッツ 10.40 -0.48(-4.41%)
2021年02月06日
米ロビンフッドが客の新規注文を停止した本当の理由
2020年10月18日
米ネット証券ロビンフッドでハッキング被害 約2000件
2020年09月04日
米SECがロビンフッド調査、注文処理の開示巡り 米報道