2022年02月18日
ネット証券3Q(2021年4月〜2021年12月) 四半期業績比較
SBI、手数料無料化はシステム増強後に時期決定−口座数急増に備え
2022年1月31日 19:55 Bloomberg
SBIホールディングスは31日の業績説明会で、2022年に始めるとしていたSBI証券などグループ証券各社での国内株式売買手数料などの無料化方針について、口座数の急増が予想されることなどから、システム増強にめどがついた段階で具体的な実施時期を決めると発表した。
会見した北尾吉孝社長は無料化方針について、22年度から始めるつもりで計画しているとした上で、「最大の懸念はシステム」と指摘。3000万口座の取引に対応できるシステム構築を急いでいるとした。傘下証券各社の21年12月末時点の口座数は計約802万口座。SBIは19年10月、今後3年でグループ内証券各社の取引手数料の無料化を目指すとの計画を発表。対象としてSBI証券の夜間PTS(私設取引システム)や現物取引、信用取引手数料などを挙げ、21年4月に同証で25歳以下の現物手数料を実質無料とするなど実現に向けいくつかの施策を実施してきた。
マネックスG、米ネット証券子会社を上場へ SPACで
2021年11月4日 19:01 日本経済新聞
マネックスグループは4日、ネット証券子会社の米トレードステーショングループをニューヨーク証券取引所に上場させると発表した。特別買収目的会社(SPAC)との合併を活用し、2022年上半期をめどに上場する。調達資金は販促活動やサービス開発に充て、一般投資家層の顧客基盤を広げる。
マネックスは11年に、トレード社を約4億1100万ドル(約468億円)で買収した。プロ投資家を中心に株式やオプション取引のほか、暗号資産(仮想通貨)取引などを手がける。約16万口座、預かり資産113億ドルを抱える。上場後もマネックスの連結子会社とする。
SBIの「宣言」で曲がり角を迎えたネット証券 手数料の無料化でこれからどう生き残るのか
2020/02/12 5:30
SBI証券 2022年3月期 第3四半期(2021/4〜2021/12)決算
https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/kessanshiryou_220131.pdf
営業収益1,250億9,900万円(+ 7.6%)
営業収益1,250億9,900万円(+ 7.6%)
営業利益 455億2,900万円(+ 1.7%)
経常利益 456億4,200万円(+ 1.9%)
当期利益 306億8,000万円(−17.3%)
マネックスグループ 2022年3月期 第3四半期(2021/4〜2021/12)決算
https://www.monexgroup.jp/jp/investor/main/2031,2022_J.pdf
http://www.monexgroup.jp/jp/news_release.html
http://www.monexgroup.jp/jp/news_release.html
営業収益 696億9,100万円(+ 47.4%)
営業利益 不明
経常利益 192億7,900万円(+115.6%)
当期利益 124億6,200万円(+ 90.3%)
楽天証券 2022年3月期 第3四半期(2021/4〜2021/12)決算
営業収益 659億4,000万円(+19.8%)
営業利益 99億5,400万円(−11.1%)
経常利益 104億2,500万円(− 8.0%)
当期利益 54億5,300万円(− 8.9%)
松井証券 2022年3月期 第3四半期(2021/4〜2021/12)決算
営業収益 231億8,100万円(+ 7.5%)
営業利益 99億5,300万円(+ 9.4%)
経常利益 99億8,100万円(+ 8.8%)
当期利益 86億7,700万円(+12.0%)
https://kabu.com/pdf/Gykpdf/accountingline/shihanki2021_12.pdfGMOフィナンシャルHD 第3四半期(2021/4〜2021/12)決算
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/140120220203579361.pdf
https://www.gmofh.com/ir/news.htmlhttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/140120220203579361.pdf
営業収益 327億0,800万円(+27.6%)
営業利益 93億3,700万円(+13.5%)
経常利益 97億1,400万円(+21.6%)
当期利益 61億4,000万円(+23.9%)
カブドットコム 2022年3月期 第3四半期(2021/4〜2021/12)決算
営業収益 152億0,100万円(+ 5.1%)
営業利益 41億6,000万円(+143.5%)
経常利益 41億3,300万円(+138.0%)
当期利益 29億3,600万円(+247.7%)
ネット証券の2022年度3Q決算がすべて出そろってたんで比べてみたにょ(σ´∀`)σ
マネックスはコインチェックを買収して会社の形が大きく変動したので
