yogurting ヨーグルティング

2025年01月25日

PayPay証券2024年度は48.1億円の赤字、さらに2025年第2四半期は13.8億の赤字

ネット証券5社の牙城を崩すPayPay証券の破壊力、
破竹の勢いで口座数伸びるが収益力で課題残す
https://toyokeizai.net/articles/-/795316
2024/08/14 5:30 東洋経済
これまで顔ぶれが固定されてきた「ネット証券主要5社」に、新たな勢力が割って入ろうとしている。「初心者マーケットNo.1」を唱え、急速に口座数を伸ばしているPayPay証券だ。ネット証券5社の中では、SBI証券と楽天証券の「2強」が抜きんでている。PayPay証券の番所健児社長は「2強に次ぐ第3極としてのポジションが確立されつつある」と、業界内で存在感を高める自社の成長に自信を深める。
すでに実績が出ているのが、今年から新制度に移行したNISAだ。PayPay証券の6月末のNISA口座数は30万を超え、松井証券とauカブコム証券を抜いて4位に浮上した。
しかもNISA口座の申し込みを開始したのは、わずか9カ月前の2023年10月。「他の陣営が長年にわたって(NISAを)手がける中、わずかな期間でここまで支持をいただき(足元でも)増加の勢いは変わっていない」(番所社長)。
一方で、収益性の観点では課題を残している。
前身のOne Tap BUYをPayPay証券に名称変更したのは2021年2月。以来、赤字が続いており、「数年以内に(単年度黒字を)達成できるところまで来ている」(番所社長)と言うが、達成時期については明言を避ける。PayPay証券は、顧客の預かり資産を増やすことで収益の拡大を目指すストック型のビジネスを志向している。だが、現時点では投資初心者によるNISAでの運用が軸になるので、どうしても1人当たりの投資額が小さい。そのうえ、投資信託の信託報酬が極限近くまで下がる中では、顧客を爆発的に増やさなければ収益化を図ることは難しい。口座の稼働率も他社に見劣りしている可能性がある。例えば、楽天証券では2024年6月の総合口座の稼働率が64.3%、NISA口座の稼働率が74.1%にのぼるが、PayPay証券は稼働率を公表していない。ある証券アナリストは「投資初心者は口座を開設しても実際の買い付けには至らないケースが目立つので、稼働率が他社よりも低い可能性が高い」と見る。
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その後発表されたぴったりの赤字48億1,794億円と過去最大の赤字でした(((( ;゚д゚)))
昔はせいぜい年間16億とかの赤字でしたが、さすがに40億円超えてくるとヤバいですね
なんせ2023年度と2024年度のたった2年で合計赤字額が93億7,767万円なので100億手前。
このまま赤字額が増えて行くとたった4年間で190〜200億の損失が発生する計算
損失額そのものは基本的に年々増えてるんで4年間で200億の損失を超える計算です。

PayPay証券 ディスクロージャー
https://www.paypay-sec.co.jp/corporate/discloser/

2024年3月度通期決算(2023/4〜2024/3)
https://www.paypay-sec.co.jp/corporate/pdf/discloser/results_202407.pdf
営業収益  19億7,899万円
営業利益 −43億9,774万円
経常利益 −44億0836万円
当期利益 −48億1,794万円

2023年3月度通期決算(2022/4〜2023/3)
https://www.paypay-sec.co.jp/pub-web/corporate/discloser/pdf/results_202307.pdf
営業収益  13億5,012万円
営業利益 −33億7,838万円
経常利益 −33億8,287万円
当期利益 −45億5,973万円


2022年3月期通期決算(2021/4〜2022/3)
https://www.paypay-sec.co.jp/pub-web/corporate/discloser/pdf/results_202207.pdf
営業収益    9億9,762万円
営業利益 −31億2,334万円
経常利益 −31億5,414万円
当期利益 −31億5,794万円


2021年3月期通期決算(2020/4〜20213)
https://www.paypay-sec.co.jp/pub-web/corporate/discloser/pdf/results_202107.pdf
営業収益    7億5,007万円
営業利益 −16億8,592万円
経常利益 −16億8,597万円
当期利益 −16億7,736万円

