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みずほフィナンシャルグループ

2024年01月26日

みずほ、幻の楽天証券子会社化 寸止め出資ににじむ配慮

みずほ、幻の楽天証券子会社化 寸止め出資ににじむ配慮
2024年1月23日 2:00 日本経済新聞
みずほフィナンシャルグループ(FG)が2023年12月、楽天証券の株式を追加取得した。楽天証券の株式上場計画が変更を迫られたためで、出資比率は従来の20%から49%まで高まった。交渉過程ではみずほによる楽天証券の子会社化案も浮上した。「株式の過半を譲っても構わない」。切り出したのは楽天グループ側だった。追加出資をめぐる交渉が本格化したのは23年10月ごろ。みずほFG傘下のみずほ証券が楽天証券の株式の過半を取得し、子会社にする案が持ち上がった。
もともと楽天証券の持ち株会社、楽天証券ホールディングス(HD)が東京証券取引所に上場を申請したのは23年7月。楽天グループは保有株の3割程度を売り出し、1000億円規模の資金を調達する計画だった。早ければ23年10月の上場を見込んでいたが、SBI証券が口火を切った手数料ゼロ化競争の影響で収益の下振れリスクが浮上した。機関投資家に様子見ムードが強まり、上場計画は見直しを迫られた。
楽天グループは24〜25年に、携帯電話事業の設備投資のために発行した8000億円規模の社債の償還期限を迎える。今後も多額の運転資金が必要なため、楽天証券を連結対象に残しておくよりも、資金調達を優先する構えだったようだ。みずほ側にとっても、若年層を中心とする楽天証券の顧客基盤は魅力的だった。
最終的に49%にとどまったのは、みずほ側が断ったためだ。理由は大きく2つある。ひとつが子会社にして「楽天色」が薄まれば、楽天証券の将来の成長機会を逃す恐れがあるためだ。一般に楽天証券のようなネット証券には大手証券の対面営業を敬遠して流れてくる顧客が一定数いる。みずほ色が強まると、顧客が他社に流れる懸念が拭えなかった。小所帯で小回りの利くネット証券はある程度自由に経営させた方が、より大きく成長できるとの期待もあった。みずほFG首脳は楽天証券の楠雄治社長を「経営者として信頼している」と手放しで評価する。楽天側にはそれぞれのコーポレートカラーをもじり、「赤を青に無理やり染める必要はない」と伝えていたという。
もう一つの理由が、みずほFGの重要取引先であるソフトバンクグループ(SBG)や傘下企業への配慮だ。みずほ銀行はSBGのメインバンクだ。みずほ証券はソフトバンク系のPayPay証券に34%出資しており、同社の社員約130人のうち20人程度がみずほグループからの出向者だ。楽天証券を子会社化することで「楽天寄り」と受け止められれば両グループの関係にヒビが入りかねない。49%での寸止めは楽天グループの資金調達ニーズを満たし、SBGへの配慮を示せる絶妙なラインだったといえる。
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記事を読む限りでは、楽天グループは資金調達と手許現金を厚くすることを優先して
みずほフィナンシャルグループ側に対して、楽天グループ側から子会社の楽天証券の株の過半数を売り渡してもいいと切り出して提案したようです
しかし、みずほFG側は変に買い取っても自分たちで楽天証券を買収して運用するよりも、
楽天グループ側に運用を任せた方が会社が成長しやすいだろうと考えたからのようです。
(楽天グループとのポイント運用などの連携解除を条件に示されていた可能性もあるでそ)

現実的にいえばみずほFG側がネット証券を運営していくのは無理があると思います(´・ω・`)
ネット系企業を運営した経験も実績もないのでまず不得手というのがあるでしょう。
そもそもみずほ証券のような対面証券が嫌だからネット証券にわざわざ口座開設したのに
その楽天証券が対面証券の傘下に入ってしまったら「なんじゃそりゃ」ってなりますし
楽天証券の既存顧客が逃げ出してしまえば金の卵を産む鶏を殺すだけになりかねません