マネックス証券単体ではなくマネックスグループの決算で比較していますφ(.. )
マネックス証券単体ではなくマネックスグループの決算で比較していますφ(.. )
同様に、クリック証券は単体決算を開示してないので
(文字数喰うし長くてめんどくさいので以下GMOFHDに省略)
さてネット証券各社の業績を見ていくとSBI証券の圧勝でした
かなり積極的に手数料を引き下げていたのに業績は岩盤のように地固い内容。
そして特筆すべきは、万年最下位といわれていたマネックスの大躍進ですね
楽天証券の決算ではわざとマネックス証券単体と比較する小賢しいことやって
まるで楽天証券の方が成長してるみたいなクソみたいな比較図作ってましたが
結論から言えば楽天証券すら霞むくらいの圧倒的な大躍進でした
実際のところ2021年1〜3月は仮想通貨大いに上がって盛り上がっていて
その後の2021年4月以降は仮想通貨市場が下げに転じてすでに取引も減ってたし
マネックスGはかなり業績を落としてくるのかなと予想していたのですが、
実際には最盛期を除いたにもかかわらず圧倒的な伸びを見せたようです(´∀`*)
ここまでの圧倒的な結果であれば素直にその業績を評価すべきでそう
次いで3〜5位はほぼ僅差での争いになったようですφ(.. )
楽天証券は日本株では稼げずアメリカ株で収益を大きく伸ばしたようですが
一方で、クレカ積立ポイントの還元率が高すぎて収益を圧迫したようですΣ(・ω・ノ)ノ
コスト(取引関係費)が膨らみまくってかなりの減益になったようです
松井証券は日本株の手数料で大きく稼いでるので前半は業績伸びてましたが
岸田政権に変わった2021年11月以降はかなり業績が衰えてきてるようです
利上げでアメリカ市場が軟調なのもありますが、それ以上に岸田禍が露骨に日本市場に影響を与えてるのでこれから先は業績にもマイナスが出てくるだろうと予想してます
さてここからが本題ですが早ければ2021年6月もしくは遅くとも2021年9月までに
SBI証券がついに日本株手数料の全面無料化に踏み切ることを発表しました。
詳細なスケジュールは未発表ですけどこれが最終通告になるでしょう
長い間準備をしてきてついにSBI証券が開戦して襲い掛かるということです。
ロシアは戦力を誇示しても実際にウクライナに侵攻することはありませんが
SBI証券は本拠を陥落させるまで本気で総力戦を仕掛けてくるのが怖いところ
これから多くのネット証券が赤字に転落して身売りや統廃合に巻き込まれそうだし
なによりスマホ証券は軒並み退場か身売りに追いやられることは間違いないでそう
手数料を無料化すると収益が減ることばかりクローズアップされがちですが
実際には無料化で取引が増えるので取引コストも激増して収益を悪化させます
一時はカブコムが手数料無料化に踏み切ってましたけど一瞬にして業績悪化して
いきなり赤字に転落してついには社長の首が飛ぶ事態にまで発展しました
対抗してネット証券各社も手数料無料化に踏み切る可能性も考えられますが
手数料収入への依存度が高い松井証券・カブコムあたりは本当に地獄でしょう
楽天証券はアメリカ株事業で稼いでるし、積立ポイントも改悪したのでコストを減らせるしでそれなりにSBI証券に対抗していくことは可能でしょうφ(.. )
GMOクリック証券はそもそも日本株手数料の収益なんて依存してすらないので平気。
マネックスは下記の図だと日本株手数料に収益依存度が高いように見えますが
実際にはこの図はマネックスGではなくマネックス証券単体の図なので意味がありません。
海外事業(アメリカ子会社)と仮想通貨の両建てで補っていくことが可能です
SBI証券に対抗して手数料を無料化すれば業績が悪化して赤字に転落しますが
対抗して手数料値上げをしなかったら既存の顧客がごっそり奪われます。
どちらの選択肢を選んでもすでに敗北以外の選択肢しかないとこが地獄だおね
そしてついに2022年後半にもうすぐ地獄のふたが開くということです。
SBIホールディングス(8473) 3,075円 −30円 (−0.97%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8473
https://finance.yahoo.co.jp/quote/8473.T/chart
2022年02月01日
SBI証券、手数料無料化はシステム増強後に時期決定
2021年11月20日
ネット証券 4Q(2020年4月〜2021年3月) 四半期業績比較
2020年08月01日
【悲報】カブドットコム証券早くも赤字転落、負け組筆頭へ!
2019年12月31日
【2020年】生き残れそうなネット証券、消えそうなネット証券
この記事へのコメント
1. Posted by ご連絡 2022年02月20日 06:52
2022年?ですかね。
> 早ければ2021年6月もしくは遅くとも2021年9月までに
> SBI証券がついに日本株手数料の全面無料化に踏み切る
> ことを発表しました。
> そしてついに2021年後半にもうすぐ地獄のふたが開く
> ということです。
> 早ければ2021年6月もしくは遅くとも2021年9月までに
> SBI証券がついに日本株手数料の全面無料化に踏み切る
> ことを発表しました。
> そしてついに2021年後半にもうすぐ地獄のふたが開く
> ということです。