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2019年09月12日

8月 ネット証券比較

「成人」ネット証券の危機感
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48996090W9A820C1DTA000/
2019/8/26 20:00 日本経済新聞
「非常にショッキングな数字だ」。松井証券の松井道夫社長が語気を強めて指摘するのは、株式売買代金全体に占める個人比率だ。2019年4〜6月は17%と、3割を超えていたピーク時から半減した。手数料自由化前の1998年(約14%)以来の低水準に近づきつつある。
取引コストを下げて個人の参加を促したネット証券各社は、ある種の既得権者への挑戦者として、対面営業から一方的に顧客を奪う形で存在感を高め、株式市場の流動性向上に貢献してきた。だが、ここまでシェアをとってしまえば、この延長線上に成長シナリオを描くのは難しい。
暗号資産(仮想通貨)などに多角化して成長を模索する向きもあるが、そこはIT(情報技術)企業やフィンテックと競合するレッドオーシャンだ。ネット証券各社がここ1〜2年注力してきた資産形成ビジネスにも、IT勢は人工知能(AI)やビッグデータを活用して侵食を狙う。言い換えれば、10月で成人を迎えるネット証券は、かつて支配的だった対面営業型証券ビジネスと同じように、「攻められる側」に置かれつつある。その「成人後」には難路が待ち受けている。

苦情に対処 損失補填 東郷証券幹部ら4人逮捕
2019年6月21日 東京新聞web
複数の顧客の外国為替証拠金取引(FX)による損失を補填(ほてん)したとして、東京地検特捜部は二十日、金融商品取引法違反の疑いで、東郷証券(東京都港区)の実質的経営者、林泰宏容疑者(58)=渋谷区=ら四人を逮捕した。林容疑者らは主に中高年をターゲットに、FXのリスクを十分に説明せず強引な営業をしていたとされ、特捜部は、損失が生じた顧客からの苦情に対処するため補填したとみている。

岡三オンライン証券、東郷証券から事業を譲受
2019/9/6 17:59 日本経済新聞
岡三証券グループ(8609)傘下の岡三オンライン証券は6日、東郷証券(東京・港)から外国為替証拠金(FX)取引「くりっく365」と株価指数証拠金取引の「くりっく株365」に関連した事業を譲り受ける契約を結んだと発表した。事業譲受は10月5日を予定する。




8月株式口座増加数
クリック証券   3153口座( 725)18.6%
松井証券        2112口座
1432)40.4%
マネックス    1904口座(114637.5%
カブコム        2164口座( 125)+ 6.1%
岡三オンライン  1530口座( 190)−11.0%
※SBI証券、楽天証券は口座増加数を非開示にしてます。

8月信用口座増加数

マネックス      604口座(+  6)
松井証券       616口座(263)

8月 月間株式売買代金(増減率)

楽天証券         4兆3943億円(前月比     68億円) 0.1
松井証券         1兆9648億円(前月比  375億円)+ 1.9%
カブコム      1兆5729億円(前月比+     30億円)+ 0.2%
マネックス           9517億円(前月比     14億円)+0.1%
クリック証券             8534億円(前月比  689億円)+ 8.7%
松井証券               8123億円(前月比  417億円) 4.8 ※1日信用抜き
岡三オンライン       2165億円(前月比  218億円) 9.1
一日あたり株式売買代金(増減率)

楽天証券          2092億円(前月比  98億円)+ 4.9%
松井証券            935億円(前月比  59億円)+ 6.7%
カブコム            749億円(前月比  36億円)+ 5.0%
マネックス           431億円(前月比  22億円)+ 5.1%
クリック証券          406億円(前月比  50億円)+14.0%
松井証券            386億円(前月比    2億円) 0.5 ※1日信用抜き
岡三オンライン       103億円(前月比   5億円) 4.6

信用残高
 
楽天証券      3875億円(前月比  61億円)+ 1.5%
カブコム      2228億円(前月比+288億円)+14.8%
松井証券      2286 億円(前月比  20億円) 0.8
マネックス     1558億円(前月比+  32億円)+ 2.0%
クリック証券      847億円(前月比  96億円)+12.7%

各社の証券口座数
マネックス     183万0169口座(+1904)
松井証券      120万1642口座(+2112)
カブコム      112万8678口座(+2164)
クリック証券    40万4092口座(+3153)
岡三オンライン      22万2791口座(+1530)

各社の信用口座数
松井証券       19万3216口座(+616)
マネックス   13万0397口座(+604)

各社のFX口座数
クリック証券  63万0812口座(+5788)
マネックス   25万2472口座(+344)
松井証券        8万2424口座(+412)

各社のFX売買代金
クリック証券  87兆7628億円 +67.2%
マネックス     8兆2087億円 +100.1%
カブコム                2兆6360億円 +58.7%
松井証券              7410億円 +89.6%

