2019年11月21日
DMMFXは客の注文丸呑みしてた?
店頭FX会社が平均証拠金率などの開示を始めました。実効レバレッジを逆算すると利用者のスタイルが透けて見えますね。こんな感じでしょうか↓
— 高城泰 (@takagifx) October 31, 2019
5倍以上の会社=スキャルピング勢中心
5倍以下の会社=スキャ勢+スワップ勢
4倍未満の会社=スキャ勢皆無
そして未カバー率はあの会社だけ異常値… pic.twitter.com/kL0xY1Esph
DMMFX リスク情報に関する開示
https://securities.dmm.com/fx_risk_disclosure/
2019年10月31日 未カバー率77%
店頭FX会社が未カバー率の情報までもを開示しはじめました。
言うまでもなく未カバー率が52%という逝かれた会社があります。DMMFXですね
たしかに未カバー率=客の注文呑み行為というわけではありませんが、
いくらお客の買い注文と売り注文をぶつけて店内マリーしたとしても無理ありすぎ
かといってこんな異常値が出るまでカバーせずに持ちっぱなしというのも異常すぎ。
どう考えてもまともとは言えないと言わざるをえません。
しかも10月の開示データでは未カバー率が77%とさらにアップしてキチガイ沙汰
ちなみになつさんは毎年1月に新年会でいろんなベンチャーキャピタル関係者
の知り合いと会うので色々と見識が広がるタイミングがあります。
社名は伏せてますが最近やたら焦げ臭いフィンテック関係のベンチャー企業だとか
審査ユルユルでカスベンチャーに出資が相次いだ2018年のフィンテックバブルだとか
あきらかにピークアウトしてあまりまともな出資先がいない現状だとか
そんなことを見聞きする機会があります(´・ω・`)
その場には外資系金融で働いてた人材も少なからずいて話を聞く機会があり
「アダルト系FX会社が本来あるべきカバー取引を99%やってない(ようだ)」
という噂を何年も前からずっと耳にすることがありましたφ(.. )
もちろん具体的な証拠もないのでここで書くことは今までありませんでしたが、
今回のFX会社各社の開示データを見るにおいては「さもありなん」と感じるわけです
現在のところDMMFXの未カバー率は77%だけど、おそらく以前はずっと高い数字で
それこそ90%だとか98〜99%だったとしてもまったく不思議はないでしょう
そもそも外国為替取引市場においては為替ディーラーの裁量余地がそれなりあり
世界的にもカバー取引を法律では規制しないという慣行が昔から存在しています
つまりDMMFXがやってることは違法でもなければ、法令違反でもないわけです。
ただし客向かいのポジションを膨大に有せばもろに利益相反になりかねないので
業界の慣行を尊重しつつも、かつこれを法律ではない方法で規制するために
情報開示という手法を金融庁が持ち出したのかなと思うわけです。
(未カバー率99%なんて数字を開示したらDMMFXの客がびびって逃げてしまう)
金融庁はあくまでFX会社に情報開示のみを義務化することで
自主的に未カバー率の改善を目論んでこんな手の込んだことをしたんじゃないでそか
とはいえ、DMMFXも開き直ってるのか改善しようとする意欲に欠けています
もし今後もこんな状態だとなにか狙い撃ちした改善命令くらいでるかもですね。
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