2024年11月16日
岡三証券が銀行サービス参入、GMOあおぞらネット銀行の黒字化も近いか?
岡三証券・松井証券、銀行サービス参入 ネット銀と連携
2023年9月19日 5:00 日本経済新聞
証券会社がフィンテックを活用して相次ぎ銀行代理業を始める。ネット証券の松井証券は10月から住信SBIネット銀行と協力して銀行サービスを始め、普通預金の金利をメガバンクの200倍の0.2%に設定する。中堅証券の岡三証券はGMOあおぞらネット銀行のインフラを活用し、2024年度前半に預金サービスを始める。新しい少額投資非課税制度(NISA)を見据え、幅広く金融サービスを提供できるようにする。
両証券が活用するのは、預金や決済などの銀行機能を他業種に提供するBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)と呼ばれる仕組みだ。ネット銀は小売業などの提供先を増やしているが、資本関係のない証券会社と組んで新たな銀行サービスを始めるのは松井証券が初めて。自前で傘下に銀行を抱える野村ホールディングスや大和証券グループ本社と異なり、ネット銀のインフラを利用することで初期投資を抑えられる。
住信SBIとの提携を22年に発表していた松井証券は、10月に「MATSUI Bank」を始めることを決めた。ATMからの引き出しや振込手数料はそれぞれ5回まで無料で、ローンも利用できる。普通預金の金利を0.2%と大手銀行の200倍に設定する。投資に使用しない資産も預金で増やせることを顧客に訴える。デビット決済を利用した際には1%分のポイントを付与する。
岡三証券は24年度前半に「岡三BANK(仮称)」を始める。預金やデビットカード決済の機能を備える。これまでは顧客資産の把握は有価証券以外難しかったが、預金機能を持つことで金融資産全体を把握した資産形成への助言が可能になるとみる。「貯蓄から投資へ」の流れの中で、対面証券の強みであるアドバイス業を強化する。
池田泉州HDのデジタルバンク子会社にサービス・機能をBaaS提供
(GMOあおぞらネット銀行)
https://paymentnavi.com/financenews/1408522024年2月2日16:02
これは、銀行が銀行にサービス・機能をBaaSとして提供する取り組みとなり、銀行システム構築における新たな選択肢を示すものだという。同社は、銀行API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)をはじめとした各種銀行機能を細分化し、パーツとして提供するBaaSの提案・提供を強化している。すでに550件超の契約実績があるそうだ。
今回、社内にエンジニアを有し、高い技術力、開発力、機動力があること、また多種多様な事業者にBaaS提供実績があることを池田泉州HDに評価され「BaaS byGMOあおぞら」の導入が決定したそうだ。
最近読んだ記事の中で一番興味を引いたのが一番上のネット銀行の記事ですφ(.. )
住信SBIネット銀行が松井証券にBaasで銀行機能を提供して、GMOあおぞらネット銀行が準大手の岡三証券に同じくBaasで銀行機能を提供するようです
証券会社側は自前で銀行代理店の免許を取得して、ネット銀行に金を払って銀行機能サービスを利用できるようになり自前の客に銀行サービスを提供します
たしか楽天銀行はJR東日本に「JRE BANK」を提供し始めたのが提携先1社目です
住信SBIネット銀行にとっては松井証券がおそらく10-12社目くらいの提携先でしょう。
GMOあおぞらネット銀行にとっては岡三証券が1社目の提携先だと思いますφ(.. )
さらに直近の記事を見るとGMOあおぞらネット銀行は池田泉州ホールディングスはデジタルバンク子会社を設立するにも協力をしてるみたいですね
さらには住信SBIネット銀行が親会社の三井住友信託銀行に対してBaaSでデジタルバンク機能を提供するサービスを開始するというニュースも出てます
これはおそらくですが、既存の銀行は自前の基幹システムが重くて大きすぎるので
細かい小回りの利く最新のサービスの提供が難しいんでデジタルバンク機能を従来の銀行に提供することで事業の拡大を狙っているということでそうφ(.. )
(まあそもそも三井住友信託銀行の子会社が住信SBIネット銀行なんでこのあたりは意味がよくわかりませんが)
楽天銀行とか住信SBIネット銀行はとっくに黒字化して上場もしてますがφ(.. )
楽天銀行とか住信SBIネット銀行はとっくに黒字化して上場もしてますがφ(.. )
今のところ赤字のGMOあおぞらネット銀行の業績を見ると直近でかなり好転してます
おそらくですが一番伸びてる「組込み型金融」の事業が猛烈に伸びてるようなので
この分野の伸びがおそらく売上高増加に貢献してるんだろうと思われます(´∀`*)
おそらくですが一番伸びてる「組込み型金融」の事業が猛烈に伸びてるようなので
この分野の伸びがおそらく売上高増加に貢献してるんだろうと思われます(´∀`*)
2022年3月期 第4四半期通期決算(2021/4/1〜2022/03/31)
