2023年01月06日
マネックスグループ、松本大氏が会長に 新社長に清明祐子氏
マネックスグループ、松本大氏が会長に 初の社長交代
新社長に清明祐子氏、勝ち残りへ世代交代
2023年1月4日 19:34 日本経済新聞
マネックスグループは4日、清明祐子・共同最高経営責任者(CEO、45)が社長CEOに昇格する人事を発表した。6月下旬に予定する株主総会の終了後に就任する。創業者の松本大氏(59)は社長CEOを退き、会長に就く。マネックスグループとして初のトップ交代になる。
清明氏は松本氏の片腕としてグループ経営を担ってきた。2019年から証券子会社の社長を担うなど金融全般に明るい。主力のインターネット証券の競争は激化し、サービスの主軸はスマートフォンに移っている。フィンテック企業の参入も相次ぐ。勝ち残りには世代交代で経営スピードを上げる必要があると判断したとみられる。
松本氏は18年に暗号資産(仮想通貨)の流出事件で混乱したコインチェックを買収。暗号資産の成長を取り込む戦略を掲げたが、足元の市場悪化で同事業の業績は低迷する。22年8月にはネット証券子会社の米トレードステーショングループが予定していた特別買収目的会社(SPAC)との合併によるニューヨーク証券取引所への上場を取りやめた。
マネックスG、CFOの清明祐子氏が新社長に…トップ交代で成長を再加速する狙い
2023/01/04 22:42 読売新聞オンライン
マネックスグループは4日、代表執行役で最高財務責任者(CFO)の清明祐子氏(45)が社長に昇格する人事を発表した。創業者の松本大社長(59)は代表権のある会長に就く。創業から約24年を経たトップ交代で、グループの成長を再加速させる狙いがある。
マネックスは、米金融大手ゴールドマン・サックス証券出身の松本氏が1999年にソニーとともに設立した。インターネット証券業界では、SBIホールディングスや楽天グループに次ぐ規模だ。2018年には暗号資産の流出事件が起きたコインチェックを買収したが、足元で業績は伸び悩んでいる。


マネックスの創業者でもある松本社長が会長に退いてCEOを辞めたようです。
ただ会長と言っても代表権があるので実質的には最高経営者であるのは変わりません

ただ後継者を早めに指名しておくのは悪いことではないでしょう。
現在のマネックスは先行きを見る限りはかなり暗い将来が待ち受けています(´・ω・`)
マネックス証券自身は単体であまり稼げなくなってきてるし、アメリカの海外子会社も黒字化したとはいえ小粒なので全体を支えれるほどの規模がないからです

最近だとアメリカネット証券子会社米トレードステーションの上場も消滅してますし、
国内仮想通貨子会社のコインチェックもおそらく赤字に転落してると思われますφ(.. )
コインチェックをアメリカで上場という話もおそらく消滅してしまってると思われます

本来マネックスは仮想通貨事業を実質本業として大きく成長させていく予定でしたが
アメリカでの金融引き締めと利上げで株や仮想通貨が大きく低迷してしまっているので
現実的には仮想通貨で利益を上げていくという目論見がまったく立っていません

2023年以降にアメリカが利上げから利下げに転じれば株価も仮想通貨も回復するかもしれませんが、それはかなり先の話なので足元では非常に厳しい状況でそう(´・ω・`)
なにより不祥事だらけの仮想通貨が以前のように回復できるという保証もありません

追い打ちをかけるようにSBI証券が今年2023年上半期に株式手数料無料化を宣言しました

マネックス証券は現在でも日本株手数料に大きく依存しているビジネスモデルなので
SBI証券に対抗して日本株の手数料を無料化してしまえばおそらく赤字に転落するでそ

とはいえ、対抗しなければこれから顧客がどんどんSBI証券に流出して居なくなります。
マネックスに限らず、SBI証券の日本株手数料完全無料化という方針はその他のネット証券にとって「厳しい一手」どころか瀕死の重傷を負いかねない程の「殺しの一手」です。
株式手数料に未だに依存している多くのネット証券にとって手数料収益を失うというのは
売上高の20〜50%を失うという極めて危機的で危険な一手となるからです(((( ;゚д゚)))
SBI証券に対抗して少なからずどのネット証券も手数料値下げに応じざるをえませんし、
かといって手数料無料化まで踏み込めないネット証券は顧客の流出が止まらなくなります。
残高のない空口座や資産がほとんど残っていない稼働していない口座は残るでしょうけど
積極的に取引している稼働口座の顧客は片っぱしからSBI証券に流出してしまうでそう

なにより顧客の流出は無限に続くのでビジネスの根幹を突き崩す事態になります(´・ω・`)
2023年以降はマネックスや松井証券が身売り、吸収合併されたとしても全く驚きません
身売り、売却、吸収合併という事態が必ず起こってくることはもはや避けがたいでそう

一番厳しいのが松井証券で2番目に厳しいのがマネックスになるでしょうφ(.. )
カブコムも赤字に転落する可能性はありますが親会社が大きいので身売りはないでそう。
(むしろカブコムは親会社の資金力で他社を買収する側に回る可能性が高いです)
松井証券(8628) 773円 −2円 (−0.26%)

https://kabutan.jp/stock/chart?code=8628
https://finance.yahoo.co.jp/quote/8628.T/chart
時価総額:2,004億円
マネックスグループ(8698) 437円 +10円 (+2.34%)

https://kabutan.jp/stock/chart?code=8698
https://finance.yahoo.co.jp/quote/8698.T/chart
時価総額:1,169億円

2022年12月28日
ネット証券の生き残りが苛烈に ~松井とマネックスが身売り候補〜
2022年12月15日
10月 ネット証券比較
2022年12月02日
GMOクリック証券、SBI証券の機先を制して手数料完全無料やるか?
2022年11月15日
SBI証券が来年度上半期から国内株式手数料を撤廃! 完全無料化へ