レバレッジ規制緩和
2024年02月03日
マネックス 仮想通貨事業子会社コインチェックが黒字化
「仮想通貨は冬脱却」マネックス3Q決算、コインチェックなど仮想通貨事業が黒字化
2024/02/01 13:15 CoinPost
マネックスグループ株式会社は31日、2024年3月期第3四半期(10〜12月)の決算を発表した。暗号資産(仮想通貨)事業が黒字化し、連結四半期利益は22.8億円となった。なおグループ全体では営業収益が623億円、前年同期比で純利益が238%増加して65.4億円となった。
仮想通貨部門だけでも、3Qの利益は4億円に達している。黒字化の背景には、コスト構造改革の成果や、ビットコイン(BTC)現物ETF承認期待による市場の回復があり、通期でも黒字化したと説明した。仮想通貨のトレーディング収益は、2Qから約7.3億円増加して約20億円となった。前年同期と比較すると、NFT(非代替性トークン)関連の収益が減少したものの、仮想通貨の取引額はほぼ同水準に回復している。また、2Qからシステム管理費や人件費、広告宣伝費などの費用を削減している。前年同期比では広告宣伝費を約65%削減した。
https://www.monexgroup.jp/jp/news_release/irnews/auto_20240131523051/main/0/link/JP_FinancialResult_20240131.pdf#page=12
https://www.monexgroup.jp/jp/news_release/irnews/auto_20240131523051/main/0/link/JP_FinancialResult_20240131.pdf#page=12
金融庁内で「待った」 仮想通貨レバ規制緩和は誰のため
2024年2月2日 10:00 日本経済新聞
暗号資産(仮想通貨)を少額の元手で多額売買ができる証拠金取引の倍率(レバレッジ)規制緩和の議論が暗礁に乗り上げている。業界団体の要望を受け、金融庁が現在は2倍の上限倍率を緩和する議論を始めていたが、同じ金融庁内から「待った」の声がかかった。
口座に預けた証拠金(資金)を担保にして、その証拠金の金額よりも大きな規模を売買する取引をレバレッジ取引と呼ぶ。レバレッジが25倍なら10万円の証拠金を交換業者に預ければ250万円分の仮想通貨を取引できる。倍率が高ければ、多くの利益を狙える半面、値下がり時に被る損失も膨らむ。
かつて仮想通貨のレバレッジ取引は外国為替証拠金(FX)取引と同じように、25倍を上限にする交換業者が多かった。流れが変わったのは18年のコインチェックによる巨額の資金流出事件だ。投機性が高すぎるとして業界の自主規制で上限4倍ルールを導入。その後、金融庁が20年の改正金融商品取引法の施行で上限2倍ルールを適用した。
業界団体の一つ、日本暗号資産ビジネス協会が23年10月、自主規制団体である日本暗号資産取引業協会(JVCEA)にレバレッジ倍率の改正要望を提出した。レバレッジ比率は個別銘柄ごとに過去の相場変動に基づき算出するべきだとの内容で、試算では同比率は4〜8倍になるとのもくろみがあった。
背景にあるのは日本国内の仮想通貨取引の激減だ。21年に月次で20兆円に膨らむ月もあったレバレッジ取引は23年11月時点で4000億円程度にとどまる。17年4月時点でビットコイン取引量の5割が円建てだったが、23年4月時点では数%に過ぎない。仮想通貨交換業者からは「さすがに干上がってしまう」との不満が出ていた。
JVCEAも水面下で根回しに動き、金融庁でイノベーション推進の旗振り役を担う総合政策局フィンテック参事官室は規制緩和検討の議論にゴーサインを出した。ところが、国際市場との整合性を重視する企画市場局市場課から「英国は禁止。日本が先んじて緩和する必要があるのか」と慎重論が出た。
マネックスグループの決算資料によると、仮想通貨子会社コインチェックが黒字化し
3Q(2023年9〜12月)では利益が4億円に増加したと記載がありますφ(.. )
2023年1月からNASDAQや仮想通貨が復活して価格が非常に上がっている追い風があり
ようやく仮想通貨会社の収益も黒字化を達成できるようになったってことなんでそ
ただ金融庁の仮想通貨取引のレバレッジ規制がいまだに後を引いていることもあって
過去のように本格的に収益が回復しているとは言えない状況がまだ続いています
2020年に金融庁が仮想通貨のレバレッジ上限を2倍に制限したままの状況が続いており、
仮想通貨の業界団体でもレバレッジ条件の緩和にむけて活動をしている様子(´・ω・`)
たしかにコインチェックで巨額の資金流出事件が起きたから、セキュリティを強化するとか信託保全を義務化するとか財産の補填を義務化するとかそれはわかるけど、
だからといってレバレッジを2倍に制限するのはまったく別の話ですよね
通常の外国為替証拠金取引(FX)だってレバレッジ25倍まで許容されてるわけで、
仮想通貨のみ2倍しかレバレッジが許容されないというのはちょっとやりすぎでそ(´・ω・`)
本来なら各通貨ペアのボラティリティ(変動率の高さ)に応じてレバレッジが設定されるべきで、米ドルとトルコリラ円のレバレッジが同じ25倍ってのもおかしな話で
本質的な話として言えば米ドル円は25倍レバならトルコリラ円は10倍で十分ですし
仮想通貨でいうならビットコインやイーサリアムならレバレッジ上限8〜10倍で、その他の通貨はそのボラティリティに応じてレバレッジ上限4〜8倍に設定すりゃいい話でそ
全ての通貨ペアのレバレッジを上限2倍レバに設定すべき本質的な理由はありません。
(トルコリラ円が25倍OKで、ビットコインがレバ2倍に制限ってのはおかしな話でそう)
あくまでレバレッジというの流動性の高さやボラティリティの高さで決められるべき話なので、役人が勝手に気分で決めていくというのはそれこそおかしなはなしでしょ
以前は金融庁の役人は、店頭FXはレバレッジ上限10倍に下げて、自分達の天下り先のくりっく365だけレバレッジ25倍を許容すべきとかキチガイなこと言ってましたし
役人の気分で行政を決めるのは誤りで、やはり合理的な根拠で決めるべきだと思います
マネックス(8698) 741円 −6円 (−0.80%)
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https://finance.yahoo.co.jp/quote/7177.T/chart
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