2023年05月24日
5/24株式市況 中国コロナ懸念でインバウンド銘柄が総崩れ
東証大引け 続落、下げ幅一時400円に迫る トヨタは逆行高
2023年5月24日 15:26 日本経済新聞
24日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比275円09銭(0.89%)安の3万0682円68銭で終えた。前日の米株式市場で主要株価指数がそろって下落し、東京市場でも運用リスクを避ける動きが優勢だった。このところ日本株は急ピッチで上昇していたため、利益確定目的の売りも出やすかった。中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大していると伝わったことも重荷だった。下げ幅は一時400円に迫った。東証プライムの売買代金は概算で3兆1884億円。売買高は12億4322万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1134と、全体の約6割を占めた。値上がりは603、変わらずは98銘柄だった。
日経平均続落、インバウンド株総崩れ 中国コロナ懸念
2023年5月24日 15:10 日本経済新聞
24日の日経平均株価は続落し、前日比275円(1%)安の3万0682円で取引を終えた。主因の一つはインバウンド(訪日外国人)関連株の急落だ。オリエンタルランド(OLC)は一時6%安に沈んだ。背景には、需要回復が期待された中国で新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念が浮上したことがある。歴史的な高値圏にある株式相場の重荷になる恐れがある。
業種別日経平均でみて下落が顕著だったのが「小売業」だ。前日比で3%安に迫った。個別では三越伊勢丹ホールディングスが一時5%安の1401円まで下げたほか、高島屋も一時4%安まで下落。その他もOLCやJALなど、代表銘柄はこぞって下落し、日経平均株価の足を引っ張った格好だ。
中国で感染症研究の第一人者である鍾南山氏は22日、中国では「6月末に新型コロナウイルスの感染第2波がピークに達し、毎週約6500万人が感染する」との見方を示した。厳しい感染対策「ゼロコロナ政策」を1月に終了しており、抗体の力の低下が再感染につながるとの見方だ。仮に実現すれば、日本への訪問客拡大は見込めなくなる。
女川原発再稼働差し止め請求を棄却 仙台地裁
2023/5/24 11:14 産経新聞
東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の重大事故時の避難計画に不備があるとして、石巻市民17人が東北電に2号機の再稼働差し止めを求めた訴訟の判決で、仙台地裁(斉藤充洋裁判長)は24日、原告の訴えを退けた。東北電は令和6年2月、東日本大震災の被災地で初となる2号機の再稼働を目指している。
女川原発2号機は、令和2年2月、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格。その後、県と石巻市と女川町の議会と首長が再稼働に同意した。東北電力は6年2月の再稼働を目指している。
5/24は引き続き軟調な地合いで、日経平均は一時400円近くまで下げました

中国国内で新型コロナの感染が再び拡大しているという情報を受けてインバウンド銘柄だけでなく値嵩株も大きく値下がりする地合いとなりました(´・ω・`)
東京電力(9501) 491円 +16円 (+3.37%)

https://kabutan.jp/stock/chart?code=9501
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9501.T/chart
電力料金引き上げの材料で一時的に上げた後で調整局面になってた電力株ですが(´・ω・`)
再稼働差し止め制空が却下されたことにより、早ければ2024年2月にも東北電力の女川原発2号機が再稼働できそうだということで電力株セクターで炎柱が上がりました🔥
東電以外にも中国電力や関西電力のチャートのテクニカルがかなり改善傾向です

週足や日足のトレンドが回復気味で、一方では月足チャートの上値抵抗線が邪魔してます。
ANAホールディングス(9202) 3,030円 −79円 (−2.54%)

https://kabutan.jp/stock/chart?code=9202
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9202.T/chart
中国でまたも新型コロナの感染が拡大してるようで、百貨店・空運・レジャーなどの
インバウンド銘柄が一斉に売り込まれてかなり厳しい下げを演出しています(´・ω・`)
インバウンド関連のアフターコロナ銘柄は、来期というかすでに今期ですが、非常に強気の業績予測を出してるのでここでマイナス材料が出るとしょっぱなから痛いですね

ANAやJALといった空運銘柄は主に欧米との路線メインで大きく稼いでるんで、中国国内の新コロ感染の拡大が決算にそれほど影響してくるとはあまり思えませんが、
三越伊勢丹HDや高島屋・H2O・Jフロントあたりは本当に影響出そうなので要注意です


https://kabutan.jp/stock/chart?code=9201
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9201.T/chart
過去の値動きを参考にすると、この手のアフターコロナ銘柄やインバウンド銘柄は新型コロナの感染拡大懸念のニュースが出ると必ず一定期間下げトレンドに入ります

過去に値動きのように1カ月程度しばらく株価が低迷する期間が続くんではないでしょうか。
楽天銀行(5838) 1,974円 +44円 (+2.27%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=5838
https://finance.yahoo.co.jp/quote/5838.T/chart
アメリカの地銀破綻のネタでもっと下げるかなと思いましたが堅調な値動きですφ(.. )
今回はガソリンスタンドが投資判断を「買い」にして目標株価を2,290円に設定したことで
日経は弱かったものの買いが入って大きく株価が上がって引けました(´∀`*)
ただ最近は半導体や値嵩株に資金が入って日経が強く上がる日は株価は弱く

むしろ半導体や値嵩株が弱くて資金がその他に散らばる日に上げるという傾向があります

目標株価が設定されたからといってすぐに2,290円まで上がる地合いではないでしょう。
長期的な株価そのものは堅調で、他の中堅・大手地銀やセブン銀行の時価総額と比べて
楽天銀行の時価総額に割安感が出てくると短期底打ちして上がるという傾向があります

セブン銀行は今期の経常利益が289億円で最終利益が188億円で時価総額は3,200億円。
https://kabutan.jp/stock/finance?code=8410
楽天銀行は今期の経常利益が387億円で最終利益は276億円で時価総額は3,400億円。
https://kabutan.jp/stock/finance?code=5838
しかも来期の業績予測はセブン銀行が経常利益は245億円で最終利益は165億円
売上げは伸びても利益は伸びないので増収減益の予測です。
https://kabutan.jp/stock/finance?code=8410
一方で、来期の業績予測は楽天銀行は経常利益が445億円で最終利益は315億円です

楽天銀行は売上高も伸びて利益も伸びる見込みなので増収増益の予測です。
https://kabutan.jp/stock/finance?code=5838
2行を一概に比較するのが正しいとも思いませんが、もし予測通りに着地するのであれば
来期は経常利益も最終利益でも1.9〜2倍近く業績面での差が開いていくわけなので、
2行の時価総額の面でも2倍近い差が開いていく方向だろうと思われますφ(.. )
少なくとも楽天銀行の株価が1,800〜1,850円まで下げたら割安感が非常に強くなります

楽天銀行---大幅続伸、クオリティ成長株として評価し米系証券では新規に買い推奨
2023年05月24日13時20分 Kabutan
楽天銀行<5838>は大幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を2290円としている。楽天カード買入金銭債権の購入を通じ楽天カードの高成長を享受する可能性、コロナ禍からの回復に伴ったカードローン増加による貸出利鞘の改善、楽天証券との連携であるマネーブリッジを活用した役務取引収益の成長などがドライバーになると評価。26年度までの年平均利益成長率は約15%と予想している。
この記事へのコメント
1. Posted by ご連絡 2023年05月26日 02:35
> 再稼働差し止め制空が却下
制空 -> 請求
制空 -> 請求