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2024年06月23日

ネット銀行 2024年3月期4Q(2023年4月〜2024年3月) 通期業績比較

ネット銀、預金3年ぶり伸び率 楽天など経済圏で獲得
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB235EY0T20C24A5000000/
2024年6月10日 5:00 日本経済新聞
インターネット銀行の預金量が大幅に増えている。主要6行の2024年3月末の預金残高は1年前に比べ18%増の約34兆円となり、3年ぶりの高い伸び率となった。楽天銀行やauじぶん銀行などは、預金金利やポイントなどでグループ内の「経済圏」を連携させた戦略で顧客の取り込みを図っている。
預金規模が1兆円超の主要6行(楽天銀、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、auじぶん銀、PayPay銀行、大和ネクスト銀行)の残高を集計した。ネット銀行の預金増加ペースは23年3月末の11%から加速し、残高水準は過去最高を更新した。21年3月末に26%増えたが、新型コロナウイルス禍で個人が消費を手控えて貯蓄に回したため、預金残高が大きく膨らんだとみられる。ネット銀の預金量の増加幅は他の銀行よりも大きい。24年3月末の第一地銀62行の預金残高の伸び率は2%、都市銀行5行は3%だった。24年3月末の主要6行の預金残高の平均は5.7兆円となり、10年前と比べると3.6倍になった。全国銀行協会の統計を基に算出した第一地銀62行の総預金量の平均(5.3兆円)を上回った。預金が前の期比15%増の10兆5402億円と10兆円の大台を超えた楽天銀は、預金規模で第一地銀上位の静岡銀行(11兆9975億円)に近づいてきている。
メガバンク各行は預金量が150兆円を超えており、依然として大きな差がある。楽天銀は楽天証券との口座連携で、通常0.02%の普通預金金利を年0.1%に引き上げている。24年1月からの新NISA(少額投資非課税制度)の追い風を受け、3月末時点での口座数は11%増の1523万口座になった。
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ソニー銀行、純利益2.3倍の289億円 24年3月期
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB211XX0R20C24A5000000/
2024年5月21日 20:59 日本経済新聞
ソニー銀行が21日発表した2024年3月期の純利益(非連結)は前の期比2.3倍の289億円だった。貸出金利息や海外金利の上昇に伴う有価証券の運用収入の増加が収益をけん引し、本業のもうけを示す業務純益は23%増の217億円となった。
24年3月末時点の貸出金残高は15%増の3兆4626億円だった。そのうちの大半を占める住宅ローンの増加が寄与した。米金利の上昇を背景に有価証券利息配当金が74%増の412億円となったのが増益を支えた。有価証券利回りは4.27%と前の期比で1.63%拡大、一方で資金調達利回りも上昇して総資金利ざやは横ばいになった。




楽天銀行 2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31) 
https://www.rakuten-bank.co.jp/company/disclosure/pdf/situation-240513.pdf
経常収益 1,379億5,000万円(+14.3%)
経常利益    483億6,700万円(+23.4%)
最終利益    250億7,700万円(+23.2%)

預かり残高 10兆5,402億円(+2.1%)
累計口座数 1,523万0,000口座(+3.2%) 
預かり増加金額 +2,205億円
口座増加数  +480,000口座
一口座あたりの預かり残高 69万2,068円
従業員数 886名(+50人)

住信SBIネット銀行 2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7163/tdnet/2434382/00.pdf
経常収益 1,185億7,200万円(+20.9%)
経常利益    348億4,600万円(+18.6%)
最終利益    248億4,500万円(+24.6%)

預かり残高 9兆4,658億円(+2.6%)
累計口座数 726万0,000口座(+5.4%)
預かり増加金額 2,418億円
口座増加数  +37万7,000口座
一口座あたりの預かり残高 130万3,833円 
従業員数 不明

ソニー銀行 2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31)
https://sonybank.net/pdf/SB_FY2023.pdf
経常収益 1,019億0,600万円(+40.8%)
経常利益    240億8,400万円(+25.8%)
最終利益    289億4,100万円(+131.3%)

預かり残高 4兆3,312億円(+3.4%)
累計口座数 193万0,000口座
預かり増加金額 +1,441億円
口座増加数  不明
一口座あたりの預かり残高 224万4,145円
従業員数 655名(+63人)

じぶん銀行 22024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31)
https://www.jibunbank.co.jp/corporate/financial_information/pdf/statement_20240510.pdf
経常収益 816億0,200万円(+23.3%)
経常利益 170億4,900万円(+179.4%)
最終利益 120億9,100万円(+186.2%)

預かり残高 3兆8,827億円(+6.2%)
累計口座数 596万7,000口座(+5.3%) 
預かり増加金額 +6,444億円
口座増加数 +22万3,000口座
一口座あたりの預かり残高 65万0,711円
従業員数 596名(+72人)

大和ネクスト銀行 2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31)
https://www.bank-daiwa.co.jp/about/disclosure/financial/financial_statementsfy2023.pdf
経常収益 1,069億8,400万円(+75.4%)
経常利益    105億5,600万円(+25.8%)
最終利益      73億3,700万円(+131.3%)

預かり残高 4兆5,286億円(+0.02%)
累計口座数 178万6,000口座(+1.3%)
預かり増加金額 +12億円
口座増加数  +2万3,000口座
一口座あたりの預かり残高 253万5,610円
従業員数 96名(−7人)

PayPay銀行 2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31) 
https://www.paypay-bank.co.jp/company/financial/2024.pdf
経常収益 604億3,400万円+20.4%)
経常利益 102億3,800万円+56.5%)
最終利益   70億5,000万円57.2%)