8月のネット証券各社の各社の開示情報が出そろってたので並べてみたにょ(σ´∀`)σ
8月は下げたまま横ばいで推移しただけの寂しい相場でした
各ネット証券の1日あたりの売買代金はそれなりに回復していたようですが
東証の営業日が7月の22営業日から212営業日に1日減ったので月間売買代金は横ばい
先月よく増えてた岡三オンライン証券は8月は大幅な減少となり
先月減っていたGMOクリック証券は妙に株式売買代金が大きく増えていました
ただ口座開設数は程どこのネット証券も大幅に減っていたようですφ(.. )

第1Q(2019年4〜6月)の決算が非常に悪かった松井証券はコストダウンのために
これからは広告宣伝費を抑制して業績の回復に努めると書いてありました
もしかしたらそういった影響も口座開設数減少の背景にあったのかもしれません。
一方で、足元の9月では株式売買代金がいきなり大幅に増えてきてるようです
8月の東証株式売買代金は1日あたり1兆5000〜1兆7000憶円程度だったものが
9月に入ると軒並み2兆円を回復、2兆円〜2兆7000億円の水準まで戻しています
結果的にいえば、広告費を抑制したのは足元でマイナスに作用してそうだおね
(せっかく口座を増やす機会なのに広告費用圧縮したら口座が増えないから)

ただし、9月は東証の営業日が19営業時しかないので8月より2日も少ないです。
1日あたりの株式売買代金は大きく回復してることが期待できますが
営業日の減少により月間ではそれほど大きく回復することは難しそうだおね

岡三オンライン証券が行政処分を受けた東郷証券のくりっく365事業を買収しました
この買収は岡三オンラインにとって非常よい戦略だと思いますφ(.. )
ぶっちゃけた話、岡三オンラインは証券事業だけで黒字化できる可能性は0%でしょ。
黒字化したかったらとにかく証券事業以外で稼ぐしかありません。
もっとはっきりいえばGMOクリック証券の戦略をパクった方がいいということ

ちなみに8月は為替が大きく動いたことでFX会社は大きく稼いでいるようです
マネパは今期(2019年4月以降)で最も売上高が増えているようだし
ヒロセ通商においても7月比で売上高が+27.8%増大きく伸びています
GMOフィナンシャルHDも仮想通貨事業の売上高はレバレッジ規制で半減してますが
FX事業で稼いだおかげで8月の売上高は過去最高益の5月と同じ水準
に伸びています

GMOクリック証券が大きく成功したことでGMOフィナンシャルHDがネット証券の中で
今期はSBI証券に次いで2番目の業績を残している
わけですから
岡三オンライン証券はまさにGMOフィナンシャルHDの戦略こそマネするべきでそう
証券事業にはある程度見切りをつけて、FX・CFD・仮想通貨で稼ぐべきだおね
具体的にはまずはマネパやヒロセ通商あたりを買収してくのがベストでしょうφ(.. )

SBI証券も楽天証券もとっくに証券事業単体で稼ぐモデルからは脱却しています(●´ω`●)
投資信託やFXでバランスよく稼いでいく事業モデルに変遷済みです。
SBI証券は仮想通貨事業をすでに子会社化してるのでさらに業績を伸ばすでしょう
楽天証券もこないだ設立した仮想通貨事業がこれから伸びれば貢献してくれそうです。
マネックスも米国子会社や仮想通貨事業が稼いだおかげで業績は悪くありません

0908
















厳しいのは証券事業単体に依存しすぎている松井証券とカブドットコムだおね
証券事業以外でほとんど稼げてないので非常にバランスが悪いです(´・ω・`)
なによりFXやCFDは祝日も取引できるし、仮想通貨は土日・祝日も取引が可能です。
しかし株は平日しか取引できないのでそういう面でも非常に不利なんだおね
とにかく一刻も早くネット銀行を買収なり設立してシステム連携を行うべきだし
(カブドットコムはKDDIを通じてじぶん銀行とシステム連携対応中ですが)
FXサービスを強化しつつ、マネパやヒロセ通商や外為どっとコムのような
業績の良いFX会社をどんどん買収して傘下に囲い込んでいくべきだおねφ(.. )
CFDも強化してさらに仮想通貨事業にもとにかく早急に参入していくべきでしょう
もし遅れたら3〜4年後にマネックスに負ける可能性だと思います(´・ω・`)

2019年08月17日
7月 ネット証券比較

http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2019-08-17.html

2019年07月19日
6月 ネット証券比較

http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2019-07-19.html

2019年06月15日
5月 ネット証券比較

http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2019-06-15.html

参照ページ
楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/disclosure/business/fy2019.html
松井証券
https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/pdf/pr190902.pdf
カブドットコム証券
https://kabu.com/company/pressrelease/20190903_1.html
マネックス
https://mst.monex.co.jp/mst/servlet/ITS/ucu/CompanyDisclosureMsGST
GMOクリックフィナンシャル
https://www.gmofh.com/ir/news.html
岡三オンライン証券
https://www.okasan-online.co.jp/company/disclosure/trading_value.html



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この記事へのコメント

1. Posted by また里予木寸か?   2019年10月04日 18:33
マネックスが米国無料のリリース出しましたが、その前2時過ぎに物凄い売りが出ましたな。

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