2019年11月15日
10月 ネット証券比較
中小証券「対面販売」に限界 ネット台頭で構造変化
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44111460T20C19A4EA1000/
2019/4/24 2:00 日本経済新聞
短期の価格上昇に頼り、営業攻勢をかけて、株式や投資信託を次々買ってもらう――。「対面販売」と呼ばれる旧来型のビジネスモデルに依存してきた準大手・中堅証券会社の業績悪化が止まらない。デジタル化の波に乗り遅れた結果、先行きにはリストラと再編が待ち受けている。金融庁が「顧客本位」の営業を求め、数年前まで人気だった毎月分配型の投信は販売自粛が広がる。分配金の受け取りのたびに課税され、投資効率が悪いためだ。
さらに底流では構造変化が進む。ある証券会社社長は「毎月、3ケタの単位で顧客が減っている」と嘆く。高齢化が原因だ。顧客に相続が発生すると次の世代が顧客として残るのは「良くて6〜7割」。ネットに慣れた若年層はわざわざ対面証券を選ばない。対面証券の地盤沈下は地方ほど深刻だ。金沢市が地盤の竹松証券は2月、顧客口座の大半の管理業務を中堅証券の証券ジャパン(東京・中央)に譲渡すると発表した。地方では親から証券資産を相続しても東京など大都市の金融機関に移してしまうため、顧客資産の減少速度が一段とはやい。
10月の安値から比べると10月の高値は1,700円上昇で23,000円を達成しました
ただし10月の1日あたりの株式売買代金はどのネット証券も減少でした
前月の9月の地合いがあまりにも良すぎたのでその反動もあったのかもしれません。
10月の東証の営業日は21日で9月の19日より2日も多かったことがかなり貢献したことで
10月の月間株式売買代金は大きく増えたネット証券が多かったようです
ただしカブドットコム証券はものすごい落ち込み方をしていますね(´・ω・`)
それ以上にヤバいのが岡三オンライン証券であることは間違いないでしょう
1日あたりの株式売買代金も、月間株式売買代金も過去最低を更新しました。
日経平均が上がりまくりなのに回復せず、むしろ開業以来の過去最悪の数値って
つまり株価が下げたらもっと売買代金が落ち込む可能性が高いってことでそ
(1日あたりの株式売買代金なんて100億円も割れこんでますし)
正直なところ、どう考えても将来性はほぼないといっても過言ではないでしょう
すでに3年以内にSBI証券が株式手数料の無料化を宣言しています
アメリカのネット証券は手数料で稼げなくても信用金利で稼げますが
日本では信用金利の値下げ競争も激しいので非常に苦しくなるのは必須でしょう。
それでもSBI証券は圧倒的なシェアを握るために値下げを必ず断行するでしょうね
松井証券、カブドットコム、岡三オンライン証券あたりは株式手数料への
依存度が高いのでそう簡単には無料化にして対抗することはできません(´・ω・`)
この3社あたりは3年以内に超業績悪化か退場か吸収合併を迫らせそうだおね
各社の開示データを見てて驚いたのが個人投資家は今でも売り目線ってこと。
https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/pdf/pr191101.pdf
松井証券のデータだと、信用買い残は8月末の1971億円から1814億円に7.9%の減少
信用売り残にいたっては315億円から483億円の53.3%の異常な増加っぷり
もしかして個人投資家は売り目線でかなり大損してるんじゃないでそか
一般的に、個人投資家が買いまくって信用買い残が増えると相場は天井といわれますが
この信用売り残高の増え方を見るかぎりは株価はまだ上昇を示唆していそうです
参照ページ
楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/disclosure/business/fy2019.html
松井証券
https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/pdf/pr191101.pdf
カブドットコム証券
https://kabu.com/company/pressrelease/20191105_1.html
マネックス
https://mst.monex.co.jp/mst/servlet/ITS/ucu/CompanyDisclosureMsGST
GMOクリックフィナンシャル
https://www.gmofh.com/ir/news.html
岡三オンライン証券
https://www.okasan-online.co.jp/company/disclosure/trading_value.html
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44111460T20C19A4EA1000/
2019/4/24 2:00 日本経済新聞