LINEヤフーグループではすでに大赤字のLINE証券が実質廃業して撤退しましたが

自己資本規制比率 【2024年3月31日現在】
https://www.paypay-sec.co.jp/corporate/pdf/discloser/car202403.pdf
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自己資本規制比率 【2024年6月30日現在】
https://www.paypay-sec.co.jp/corporate/pdf/discloser/car202406.pdf
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自己資本規制比率 【2024年9月30日現在】
https://www.paypay-sec.co.jp/corporate/pdf/discloser/car202409.pdf
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PayPay証券なんてどう転んでもこの先ずっと赤字続きなのはまず変わらないですし
四半期毎に決算の記事書いても「今年も赤字額が拡大しました」でお終いなので
今回は手短にまとめて2025年度4月〜9月の半期の決算について書いていきますφ(.. )

上の図にあるよう2024年3月末から2024年6月末の第1四半期においては
78億9,500万円から73億5,300万円に残存資本が減少してるので赤字額が推定できます

4〜6月の四半期業績:65億0,900万円−78億9,500万円=−5億4,200万円の赤字

さらに上の図を参考に2024年3月末から2024年9月末までの第2四半期においては
78億9,500万円から65億0,900万円へと残存資本が減ってるので赤字額が推定できます
第1四半期は−5.42億円でしたが、第2四半期だけでいえば赤字が−8.42億円の赤字。
したがって2024年4月〜9月の半期決算でいえば−13億8,600万円の赤字という計算ですね
ちなみに1年前の2023年4〜9月の第2四半期は−10.68億円の赤字だったので、またしても今期の決算の赤字額が過去最高値を更新してるという悲惨さです
PayPay証券の序盤は赤字少なめで後半で赤字が一気に嵩む追いこみ馬タイプなので🐴
このまま順調にいけば2025年度も50〜55億円程度の赤字額に着地しそうな気配だおね。

4〜9月の四半期業績:73億5,300万円−78億9,500万円=−13億8,600万円の赤字

LINEヤフーグループではすでに大赤字のLINE証券が実質廃業して撤退しましたが
(廃業すると顧客に迷惑がかかるので最終的には証券部門が野村證券に吸収された)
LINEヤフーグループの癌でもあるPayPay証券はまだ廃業というか吸収されてません
おそらく吸収先になるであろうみずほ証券が強く反対してるからでしょうφ(.. )

LINE証券は野村證券が親会社でもあり、経営者を出向させてた責任もあったので最終的に誰も買い手がない場合は野村證券が引き取って吸収しました。
しかしPayPay証券は本来はソフトバンクGが買収してLINEヤフーグループに押しつけて
その過程でなぜかみずほ証券にも責任を押し付けて出資を迫った経緯があります(´・ω・`)

みずほ証券は嫌々PayPay証券の出資に参加させられただけで経営に責任はありません
だからこそみずほ証券はPayPay証券の処分と吸収を嫌がって抵抗してるんでそう・・・
結果的に、LINEヤフーグループは大赤字のPayPay証券の廃業もできず身売りもできないので大赤字のまま撤退・廃業もできずに処分に困ってるというわけです(´・ω・`)

証券会社はお客から資金や株式を預かっているので勝手に廃業や撤退はできません(´・ω・`)
そのように規制しないと個人投資家の資産がどこかに行って回収できないからです。
(ずっと以前、南証券という会社が破綻して社長が失踪した事件で規制が厳しいから)
だからこそLINE証券は野村證券に証券部門を移管して証券部門から撤退ができた訳です

PayPay証券は2024年度末の2024年3月時点で累損が220億円を突破していたわけですが、
2024年9月末においては更に累損が膨らんで233〜234億円の累損と推定します(´・ω・`)
このまま順調に赤字が膨らめば2027年度末には累損300億円を超えそうですね
でもPayPay証券は移管先が首を縦に振らないので撤退すらできない状態と思われます・・・

LINEヤフー(4689) 447.8円 +7.1円 (+1.61%)

2024年07月04日
PayPay証券、2024年3月期は推定48億円の赤字、累損は推定220億円を突破!

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-07-04.html

2024年03月08日
PayPay証券、2024年第3四半期は13.8億の赤字 累損202億円突破!

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-03-08.html

2023年11月24日
PayPay証券、2024年第2四半期は10.68億の赤字、累損もうすぐ200億円

2023年08月11日
PayPay証券2023年度は45.6億円の赤字、さらに2024年第1四半期は6.77億の赤字

2023年06月17日
LINE証券の撤退に続いて、PayPay証券も1〜2年以内に撤退でそ

2023年05月12日
PayPay証券、2023年度通期決算(2022/4〜2023/3)は推定45.6億円の赤字

2022年07月30日
PayPay証券 2021年赤字16億→2022年31億に倍増ゲーム
https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2022-07-30.html


ss2286234570 at 07:48│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 スマホ証券 | 撤退・廃業

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