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2022年08月27日

ネット証券1Q(2022年4月〜2022年6月) 四半期業績比較

楽天証券、1〜6月純利益27%減 販促費増
2022年7月26日 18:06 日本経済新聞
楽天証券が26日発表した2022年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比27%減の38億円だった。客層拡大に向けた広告宣伝や販売促進の費用が膨らんだ。売上高にあたる純営業収益は6%増の443億円だった。外国為替証拠金(FX)取引の増加で関連手数料が伸びた。6月末の口座数は804万と21年12月末比で約90万増えた。

楽天証券、投信積立設定額1000億円に ポイント引き下げ影響は「非常に軽微」
2022年08月02日 16時47分  ITmedia
楽天証券は8月2日、投資信託の月額積立設定額が1000億円に達したことを明らかにした。6月末時点で969億円に達しており、前年同期末比で61.2%増。設定人数も261万人(同59.0%増)となっており、順調に拡大した。クレカ積立に対しての1%のポイント還元を武器に、急速に設定金額を伸ばしてきた楽天証券。不安要因は、2月に発表した還元率の改定だ。低信託報酬の投信を中心に多くの場合で、9月積立分から0.2%に還元率を引き下げる。
しかし楠雄治社長は次のように話す。「若干ペースは落ちたかなというのはある。それがマーケット要因なのか、ポイント還元の引き下げ要因なのかは分からない。一時的に、(投資信託の他社への)移管も出た。しかし非常に軽微だった。ポイントを追求する人は出ていったが、増えていく方が圧倒的に大きかった」

証券18社の4〜6月、赤字・減益15社 個人の株投資後退
2022年8月3日 19:51 日本経済新聞
証券会社の業績が落ち込んでいる。3日までに出そろった主要18社の2022年4〜6月期決算では、4社が最終赤字に転落し、11社は前年同期比で最終減益だった。赤字・減益は1〜3月期より1社増えた。世界的な市況低迷を受けて個人の投資意欲が後退し、株の売買仲介で得る手数料収入が減少した。ネット証券は円相場の値動きに目を付けた個人の外国為替証拠金(FX)取引が活発だった。
円相場は対ドルで荒い値動きが続いた。円安方向に進む中で売買を頻繁に繰り返すデイトレーダーのFX取引が活発になった。楽天証券はFX関連の手数料収入の増加で最終増益となった。一方、松井証券はFXの収益が増えたが、株式売買収益の減少を補えず、税引き利益は51%減った。




SBI証券 2022年3月期 第1四半期(2022/4〜2022/6)決算
営業利益  121億6,100万円(−11.4%)
経常利益  121億0,400万円(−12.3%)
当期利益 84億8,400万円(−10.1%)

楽天証券 2022年3月期 第1四半期(2022/4〜2022/6)決算
営業収益  233億8,500万円(+13.9%)
営業利益 37億4,600万円(+33.4%)
経常利益 36億1,200万円(+17.9%)
当期利益 20億4,200万円(+22.2%)

GMOフィナンシャルHD 2022年3月期 第1四半期(2022/4〜2022/6)決算
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS93479/140120220801509281.pdf
https://www.gmofh.com/ir/news.html
営業収益  113億4,700万円(+   6.2%)
営業利益 29億0,400万円(−16.7%)
経常利益 29億4,500万円(− 16.3%)
当期利益 17億7,600万円(−18.4%)

松井証券 2022年3月期 第1四半期(2022/4〜2022/6)決算
営業収益 72億5,200万円(−  3.0%)
営業利益 28億2,600万円(−  7.6%)
経常利益 28億1,000万円(−  9.4%)
当期利益 19億4,500万円(−50.8%)

マネックスグループ 2022年3月期 第1四半期(2022/4〜2022/6)決算
営業収益  190億5,900万円(+ 14.0%)
営業利益 不明
経常利益 10億7,800万円(−90.2%)
当期利益   9億7,800万円(−86.8%)

カブドットコム 2022年3月期 第1四半期(2022/4〜2022/6)決算
https://kabu.com/pdf/Gykpdf/accountingline/shihanki2022_06.pdf
営業収益 50億4,200万円(+   2.3%)
営業利益   9億6,800万円(−18.7%)
経常利益   9億8,700万円(−18.9%)
当期利益   6億5,900万円(−20.7%)

ネット証券の2022年度1Q決算がすべて出そろってたんで比べてみたにょ(σ´∀`)σ
マネックスはコインチェックを買収して会社の形が大きく変動したので
マネックス証券単体ではなくマネックスグループの決算で比較していますφ(.. )
同様に、クリック証券は単体決算を開示してないので
金融部門だけのGMOフィナンシャルホールディングスの連結決算で比べています。
また3月決算から12月決算に変更されてたので差し引きして3月期決算に調整しています
(文字数喰うし長くてめんどくさいので以下GMOFHDに省略)

