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2025年07月04日

ネット証券2025年3月期3Q(2024年4月〜2024年12月) 四半期業績比較

ネット証券5社が32%増益 4〜12月、信用取引やFXで
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB125JD0S5A210C2000000/
2025年2月12日 19:26 日本経済新聞
主要ネット証券グループ5社の2024年4〜12月期決算が12日、出そろった。純利益は合算で1163億円と、前年比32%伸びた。大手2社が23年秋に日本株手数料を無料にし、売買手数料収入には下押し圧力がかかるが、信用取引の手数料増加や外国為替証拠金取引(FX)、投資信託での増収が業績を押し上げた。
SBIホールディングス(HD)、楽天証券、マネックスグループ松井証券、三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)の決算が出そろった。マネックスGが12日発表した決算は58億円の最終赤字(前年同期は65億円の黒字)。子会社のコインチェックグループが米国市場に上場したことに伴う一時的な費用171億円を除けば、黒字になるという。
SBIHDは傘下のSBI証券の純利益が過去最高となったほか、SBI新生銀行も好調だった。楽天証券も営業利益は増加した。
23年秋にSBI証券と楽天証券が日本株の売買手数料ゼロ化に踏み切った。売買手数料収入には下押し圧力がかかり、SBI証券では24年4〜12月期に285億円(試算値)の逸失収益があった。三菱UFJeスマート証券は、手数料優遇プランの拡大で手数料収入が減り、28%の減益だった。ただ、無料化や新たな少額投資非課税制度(NISA)で個人投資家の裾野が拡大したことによる関連収益の増加が補っている。特に伸びたのは、信用取引などの金融収益だ。SBI証券では金融収益が前年同期比3割増えた。
新NISAで投信の残高が伸びたことも寄与した。楽天証券では24年12月時点の投信残高が前年同期比86%増えた。松井証券ではFXの収益が24年度に入ってから急増している。
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SBI証券 2025年3月期 第3四半期(2024/4〜2024/12)決算
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/tanshin_250207.pdf
営業収益1784億2,600万円(+17.6%)
営業利益  604億8,900万円(+13.8%)
経常利益  599億5,500万円(+10.9%)
当期利益  389億3,100万円(+  7.5%)

楽天証券 2025年3月期 第3四半期(2024/4〜2024/12)決算
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20250203_02.pdf
営業収益 989億1,800万円(+14.7%)
営業利益 226億2,700万円(+  7.7%)
経常利益 243億7,600万円(+  8.2%)
当期利益 135億0,700万円(−16.5%)

GMOフィナンシャルHD 2025年3月期 第3四半期(2024/4〜2024/12)決算
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS93479/69efdca110e8/140120250204562306.pdf
https://www.gmofh.com/ir/news.html
営業収益 403億8,900万円(+  6.9%)
営業利益   45億7,400万円(−57.1%)
経常利益   42億7,200万円(−58.3%)
当期利益   19億4,500万円(−63.9%)

カブドットコム 2025年3月期 第3四半期(2024/4〜2024/12)決算
https://kabu.com/pdf/Gykpdf/accountingline/shihanki2024_12.pdf
営業収益 178億5,700万円(+  4.8%)
営業利益   22億2,900万円(−29.8%)
経常利益   22億2,200万円(−31.5%)
当期利益   12億4,700万円(−27.9%)

マネックスグループ 2025年3月期 第3四半期(2024/4〜2024/12)決算
営業収益 555億4,500万円(+20.5%)
営業利益  不明
経常利益−69億3,900万円
当期利益−58億3,500万円

今回もネット証券の2025年度3月期3Qの決算をまとめて比べてみたにょ(σ´∀`)σ
マネックスはコインチェックを買収して会社の形が大きく変動したので
マネックス証券単体ではなくマネックスグループの決算で比較していますφ(.. )
同様に、クリック証券は単体決算を開示してないので
金融部門だけのGMOフィナンシャルホールディングスの連結決算で比べています。
また3月決算から12月決算に変更されてたので差し引きして3月期決算に調整しています
(文字数喰うし長くてめんどくさいので以下GMOFHDに省略)

最近はネット証券各社の決算期や損益計算書のフォーマットの大きな差異などがあり
(決算期も異なるし、マネックスGはIFRS対応によって営業利益すら正しい表記がない)
各社をまとめて比較をするのが非常に面倒で手間なので記事を書かなかったんですが、
住信SBIネット銀行を全株売ったりその他の保有株もあらかた売り終わったりで、投資研究にかける時間が少なくて済むようになって余裕時間が増えたので再開します

2023年4〜12月は特に前半で相場が盛り上がって株価もよく上がっていたので、
2023年比では2024年は伸びが低いというかマイナスのネット証券会社が多めでした
2024年はマネックスGは子会社のコインチェックをNASDAQに上場させたわけですが
上場のための一時的な費用がなんと171億円も発生してしまい大赤字に転落してます

GMOFHDは店頭FXや店頭CFD取引の業績は良くて売上高も伸びてはいたようですが、
これまた営業利益やその他の利益がそれぞれ大きく減っていたようです(((( ;゚д゚)))
ただし、タイの子会社は2024年12月末に撤退したとあるので今後の影響は減りそうです。
カブドットコム(現三菱UFJeスマート証券)は主に大口向けの手数料優遇プランを拡大したことで手数料収入が減ってしまい減益になったようです(´・ω・`)

マネックスGやGMOFHDの計上した費用や損失は一時費用なので2025年以降に影響しないため、長い目で見れば業績が大きく回復しやすいといえますが
カブドットコムの場合は経常的な収益(=売上高)が減った影響なので長引くでそう

ご存じの通り、2025年1〜3月はトランプ政権成立直後でボラティリティも低めでしたが
2025年3月下旬からトランプが本気を出してきて関税引き上げ問題で大きな騒動を起こし
また7月以降もさらなる関税引き上げ交渉で大きな紛争を呼び起こしそうなふいんきです。
為替のボラも高いし、なにより株価指数の変動がものすごく高くなってきてるため
おそらく2025年以降はトランプのおかげでネット証券の業績も上向いていくでそう
(第一次トランプ政権下においてもボラティリティが急上昇して業績が伸びてました)

2023年12月09日
ネット証券2024年3月期2Q(2023年4月〜2023年9月) 四半期業績比較

2023年11月09日
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2023年11月04日
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2022年08月27日
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ss2286234570 at 16:41│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | ネット証券比較

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