楽天グループ側としたら、SBI証券の株式手数料無料化に対抗して楽天証券も手数料無料化に踏み切ったことで業績が足元で落ち込むという懸念も大きいのに加え、
機関投資家側が株式手数料無料化の影響を確認してから出ないと上場後の引き受けをしたくないと回答してきたことで上場の見込みが立たなくなってしまい、
上場して換金できる可能性が事実上なくなったので全額売却も検討したのかもしれません

まあ足元では予想されていたよりも株式市場が活性化して市況が好調でもあることから
楽天グループとしては49%売却で終わったことが結果的に幸運だったかもしれませんね
株式手数料収入は丸ごと失ったとしても、市況が回復すれば投信手数料などは増えるので

楽天グループ(4755) 684.7円 +23.2円 (+3.51%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=4755
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4755.T/chart

2023年12月07日
楽天グループ、楽天銀行株を追加売却 約700億円

2023年11月16日
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2023年07月05日
三木谷「楽天証券はオレの財布!せや上場もして集金したろ」

2023年08月10日
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2022年10月07日

みずほFG傘下のみずほ証券、楽天証券に800億円の出資で高値掴み乙

みずほ、楽天証券に2割出資発表 ネットと対面融合
2022年10月7日 11:37 日本経済新聞
みずほフィナンシャルグループ(FG)楽天グループは7日、みずほ証券と楽天証券ホールディングス(HD)の資本業務提携を正式発表した。みずほ証券が楽天証券HD傘下の楽天証券に約2割出資する。対面サービスとオンライン取引基盤を掛け合わせ「ハイブリッド型の総合資産コンサルティング」を目指すと掲げた。みずほ証券が楽天証券HDから楽天証券株の約2割を800億円で買い取り、持ち分法適用会社とする。株式の取得は11月1日を予定している。
楽天証券の顧客にみずほ証券の対面コンサルティングを提供したり、みずほ証券が引き受けた株式や債券を楽天証券に販売委託したりして連携する。みずほの銀行顧客に対しても楽天証券で扱う商品を紹介し、選択肢を増やすことで幅広い世代の資産形成にも貢献する。

みずほ出資の裏に楽天の苦境 楽天証券に800億円検討
2022年10月7日 2:00 日本経済新聞
「楽天証券への出資に興味はありませんか」。7月下旬、楽天は国内の金融機関にこう打診した。声をかけられたのは三菱UFJFG大和証券グループ本社、そしてみずほだった。ネット証券の強化が課題の三菱UFJは51%以上の出資が難しいとみるや早々に見送った。すでにKDDIと共同出資のauカブコム証券を展開し、主導権を握れない少額出資は魅力的でないと判断した。
大和証券は対面営業を軸に置き、自前で店舗網を拡充している。もともと興味を示す可能性は低かったが、楽天の主幹事証券を務めるなど親密な関係にあるため、声をかけないわけにはいかなかったようだ。
みずほ内でも議論は割れていたようだ。「ネット証券は手数料が低く採算がとりにくい。本当にシナジーがあるのか」「PayPay証券を共同設立したソフトバンクとは次世代金融の戦略提携を結んでいる。裏切りと思われないか」。慎重論が出るのも当然だった。
楽天証券の2021年12月期の純利益は90億円、持ち分法投資利益として取り込めるのはその2割。今回の800億円の出資を全体の企業価値に引き直すと4000億円で楽天証券を評価したことになり、業界から「割高」との声も上がる。
「10年先への投資だな」(みずほ首脳)。それでもみずほは出資に傾いた。6月に三井住友FGがSBIホールディングス(HD)への1割出資を発表した際、みずほはSBI証券を取り込むチャンスを失った。楽天から持ちかけられた出資話に「乗った」のは、他社に押さえられる前に将来の潜在力に賭けるべきだと考えたためでもある。
楽天は金融子会社の2社を上場させる方針を掲げている。楽天銀行は上場を申請し、東証が審査を続けている。楽天証券の親会社である楽天証券HDは正式な申請前の段階だ。年内の資金調達は不透明だった。みずほが出資するおよそ800億円は、いったん楽天証券HDに入るが、上場前に配当で楽天本体に融通されるとの見方がある。