https://gmo-aozora.com/company/disclosure/pdf/notice/202206kessan.pdf
経常収益 35億3,100万円(+192.3%)
経常利益−39億7,500万円
最終利益−39億7,700万円
※売上高+92.3%、経常費用+18.7%、75億0,600万円
2023年3月期 第4四半期通期決算(2022/4/1〜2023/03/31)
https://gmo-aozora.com/company/disclosure/pdf/notice/202306kessan.pdf
経常収益 47億2,400万円(+14.3%)
経常利益−40億9,800万円
最終利益−41億0,300万円
※売上高+33.7%、経常費用+17.5%、88億2,300万円
2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31)
https://gmo-aozora.com/company/disclosure/pdf/notice/202406kessan.pdf
経常収益 81億3,700万円(+72.2%)
経常利益−36億9,600万円
最終利益−37億3,500万円
※売上高+72.2%、経常費用+34.1%、118億3,500万円
https://gmo-aozora.com/company/disclosure/pdf/notice/202206kessan.pdf
経常収益 35億3,100万円(+192.3%)
経常利益−39億7,500万円
最終利益−39億7,700万円
※売上高+92.3%、経常費用+18.7%、75億0,600万円
2023年3月期 第4四半期通期決算(2022/4/1〜2023/03/31)
https://gmo-aozora.com/company/disclosure/pdf/notice/202306kessan.pdf
経常収益 47億2,400万円(+14.3%)
経常利益−40億9,800万円
最終利益−41億0,300万円
※売上高+33.7%、経常費用+17.5%、88億2,300万円
2024年3月期 第4四半期通期決算(2023/4/1〜2024/03/31)
https://gmo-aozora.com/company/disclosure/pdf/notice/202406kessan.pdf
経常収益 81億3,700万円(+72.2%)
経常利益−36億9,600万円
最終利益−37億3,500万円
※売上高+72.2%、経常費用+34.1%、118億3,500万円
このように年度の決算を、特に売上高の増加率と経常費用の増加率に着目していくと
各年度ごとの会社の業績の伸びの状況がはっきりとわかってきます
特にベンチャー企業の場合はとにかく売上高が大きく伸びて費用の増加率が低下すれば
そう遠くない将来に黒字化を達成できるんじゃないかと推測が可能になりますφ(.. )
2023年3月期は業績の伸びが芳しくない低迷期だったと言えるのですが
翌年の2024年3月期は売上高の伸びが爆増しており業績がかなり好転しています
2024年3月期の年間の売上高が前年比で+72%増加しているということはですね
もしこの増加率があと2年続いたと仮定したら2026年3月期の売上高は235億1,500万円で
経常費用の増加率が+34%の増加してるってことは、この増加率があと2年続いたと仮定したら2026年3月期は212億5,000万円となって損益分岐点を超える計算となります
ま、これはあくまで仮の計算なので将来の黒字化を明確に示すものではないですが
少なくとも手数料収入、その他役務収益、FXにかかわる売上高が伸びてきているので、
今の成長率がある程度続くと仮定して計算すれば3年後には黒字転換しそうですね
以前なぜ岡三オンライン証券、LINE証券やPayPay証券はもうダメだろうと何度も書いたかというと、費用の増加率に対して売上高の増加率があまりに低すぎたので
成長率の仮計算をしても黒字化のめどが全く見えてなかったからですね(´・ω・`)
2024年04月15日
JR東日本、「Suica経済圏」再構築 金融サービスに参入
https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-04-15.html
2023年10月07日
ドコモ、JR東、第一生命…異業種が「銀行」設立ラッシュ!参入の思惑とは
https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2023-10-07.html
https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-04-15.html
2023年10月07日
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2023年05月25日
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