2023年02月02日
2/2株式市況 〜背信のパウエル、ハト派に寝返り!〜
米利上げ0.25%に減速 「継続的引き上げ」の声明は維持
2023年2月2日 4:02 日本経済新聞
米連邦準備理事会(FRB)は1日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決めた。利上げ幅は2会合連続で縮小し、通常のペースに戻った。同時に公表した声明文では政策金利の先行きについて「継続的な引き上げが適切」とした前回までの表現を維持し、利上げの停止時期がまだ先であることを示唆した。
2022年12月の前回会合でFOMC参加者が示した政策金利の到達点は中央値が5.1%だった。残り2回の利上げとなり、通常ペースなら5月会合で打ち止めになる計算だ。これに対し、金利先物市場は1日午前の段階で、次回の3月会合に1度だけ追加利上げをして最後にする可能性を7割近く織り込んでいた。
同日記者会見したFRBのパウエル議長は「ディスインフレ(インフレ鈍化)のプロセスが始まった」としつつ、その傾向が続くかどうかについては慎重な見方を示した。特に家賃以外のサービス価格で上昇の勢いが鈍っていない点を問題視した。新型コロナウイルス禍からの回復局面は「従来の景気循環と異なる」と予想の難しさを強調した。
米国株式市場=続伸、利上げ後にFRB議長がインフレ緩和認める
2023年2月2日6:29 ロイター
米国株式市場は続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がインフレが緩和し始めているという認識を示したことが背景。S&P総合500種は1%、ナスダック総合は2%上昇した。FRBは1月31─2月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げを実施し「継続的な」利上げが適切と表明した。
主要株価3指数はFOMC声明発表直後に下落し、値動きの荒い展開がしばらく続いたが、声明発表から約30分後に行われたパウエル議長の会見を受けて切り返した。
エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、アンジェロ・コウカファス氏は、ここ数カ月で株式市場が再び上昇し債券利回りが低下するなど金融状況が緩和していることに関する質問への回答が投資家を勇気づけたと指摘。
「タカ派的なメッセージを発する機会があったが、そうしなかった。市場が過度な期待を抱いていると言うこともできたはずだが、代わりにかなりの引き締めがすでに実施されたと述べた」と話した。
終盤に切り返したことでS&Pは昨年8月以来の高値、ナスダックは同年9月以来の高値で引けた。
メタ株急伸、約10年ぶりの大幅高−事業スリム化構想を好感
2023年2月2日 6:41 ブルームバーグ
2日の米株式市場でフェイスブック親会社、メタ・プラットフォームズが一時23%上昇し、ほぼ10年ぶりの大幅高となった。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が示した会社のスリム化や効率化などに向けた計画が好感された。
※動画あり
FRBは想定通りの0.25%の利上げでしたがパウエル議長の会見は想定外でした
12月の段階でもかなり厳しい言い回しと利上げを言及するタカ派寄りだったのに
年が明けたらいきなり軟派のハト派みたいな発言に様変わりしたからですΣ(・ω・ノ)ノ
市場の予測では利上げ回数があと1〜2回で終わるんじゃないかみたいな感じだったので、これまでタカ派寄りだったパウエルのことだから否定してくるかと思ったら
「インフレの鈍化が始まった」だの「今後の利上げ回数は多くて2〜3回」だの
まるでハト派みたいな発言をするようになり、市場を驚かせました(つд⊂)ゴシゴシ
市場の期待に反して厳しい利上げを頑固に徹する可能性が否定できなかったので
先週〜今週と新興株を早めに手仕舞っておいたのに、まさかのこの結果・・・おいおい
フリーもマネーフォワードもさっさと利益確定して手放してしまったし、
その他のいくつかの新興株は損切りしてまでポジ減らしたのにふざけんなよと・・・。
その一方で、11月〜1月までひたすらナンピンしてきたNASDAQ連動型投信は
今週に入ってからプラテンして、ついに含み益が大幅増加という結果になりました
市場の予測では3月のFOMCでパウエルが利上げの終了に言及する観測があったので
今回は厳しめで、3月からNASDAQがブレイクすると個人的に予測してたので、多少前倒しになったものの結果的にはNASDAQ連動型の投信購入は大成功でした(*´∀`*)ムフー
とはいえ、為替は引き続き2023年以降も115円付近を目指して円高になりそうなので
NASDAQ連動型投信が大きく上がっても為替で削られるという面は否定できません
そこは覚悟したうえで購入してたので、仕方がないのですがやはり辛いところですね
NYダウ
https://us.kabutan.jp/indexes/%5EDJI/chart
NASDAQ指数
https://us.kabutan.jp/indexes/%5EIXIC/chart
そもそも2023年夏にはFRBが利上げを停止して、2023年末〜2024年初頭には
FRBが利下げに転じると予測してその半年前までに仕込んでおくという計画だったので
11月の上旬から1月の中旬まで、NASDAQが10,500〜11,250で動いていた時期にNASDAQ連動型の投信をひたすら買い増ししてきたというただそれだけなのですが
次回3月ではなく今回の1月にパウエルがナンパに転じたという紆余曲折はあったものの、大まかな予測は当たっていたのでそこは良しとしましょう
パウエルが2021年11月ごろに2022年から利上げと金融引き締めをすると宣言して
実際に利上げを開始したのはたしか2022年の2月だったと記憶していますφ(.. )
ただし、実際には利上げと金融引き締めの効果は抜群でNASDAQ指数はもっと早い時期の2021年12月にはNASDAQのハイテク・グロース株はすでに下げ始めていました
アメリカの利上げを警戒してマザーズ指数と新興株が崩壊して下げたのもこの時期です
基本的に株価は半年くらい前から折り込みに行くので、FRBが2023年初夏に利上げを止めて、2023年末〜2024年初頭に利下げに転じる可能性が高いとなれば
そのもっと早い時期の2023年春には利下げの恩恵を受けやすいNASDAQ指数やハイテクグロース株が上げ始め、2023年夏以降は本格的に上昇気流にのるでしょう
マザーズ指数
https://kabutan.jp/stock/chart?code=2516