さて2022年第1Q(4〜6月)はアメリカの利上げで日米ともに株価が下げまくり
昨年まで大人気だった米国株が下げまくったことで米国株の売買も低迷したもよう
ついでに仮想通貨も市況が急激に悪化して下げたので取引も低迷してます(´・ω・`)
日米株、仮想通貨、投資信託がどれも市況の悪化で収益が大きく落ち込んでいます。
一方でFXは為替が大きく円安に動いてボラが高かったことで収益が改善した様子

さしものSBI証券も減収減益。唯一、増収増益になったのは楽天証券だけでした
楽天証券はFXの収益が前年同期比で+46.5%増益とあったのでその影響かもです。
また最近は投信絡みのポイント付与圧縮をしてるんでコスト圧縮効果があったのかも。
いずれにせよ楽天証券は9月から本格的に投信のポイント付与率を下げていくので、
今後もコストダウン効果で業績的には他社よりもより良い数字を叩き出しそう
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20220802_01.pdf
0827














楽天証券の決算資料により詳細な商品別の収益グラフが初めて追加されてました
この図が示すことは、2022年第1Q日は日本株手数料の収益が全体の17.5%を占めていて
アメリカ株や先物OP・CFDの合算が収益全体の33.3%を占めているってことでそ

SBI証券は2022年内にも日本株の手数料を無料化するとすでに発表しています。
もしSBI証券に対抗して楽天証券も同じように無料化に踏み切ったと仮定すると
約17.5%の収益を失うという計算になるので無傷では済まない見込みですね
まして楽天証券が上場を予定してるので上場直後に業績悪化しかねないですし・・・。
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https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/kessanshiryou_220815.pdf
0828
















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上記のSBI証券の決算資料で見ると松井証券は大ダメージ喰らいそうだおね(´・ω・`)
あと数か月後にSBI証券が手数料無料化に踏み切るのに対抗策がなにも打てなかった。
もしSBI証券にあわせて日本株手数料無料化に踏み切ったらコスト割れで即赤字転落
かといって、具体的な対抗策を打てなかったら顧客はSBI証券に流出していく一方。
打つ手がなにもないんで今後もずっと業績が右肩下がりに下げ続生きそうだお

カブコムも一時的に手数料無料化に踏み切ってたけど死ぬほど業績が悪化してました
今は手数料を復活させてなんとか黒字化に転換することはできてるけど
さらにSBI証券の値下げ攻勢を受けたらひとたまりもなく赤字転落しそうで(´・ω・`)
SBI証券に対抗して値下げしても業績は悪化するだけ、対抗しないと客が逃げるだけ
マネックスも最近は仮想通貨の市況が急激に悪化して稼げなくなってるんで
このタイミングでSBI証券の値下げ攻勢うけたら無傷では済まない事態になりました。
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https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS93479/140120220801509294.pdf

キャプチャ















SBI証券が手数料無料化を実施して影響が一番なさそうなのはGMOクリック証券です。
直近2022年4〜6月の株式・ETF委託手数料はたったの2.82億円しかありません
しかもこの数字には投信の委託販売手数料も含んでるんで株式手数料はさらに少ないはず。
単純に計算すると日本株手数料が収益全体に占める割合は2.48%と非常に低いですが
投信の委託販売手数料をここから抜いたら1〜2%しかないんじゃないでしょうか
いつ無料化に踏み切ってもまったく影響度がない程度の依存度しかないおねφ(.. )

松井証券(8628) 803円 +4円 (+0.50%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8628
https://finance.yahoo.co.jp/quote/8628.T/chart

GMOフィナンシャルホールディングス(7177) 761円 +1円 (+0.13%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=7177
https://finance.yahoo.co.jp/quote/7177.T/chart

GMO−FHが3日続落、暗号資産事業落ち込み上期決算は減収減益で着地
2022年08月02日11時19分 Kabutan
GMOフィナンシャルホールディングス<7177>が3日続落している。1日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1〜6月)連結決算が、売上高231億7000万円(前年同期比3.0%減)、営業利益62億9700万円(同34.0%減)、純利益42億500万円(同28.7%減)と減収減益となったことが嫌気されている。
21年9月に外貨exbyGMOを連結子会社化したことや、CFDが原油などコモディティ市場におけるボラティリティが高まるなかで売買代金が増加したことなどを受けて、証券・FX事業は増収増益となった。ただ、暗号資産事業が厳しい市場環境の継続を受けて減収減益となったことから、全体としては減益を余儀なくされた。


ss2286234570 at 06:12│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | ネット証券比較

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