預かり残高 1兆7,800億円(−0.9%)
累計口座数 789万0,000口座(+4.0%)
預かり増加金額 164億円
口座増加数  +31万0,000口座
一口座あたりの預かり残高 22万5,614円
従業員数 671名(+82人)

※業績は前年同期比、つまり1年前との比較です。
※口座数や預かりの増減は2023月12末の3ヶ月前との比較です。
※従業員数の増減は前年同期との比較です。
※社名が変わったのでジャパンネット銀行はPayPayに変更しました。

ネット銀行の第4四半期(通期)決算が出そろったので各行の業績比較をまとめました
じぶん銀行やPayPay、大和ネクスト銀行はそもそも去年の決算がよくなかったので結果的に伸びが大きく見えていますが、それでもよく伸びています
ソニー銀行は関係会社の株式売却益が特別利益としていきなり+160億円のっていて
その影響が大きく出て最終利益がやたら大きく膨らんでいるようですφ(.. )

ネット銀行は2020年3月に始まったコロナ過の影響で、ATMや銀行窓口での振込入金が一気にネット振込に切り替わりはじめたことをきっかけに伸び始めました
もちろんそれまでも伸びてはいたのですが、日銀によるマイナス金利の導入などもあって2019年以前は成長力がやや低下して伸び悩んでたのが実情でした(´・ω・`)
結果的にですが、コロナ過がネット銀行のネット振込を加速させ、またPayPayのようなバーコード決済の拡大・促進を爆発的に加速させたのは間違いないでしょう

今回の通期決算資料で確認してみると、相変わらず従業員の伸びが高いままですね
ネット銀行の業容や事業が拡大してるからこそ従業員を増やしてるのだと思われます。
大和ネクスト銀行はともかく、毎年10%以上従業員が右肩上がりに増えてるってことは
先行きに対してかなり強気の成長を期待して人を増やしてるってことなんでそう(´・ω・`)

テレビを見てると最近はソニー銀行のCMがやたら目立つような気がしますΣ(゚д゚;)
特別利益で大きく稼いだ金をCMにつぎ込んで、将来の収益拡大のため外貨預金とか住宅ローンの売上げを伸ばそうとしてるのかな〜とそんなことを感じました📺

楽天銀行(5838) 2,856円 +39円 (+1.38%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=5838
https://finance.yahoo.co.jp/quote/5838.T/chart
時価総額:4,983億円
通期決算で増配した住信SBIネット銀行は上がったものの配当開始のお知らせのなかった楽天銀行は失望されたのか急落して株価がしばらく低迷しました(´・ω・`)
しかし2,600円台の前半で仕込もうと指してた指値注文はことごとく約定せずの結果(´Д⊂)
2,600円台ではちょっぴり買い増ししただけの結果で株価調整も終えた感じですね

住信SBIネット銀行(7163) 2,911円 −50円 (−1.68%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=7163
https://finance.yahoo.co.jp/quote/7163.T/chart
時価総額:4,390億円
住信SBIネット銀行の株価については4カ月前の2月23日に書いた通りの結果でした(´∀`*)
楽天銀行より住信SBIネット銀行は業績的には劣るものの時価総額的にはかなり低めだったので、株価がかなり割安となり5〜6月から上昇しそうだと書きました
割安でもあったし、日銀がマイナス金利を撤廃して利上げを容認していくのであれば
(期待値もこめて)株価が再評価されて上がっていくだろうと強気で予想してたのですが
その強気の期待よりもはるかに株価が急上昇して時価総額が爆増しましたにょ(σ´∀`)σ

このブログのネット銀行の古い記事を読み直していくと気が付きますが
かつては住信SBIネット銀行と大和ネクスト銀行は資金運用で稼いでいたのですが
日銀がマイナス金利を導入した直後から営業利益が25〜35%くらい激減しました(´・ω・`)
まあそもそも昔は楽天銀行より住信SBIネット銀行の方が営業利益は多かったわけです
ところが、マイナス金利導入ショックで住信SBIネット銀行は業績が急激に悪化して
それ以降は楽天銀行に追い抜かれて負けるという事態がその後ずっと続いてますφ(.. )

でもそもそもマイナス金利導入前ははるかに住信SBIネット銀行が稼いでたわけなので
日銀がマイナス金利を撤廃してしまえば利益が爆増するのは当然の結果なんですよね
しかもこの点は住信SBIネット銀行の資料でも大きく取り上げられていました
そう考えると住信SBIネット銀行の株価上昇極めて当たり前の結果だったわけです
なんせMAXで2月から時価総額が2,855億円⇒4,788億円2,000億円増えてましたし。


住信SBIネット銀行 大株主情報
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三月さんというコテハンで知られる長期投資で有名なあの個人投資家の人も
業績の上振れ期待が強かったので買い増しして当然だし、そりゃそうだって話です。
自分自身も住信SBIネット銀行の株を春先からさらに買い増ししてきたわけですが
やっぱり三月さんはこのへん抜け目がないというか投資が上手いなと思いますφ(.. )

2024年02月23日
ネット銀行 2024年3月期3Q(2023年4月〜2023年12月) 第3四半期業績比較

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-02-23.html

2024年02月01日
住信SBI銀が大幅続伸、住宅ローン実行額増加し4〜12月期最終益25%増

2023年12月10日
ネット銀行 2024年3月期2Q(2023年4月〜2023年9月) 第2四半期業績比較

2023年10月13日
ネット銀行 2024年3月期1Q(2023年4月〜2023年6月) 第1四半期業績比較

2023年06月23日
ネット銀行 2023年3月期4Q(2022年4月〜2023年3月) 通期業績比較




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