短期の価格上昇に頼り、営業攻勢をかけて、株式や投資信託を次々買ってもらう――。「対面販売」と呼ばれる旧来型のビジネスモデルに依存してきた準大手・中堅証券会社の業績悪化が止まらない。デジタル化の波に乗り遅れた結果、先行きにはリストラと再編が待ち受けている。金融庁が「顧客本位」の営業を求め、数年前まで人気だった毎月分配型の投信は販売自粛が広がる。分配金の受け取りのたびに課税され、投資効率が悪いためだ。
さらに底流では構造変化が進む。ある証券会社社長は「毎月、3ケタの単位で顧客が減っている」と嘆く。高齢化が原因だ。顧客に相続が発生すると次の世代が顧客として残るのは「良くて6〜7割」。ネットに慣れた若年層はわざわざ対面証券を選ばない。対面証券の地盤沈下は地方ほど深刻だ。金沢市が地盤の竹松証券は2月、顧客口座の大半の管理業務を中堅証券の証券ジャパン(東京・中央)に譲渡すると発表した。地方では親から証券資産を相続しても東京など大都市の金融機関に移してしまうため、顧客資産の減少速度が一段とはやい。
目指すべきは売買時の手数料に頼らない資産管理業務――。共通認識はあっても肝心の預かり資産が増えないことには話にならない。
SBIとの資本業務提携、きょうの取締役会に付議=福島銀行
https://jp.reuters.com/article/fukushima-bank-sbi-idJPKBN1XL018
2019年11月11日09:44 ロイター
福島銀行(8562.T)は11日、SBIホールディングス(8473.T)との資本業務提携に関する報道について「おおむねその通り」とした上で、きょう開催の取締役会に付議すると明らかにした。NHKは、SBIと福島銀行が資本業務提携して最新の金融サービスを提供し、収益力の強化に取り組む方針を固めたと伝えた。SBIが10%台後半の福島銀行株式を保有する大株主となるという。
10月株式口座増加数
クリック証券 3320口座(+ 180)+ 5.7%
松井証券 2654口座(− 182)− 6.4%
松井証券 2654口座(− 182)− 6.4%
カブコム 2107口座(− 289)−12.0%
マネックス 2278口座(− 83)− 3.5%
マネックス 2278口座(− 83)− 3.5%
岡三オンライン 1493口座(− 345)−18.7%
※SBI証券、楽天証券は口座増加数を非開示にしてます。
10月信用口座増加数
マネックス 449口座(− 7)
松井証券 765口座(− 3)
10月 月間株式売買代金(増減率)
楽天証券 4兆6857億円(前月比+4016億円)+ 9.3%
松井証券 1兆9122億円(前月比+1277億円)+ 7.1%
カブコム 1兆6581億円(前月比− 434億円)− 2.5%
マネックス 1兆0543億円(前月比+ 948億円)+ 9.8%
松井証券 8905億円(前月比+ 658億円)+ 7.9% ※1日信用抜き
クリック証券 8665億円(前月比+ 792億円)+10.0%
岡三オンライン 1969億円(前月比− 175億円)− 8.1%
一日あたり株式売買代金(増減率)
楽天証券 2231億円(前月比− 23億円)− 0.1%
松井証券 910億円(前月比− 29億円)− 3.0%
カブコム 789億円(前月比−106億円)−11.8%
マネックス 502億円(前月比− 3億円)− 0.6%
松井証券 424億円(前月比− 10億円)− 2.3% ※1日信用抜き
松井証券 424億円(前月比− 10億円)− 2.3% ※1日信用抜き
クリック証券 412億円(前月比− 2億円)− 0.4%
岡三オンライン 93億円(前月比− 19億円)−16.9%
信用残高
楽天証券 3942億円(前月比−153億円)− 3.7%
松井証券 2293億円(前月比+ 4億円)+ 0.1%
カブコム 2030億円(前月比−668億円)−24.7%
マネックス 1546億円(前月比+ 20億円)+ 1.3%
クリック証券 870億円(前月比− 94億円)− 9.7%
各社の証券口座数
マネックス 183万4808口座(+2278)
松井証券 120万7132口座(+2654)
カブコム 113万3181口座(+2107)
クリック証券 41万0552口座(+3320)
岡三オンライン 22万6122口座(+1493)
各社の信用口座数
松井証券 19万4749口座(+765)
マネックス 13万1296口座(+449)
各社のFX口座数
クリック証券 64万1079口座(+4932)
マネックス 25万2933口座(+227)
松井証券 8万3325口座(+481)
各社のFX売買代金
クリック証券 67兆1157億円 +14.9%
マネックス 6兆4300億円 +25.0%
カブコム 1兆9598億円 −1.7%
松井証券 4686億円 +3.9%
10月のネット証券各社の各社の開示情報が出そろってたので並べてみたにょ(σ´∀`)σ
9月もかなり日経平均は上昇でしたが、10月はさらに大きく上昇し盛り上がった月でした10月の安値から比べると10月の高値は1,700円上昇で23,000円を達成しました
ただし10月の1日あたりの株式売買代金はどのネット証券も減少でした
前月の9月の地合いがあまりにも良すぎたのでその反動もあったのかもしれません。
10月の東証の営業日は21日で9月の19日より2日も多かったことがかなり貢献したことで