みずほ、デジタル巻き返し 7年ぶり大型投資は楽天証券
2022年10月7日 20:00 日本経済新聞
21年はみずほ銀行でシステム障害が相次ぎ、1年ほどは対応に追われた。首脳陣が一斉退陣し、顧客の信頼回復とシステムの安定稼働が最優先事項となるなか再発防止に経営資源を集中させた。アプリのリニューアルも遅れ、新規事業の開発の多くは後回しになっていた。木原正裕社長率いる新体制の大きな課題がデジタル分野での巻き返しだった。
みずほは協業先を1つに絞らず幅広く連携するスタンスだ。ネット証券ではソフトバンクとPayPay証券に共同出資し、LINEと開業準備を進めているLINE銀行はシステムの開発が遅れているが、22年度内の設立を目指す方針を掲げている。「魅力的な経済圏へのアクセスは色々持っておきたい」(みずほ幹部)と複数のデジタル経済圏に触手を伸ばす。
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ニュース的にはみずほフィナンシャルホールディングスが出資したと勘違いしがちですが
実際には出資したのはあくまでその子会社のみずほ証券ですね(´・ω・`)
みずほグループの証券会社が楽天グループ傘下のネット証券に出資したってこと

しかも出資先は楽天グループのその子会社の金融部門トップの楽天カードの
さらに子会社の楽天証券ホールディングスの子会社の楽天証券に出資しただけΣ(・ω・ノ)ノ
これって出資決めたみずほFHがとんでもなく高値で騙されて掴まされた感が強い
確かに楽天証券は預かり資産が16.5兆円で口座数は800万口座以上に増えてきてるし
将来性はあるから出資することが悪いとは思はないけど異常なまでに高値ですよね

赤字とはいえ有力子会社を多数抱えた楽天グループの時価総額は1兆円と少しです。
その子会社の楽天カードの孫会社でしかない楽天証券の時価総額が4000億円とか
冷静に考えたら楽天証券の時価総額がかなりおかしいことに気がつきます(´・ω・`)
もうすぐSBI証券が手数料無料化しそうなのでネット証券は業績悪化傾向が強いわけで
同業種である松井証券の時価総額が2,030億円という前提で比較するなら
楽天証券の時価総額はせいぜい2,500億円、高く見積もっても3,000億円以下でしょφ(.. )
楽天証券のたった20%の株を買うだけで800億円払うとかボッタクリバーみたいですね

みずほ銀行の顧客に楽天証券を紹介することができるようになったら楽天側には大きなメリットがあるし、むしろ楽天側にかなり片寄ってメリットが大きく存在しますけど
楽天証券のお客にみずほ証券の金融商品を売ってもあんまメリットはないでしょう
記事の中には楽天証券の顧客にみずほ証券の対面コンサルティングサービス提供とあるけど
そもそも楽天証券利用者は対面が嫌だからわざわざネット口座作って取引しているわけで
いきなり対面コンサルティングサービスなんて提案されても気持ち悪いだけですよね
むしろ自分の電話番号をみずほ証券に共有されて営業電話かかってきたらブチギレでそ

今回の記事を読んで一番驚いたのがLINE銀行の触れている内容が存在したことですΣ(・ω・ノ)ノ
LINE銀行ってもう4年近く前に発表されてたネタで、そのままずっと聞かなくなったので
てっきりLINEとYahoo!グループの中で揉めて立ち消えになったと思っていたので、
(LINEとYahoo!がひっついてすでにジャパンネット証券が存在していたから)
2022年度内つまり2023年3月までにLINE銀行が開業予定ってのは少し驚きでした

ちなみに最近はLINEグループが台湾やタイ?あたりの海外でネット銀行を設立しています
本来なら遅くとも2年半以内にはネット銀行なんて設立されて開業できるわけですから
国内のLINE銀行の設立が4年近くかかっておくれているのはそうとう異常な事態です
例のみずほ銀行のシステムトラブルの件でLINE銀行の許認可が下りなかったのかもですね

楽天グループ(4755) 672円 −13円 (−1.90%)
https://kabutan.jp/stock/?code=4755
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4755.T/chart
時価総額:1兆675億円

松井証券(8628) 783億円 +6円 (+0.77%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8628
https://finance.yahoo.co.jp/quote/8628.T/chart
時価総額:2,030億円


ss2286234570 at 08:49|PermalinkComments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加