yogurting ヨーグルティング

2023年04月17日

住信SBIネット銀、「1年越し上場」の理想と現実 〜将来性について〜

住信SBIネット銀、「1年越し上場」の理想と現実
2023/04/07 6:00 東洋経済
3月29日、住信SBIネット銀行は東証スタンダード市場に上場した。上場時の時価総額は約1800億円と、群馬銀行や広島地盤のひろぎんホールディングスといった上位地銀に肩を並べる水準に躍り出た。
華々しいはずの株式上場。だが同日開いた記者会見で、円山法昭社長は言葉の端々に戸惑いをにじませた。「われわれが求めていた株価ではないが、現在のマーケットではやむを得ない」。同社の評価をめぐって、会社と投資家の間にはすれ違いも見られる。
住信SBIネット銀が上場を目論んだのは「2度目」だ。元々は2022年2月15日に東証から承認を受け、同年3月24日に上場を果たす予定だった。青天の霹靂だったのは、2月下旬に勃発したロシアによるウクライナ侵攻だ。株式相場の下落を受け、上場中止の決断を余儀なくされた。
1年越しの再挑戦は、またしても不運に見舞われた。ロードショー(機関投資家向け説明会)の最中だった3月、欧米の金融機関が相次いで信用不安に陥ったためだ。
結局、投資家からの評価は1年前と様変わりした。ハイテク株に対する風当たりが強まり、時価総額は2022年に申請した際に想定された3000億円規模から3分の2に縮小した。
キャプチャ



例のアメリカ地銀の連鎖破綻で一番被害を被ったのはたぶん住信SBIネット銀行でしょう。
まったく関係も影響もないのに、いきなり公開価格を当初の1,920円から30%引き下げて
1,200円とかいうキチガイみたいな安値で上場させられるハメになったからですΣ(゚д゚;)

1,200円で上場してしまったばかりに時価総額が当初1,800億円になってしまいました・・・
セブン銀行は今期は経常利益280億円で最終利益は195億なのに時価総額は3,000億円
https://kabutan.jp/stock/finance?code=8410
住信SBIネット銀行は今季経常利益290億円194億円の見込みなのに時価総額1,800億円
https://kabutan.jp/stock/finance?code=7163
前回もblogで指摘した通り、これでは住信SBIネット銀行がとんでもなく割安になります
明らかに時価総額が40%割安という異常な状態になってしまいました(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

このあまりの割安さのため、だからこそ上場後は株価が急激に上がりました
正確にいえば上がったというか本来あるべき株価に戻っているだけの話ですが。
しかし、今現在でもセブン銀行は時価総額3,300億円で住信SBIネット銀行は時価総額2,600億円しかないので今なお22%も割安な状態が続いています
セブン銀行はほとんど業績が伸びていませんが、住信SBIネット銀行は順調に業績が伸びている銀行なのでこの時価総額は必ずひっくり返るべき値といえます。

というわけで住信SBIネット銀行はまだまだ上値余地が大きいと言えるでそう(´・ω・`)
次回5月15日に決算が発表予定なので、この場で業績予測がさらに引き上げられるならば
住信SBIネット銀行の時価総額はいずれ時間の問題で3,300億円を上回っていくでしょう
そもそも住信SBIネット銀行は1,920円の公開価格で3,000億円の時価総額を予定していた銘柄なわけで、この値にサヤ寄せして上がっていくのは当然といえば当然のことです。

大株主のSBIと住友信託銀行が50%持ってるんで実際にはありえない話なんですが、
もし仮にこの両大株主が株式をすべて手放してメガバンクに売却したとしたら
どう考えても4,000億円くらいで売却できる、それくらい有望な銀行なんですよねφ(.. )
(メガバンク同士に入札価格を競わせるとより高い値段で売却できるから)

このBlogではネット銀行の業績や口座数なんかを定期的に比較して書いてるんで
よく読んでくれてる人は絶対気がついてるはずですが、ネット銀行はコロナ過が開始した2020年春から本当の意味で大ブレイクして驚異的な成長力を示しています
2020年以前は店頭やATMで預金を振り込んだり引き出したりという行為が主流でしたが、
2020年以降からは非対面で、なおかつ非接触での決済や振り込みが主流になったからです。
ちょうどその頃からPayPayやAUPayやd払いが一気に伸びたのもご存じでしょう

特に預かり資産なんかはコロナ過になってから異常値を更新してますよね(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
例えばコロナ前の2019年1月〜2019年3月までの四半期の実績を見返してみると
3か月間で預かり資産が楽天銀行は+1,300億円で住信SBIネット銀行は+1,100億円でした
ところが直近の数字を見ると桁違いに預かり資産が毎四半期増えてますよねΣ(・ω・ノ)ノ
2022年10月〜2022年12月までの3か月間の四半期の実績を見て見ると、驚くべきことに
3か月間で預かり資産は楽天銀行が+4,500億円、住信SBIネット銀行は+4,200億円です
これ2019年の頃と2022年とを比べると3〜4倍の速さでに預かり資産が増えてますねΣ(゚д゚;)

2023年02月26日
ネット銀行 2023年3月期3Q(2022年4月〜2022年12月) 通期業績比較

2022年03月18日
ネット銀行 2022年3月期3Q(2021年4月〜2021年12月) 四半期業績比較

2019年05月23日
ネット銀行 4Q(2018年4月〜2019年3月) 四半期業績比較
https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2019-05-23.html

楽天銀行や住信SBIネット銀行に限らずネット銀行の成長が非常に加速してきています
住信SBIネット銀行を5年も持てば5,000〜6,000億円行くだろうと前回書いてますが
当然ながら株価の上昇も実際よりは前倒しに上がる可能性が高いと考えています。
成長期待を前倒しで織り込んで2〜3年以内に達成してもおかしくはないでそうφ(.. )

セブン銀行はアベノミクスがはじまった2012年末から株価が上がり始めており
2012年の時価総額1,897億円から2015年にはMAXで7,790億円まで上がっています
このような前例を考えると、成長盛りの楽天銀行や住信SBIネット銀行が時価総額6,000億円を超えるのはむしろ当然のことで、その上まで上がておかしくはないでしょ

楽天銀行にとって時価総額6,000億円むしろ当然達成すべき値で、その先は7500億円あたり、うまく行けば9,000億円〜1兆円の可能性も普通にありえる思っています。
同じく住信SBIネット銀行も時価総額6,000億円は必達で、なつ総研ではいずれは7,000〜8,000億円あたりまで上がてもおかしくはないと予想していますφ(.. )

2023年04月05日
住信SBIネット銀行が上場! 〜将来の成長性と時価総額〜


ss2286234570 at 08:36│Comments(2)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット銀行 | IPO

この記事へのコメント

1. Posted by 急騰民   2023年04月19日 15:20
お疲れ様です。いつも楽しみに記事読んでます。数年間もっときますわwww
2. Posted by (・v・`*) なつ☆ていおう   2023年04月19日 22:59
5年ってのは会社の成長期間だけど、株価はもっと前倒しで3年くらいで上がって目標価格に達するんじゃないのかなと。今までの経験上ではφ(・ω・ )

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