10月の月間株式売買代金は大きく増えたネット証券が多かったようです
ただしカブドットコム証券はものすごい落ち込み方をしていますね(´・ω・`)
それ以上にヤバいのが岡三オンライン証券であることは間違いないでしょう
1日あたりの株式売買代金も、月間株式売買代金も過去最低を更新しました。
日経平均が上がりまくりなのに回復せず、むしろ開業以来の過去最悪の数値って
つまり株価が下げたらもっと売買代金が落ち込む可能性が高いってことでそ
(1日あたりの株式売買代金なんて100億円も割れこんでますし)
正直なところ、どう考えても将来性はほぼないといっても過言ではないでしょう
すでに3年以内にSBI証券が株式手数料の無料化を宣言しています
アメリカのネット証券は手数料で稼げなくても信用金利で稼げますが
日本では信用金利の値下げ競争も激しいので非常に苦しくなるのは必須でしょう。
それでもSBI証券は圧倒的なシェアを握るために値下げを必ず断行するでしょうね
松井証券、カブドットコム、岡三オンライン証券あたりは株式手数料への
依存度が高いのでそう簡単には無料化にして対抗することはできません(´・ω・`)
この3社あたりは3年以内に超業績悪化か退場か吸収合併を迫らせそうだおね
各社の開示データを見てて驚いたのが個人投資家は今でも売り目線ってこと。
https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/pdf/pr191101.pdf
松井証券のデータだと、信用買い残は8月末の1971億円から1814億円に7.9%の減少
信用売り残にいたっては315億円から483億円の53.3%の異常な増加っぷり
もしかして個人投資家は売り目線でかなり大損してるんじゃないでそか
一般的に、個人投資家が買いまくって信用買い残が増えると相場は天井といわれますが
この信用売り残高の増え方を見るかぎりは株価はまだ上昇を示唆していそうです
迫る手数料ゼロ、証券会社に試練 自由化から20年
2019/11/1 2:00 日本経済新聞
証券会社が株式売買手数料に頼る収益モデルから脱却できていない。1999年の手数料自由化から20年の節目となる2019年4〜9月期の業績が31日に出そろい、主要19社のうち17社で最終損益が減益または赤字になった。手数料ゼロの流れが先行する米国を見据え、SBIホールディングスは将来の「ゼロ化」を明言した。経営環境が急速に変化することは避けられず、証券各社は備えを迫られている。
SBI「3年で完全無料めざす」
「3カ年計画で手数料の完全無料化をめざす」。SBIの北尾吉孝最高経営責任者(CEO)は30日の決算説明会でこう宣言した。夜間の私設取引システム(PTS)を手始めに、手数料ゼロの対象を広げる。米国ではインターネット証券大手のチャールズ・シュワブが10月、株式の売買手数料を無料にすると発表した
もっとも手数料のゼロ化がすでに始まった米国と日本では証券会社の経営環境は異なる。証券会社に資金を借りて株式を売買できる信用取引の金利は、日本の2〜3%に対し、米国は8%程度とされ、収益性が高い。
2019年09月12日
8月 ネット証券比較
http://ss2286234570.blog.jp/archives/2019-09-12.html8月 ネット証券比較
2019年08月17日
7月 ネット証券比較
7月 ネット証券比較
参照ページ
楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/disclosure/business/fy2019.html
松井証券
https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/pdf/pr191101.pdf
カブドットコム証券
https://kabu.com/company/pressrelease/20191105_1.html
マネックス
https://mst.monex.co.jp/mst/servlet/ITS/ucu/CompanyDisclosureMsGST
GMOクリックフィナンシャル
https://www.gmofh.com/ir/news.html
岡三オンライン証券
https://www.okasan-online.co.jp/company/disclosure/trading_value.html
この記事へのコメント
1. Posted by ご連絡 2019年11月17日 16:34
外資系証券会社の記事も読んでみたいです。
興味ないんで、とか言われそうですけど。
興味ないんで、とか言われそうですけど。
2. Posted by ご連絡 2019年12月25日 22:01
以前に楽天の先物の話をしましたが、関連する動きです
総合取引所実現に向けた対応について
|楽天証券のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000011088.html
総合取引所実現に向けた対応について
|楽天証券のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000011088.html