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2024年11月02日

外為どっとコムがマネーパートナーズを完全子会社化へ、1株475円でTOB

マネーパートナーズグループ、FX同業者の外為どっとコムによるTOBを受け入れ
https://maonline.jp/news/20241031i
2024-10-31 M&Aオンライン
マネーパートナーズグループは31日、伊藤忠商事の持ち分法適用関連会社でFX事業の外為どっとコム(東京都港区)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れると発表した。外為どっとコムはFX事業が成熟期を迎えて競争が激化する中、独力での成長には限界があるとして、同業を傘下に収め、事業規模の拡大やシステムコスト削減などを通じて競争力を高める。買付代金は最大154億円。
マネーパートナーズグループはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決めた。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場は廃止となる見通し。
同社株の買付価格は1株につき475円で、TOB公表前日の終値205円に131.71%のプレミアムを加えた。買付予定数は3259万9599株。下限は所有割合66.67%にあたる2173万3000株に設定した。18.49%を所有する筆頭株主の大和証券グループ本社をはじめ、複数の主要株主が合計36%余りの株式をTOBに応募する予定。


マネパGはカイ気配スタート、外為どっとコムがTOB
https://minkabu.jp/news/4056123
2024/11/01 09:09 みんかぶ
マネーパートナーズグループ<8732.T>はカイ気配スタート。10月31日の取引終了後、同業の外為どっとコム(東京都港区)から完全子会社化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格の1株475円にサヤ寄せする格好となっている。
外為どっとコムはこのTOBを通じて、より強固な経営基盤を確立し、相互の知見やノウハウを活用した付加価値の高い商品・サービスを開発したい考えにある。買い付け予定数は3259万9599株(下限2173万3000株、上限設定なし)、買い付け期間は11月1日から12月13日まで。TOB成立後にマネパG株は上場廃止となる予定



上場企業でもあるFX業者のマネパ(マネーパートナーズグループ)が
非上場のFX業者の外為どっとコムに1株475円という非常に高い価格でTOBされました。
TOB公表前日の株価が205円だったことを考えるとなんと2.31倍も高い価格です

マネパGは赤字ではないものの基本的には年々右肩下がりの業績が続いてましたし
近年ではスプレッドも広いしスワップポイントも猛烈に悪くて使い勝手が悪いしで
ユーザー離れが起きておそらくFX取引をしてる個人投資家においても「ああ、昔マネパなんてあったなあ」くらいの感想を持たれるくらいの会社ではないでしょうか
少なくとも現在おいてはマネパを利用するメリットはほぼ無いように思います(´・ω・`)

さてマネパを買収した外為どっとコムの大株主は今も昔もおそらくオリエント貿易でそ。
商品先物会社のオリエント貿易がほぼ60%近い株を持っていたと思いますφ(.. )
一方で外為どっとコムの40.19%の株を所有していた澤田ホールディングスは、経営者の澤田氏が2020年新型コロナ以降にHIS救済するために何度も自腹で増資に応じており
その資金調達のためにも澤田ホールディングス(現HSホールディングス)がかなり安値で、しかも緊急に外為どっとコムの保有株40.19%を売却したものと思われます

もちろん絶対そうだとは言い切れませんが、業績寄与度の高い外為どっとコムの株を
しかも業績がよくて安定してる外為どっとコムを安値で売る必要はなかったはず(´・ω・`)
かなりのディスカウント価格の安値で売ってたんでおそらくは見立て通りでしょう。

その一方で、外為どっとコムの株を40.19%購入した伊藤忠の動きも謎ですよね
確かに伊藤忠は伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)を所有しており、様々な金融機関にもシステム開発や基幹システムの提供をしている大手ではあるもの
伊藤忠グループ自体はすでにFX会社(FXプライム)や先物会社(伊藤忠フューチャーズ)などの金融機関を傘下に持ってましたけどすべて売却したか会社畳んでる状況なので
いまさら外為どっとコムやマネパをドンドン買い増していくのは謎なところです

そもそも現在において伊藤忠は外為どっとコムの40.19%しか持ってないわけなので
決定的な経営判断をできるだけの大株主でもないし支配権も持っていません。
一番考えられる理由としては、外為どっとコムの大株主であるオリエント貿易と伊藤忠が
伊藤忠の資金力を使ってFX会社をどんどん買収して会社合併と統合ををすすめて行き
最終的には一番高い価格で対面証券や大手ネット証券あたりに高額で売却する算段なのではないかというのが個人的な予測ですにょ(σ´∀`)σ
(そもそも伊藤忠にとって長期的に外為どっとコムの株を保有する意味がないですし)
今回の買収でマネパもおそらく外為どっとコムと統合されてしまうと思います

エイチ・アイ・エス大株主
1014










マネーパートナーズグループ大株主
1013










伊藤忠、外為どっとコムを持ち分法に 129億円で株取得
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC130JD0T11C21A2000000/
2021年12月13日 15:33 日本経済新聞
伊藤忠商事は13日、外国為替証拠金(FX)大手の外為どっとコム(東京・港)の株式40.19%を取得し、持ち分法適用会社にすると発表した。取得額は129億円。資産運用に関する需要の広がりをうけ、FX取引が伸びている。伊藤忠は出資を通じて個人向けの金融ビジネスを強化する。
外為どっとコムの第2位株主である投資会社の沢田ホールディングスから、保有する全株式を取得することで合意した。外為どっとコムは証拠金を元手にするFX取引を個人向けに展開する事業者で、口座開設数は50万程度。長期的な運用ができる積み立て型のサービスや、FX関連の情報発信に力を入れている。
伊藤忠はクレジットカード事業や給与前払いアプリ、金融教育サービスなどをグループ会社に抱え、個人向けの金融事業を強化している。FXアプリの利用者向けに他の金融商品を販売するほか、展開中の金融サービスでFX取引を紹介することを想定する。資産状況に応じた投資など、消費者目線の金融サービスの開発をすすめる。



伊藤忠商事(8001) 7,552円 −101円 (−0.32%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8001

マネーパートナーズグループ(8732) 294円 +80円 (+37.3%)

2021年12月16日
伊藤忠、外為どっとコムを持ち分法に 129億円で株取得

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2021-12-16.html

2021年10月14日
GMOフィナンシャルHD ワイジェイFXを子会社化

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2021-10-14.html

2021年05月25日
GMOフィナンシャルHD、ヤフー傘下のFX事業を買収へ 300億円で

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2021-05-25.html


ss2286234570 at 07:16│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 FX業者 | TOB

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