yogurting ヨーグルティング

2019年06月28日

岡三オンライン証券 赤字縮小でも開業して黒字は1回、赤字は12回

岡三オンライン証券 2019年3月期 通期(2018/4〜2019/3)決算
営業収益 25億0,386万円
営業損失 12億7,264万円
経常損失 12億7,238万円
当期損失   2億7,648万円

※ちなみに営業収益というのは売上高のことです

岡三オンライン証券がまた赤字決算だったようだにょ(σ´∀`)σ
実はなつさんは毎年6月の最終日に岡三オンライン証券の決算の記事を書いてます。
なぜかというと、どうやら証券会社は通期決算を締め日から遅くとも3か月以内に
開示しなければならないっているルールみたいなのがあるようです
3月末から3か月後がまさに6月の最終営業日になるってことですφ(.. )

普通の証券会社は決算悪くてももう少し早く情報開示するのが常です。
しかし岡三オンライン証券はとにかく情報開示に積極的でなく常に隠す傾向が強い
今年も2019年3月末に決算が閉まってるのに3か月間ずっと開示を隠してたってこと
なつさんは毎年のように岡三オンライン証券の決算記事書いてるから気づいてるけど
実は岡三オンライン証券は決算が黒字化した2013年だけは4月に決算開示したんですね。
わざわざ業績が黒字化したというプレスリリースを打ってましたφ(.. )

しかし逆に言うと、それ以外の12年間は期限ぎりぎりまで業績の開示を伸ばして
毎年のように期限ぎりぎりの6月最終営業日にしか決算を開示しません
赤字決算が知られないように隠すという恥ずかしい真似を毎年してるわけです(´・ω・`)

岡三オンライン証券の昨年の最終純損失は8.6憶円でしたが今年の純損失は2.7憶円でした
そこだけパッと見ると今年は大幅に業績が回復したのかと勘違いしますが、
よくよく見ると営業損失も経常損失も昨年とほぼ同じ12億円台の損失が出ています
そこに原因不明の謎の特別利益6.7憶円も追加されて決算が嵩上げされて
さらにそこに法人税や住民税の戻りが3.2憶円もいきなり追加されてるだけのことでした
お化粧だか、決算の数値操作だか知らないけどよくもこんな姑息なことやるよなと。
むしろ感心してしまうくらいの清々しいまでの決算操作ってやつでしょうか(´・ω・`)

岡三オンライン証券は2013年の黒字決算のときが完全に業績の天井
(アベノミクス最盛期で強烈に株価が上がって盛り上がってた頃)
そこから業績が完全に右肩下がりになって年々業績悪化で絶賛衰退中なんだおね
仮に先行投資が嵩んだってのが原因で業績が悪化したなら問題ないですが
岡三オンライン証券は利益じゃなくて売上高が激減してるのが痛すぎでしょう

過去の売上高の推移
2013年度売上高 42.8億円
2014年度売上高 32.4億円(−24.2%)
2015年度売上高 33.3億円(+2.7%)
2016年度売上高 26.4億円(−20.3%)
2017年度売上高 25.9億円(−1.9%)
2018年度売上高 25.0億円(−3.4%)


過去にさかのぼってみても売上高はずっと右肩下がりのようですね(´・ω・`)
今年の決算は純売上高が22.3億円で販管費が35.0億円もあるので営業損失12.7億円
販管費が純売上高よりはるかに大きいんで黒字化の可能性は極めて厳しいですね。
これってようは年間売上高が2,230憶円の会社の販管費が3,500憶円もあって
年間の営業による損失が1270億円の赤字って考えたら理解しやすいでしょうφ(.. )
もうシャレにならないくらいコストオーバーでお金が儲かってない企業ってことです。
ぶっちゃけこれもうゾンビ企業並みで、増資なかったら年に1回破綻してるレベルでそ

岡三オンライン証券は開業して13年経ったのにすでに赤字の年が12回もあります。
すでに開業以来の累計損失135億円超えと際限なく赤字の山が積み上がっています
売上高を増やさないと黒字化できないのに、足元ではずっと売上高が減り続けてるので
現状の延長戦のビジネスをあと10年がんばっても黒字化の可能性は極めて低いでしょう

岡三オンライン証券は2017年4月に新成長計画『ReBorn』を立てました
1年目の2017年は12億円の営業赤字で、2年目の2018年も12億円の営業赤字です。
しかも2019年は年初から個人投資家の動きが鈍く市場の活性は低いままです
東証の売買代金も個人投資家の売買代金も1〜6月までずっと低迷しています
年度の後半(2019/7〜2020/3)で奇跡的な株価復活と出来高の回復が起きない限り
ReBorn計画(=生まれ変わり計画)死ぬという冗談にもならない結果になりそうです

01年目 −9億1060万円
02年目 −17億0800万円
03年目 −25億2061万円
04年目 −15億7422万円
05年目 −28億9730万円
06年目 −8億4773万円
07年目 −9億0116万円
08年目 +1億1521万円
09年目 −3億6901万円
10年目 −3億3663万円
11年目 −5億3356万円
12年目 −8億6546万円
13年目 −2億7648億円

新成長計画『ReBorn』 策定のお知らせ
〜 2017年4月 岡三オンライン証券は生まれ変わります 〜
新経営体制のもと、お客さまへのサービスレベルを飛躍的に引き上げ、中長期的な資産運用のパートナーとして皆さまに選ばれる 証券会社に生まれ変わります。わたくしたちの新たな挑戦にご期待ください。
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2018年06月29日
岡三オンライン証券が赤字拡大!開業して黒字は1回、赤字は11回

2017年07月01日
岡三オンライン証券、赤字5億円で営業損失は2.7倍に拡大

2017年04月30日
岡三オンライン証券、『ReBorn』計画で復活を計る

2016年07月01日
岡三オンライン証券 開業して黒字は1回、赤字は9回
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2016-07-01.html 

ss2286234570 at 22:52│Comments(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 赤字 | ネット証券

この記事へのコメント

1. Posted by ニート   2020年03月29日 10:21
先日の役員人事で、岡三オンラインの取締役から、岡三グループの兼務役員が次々と退任していきましたね。

いよいよ岡三証券本体との合併が始まるのでしょうか。

岡三証券グループ各社の機構改革および役職員の異動に関するお知らせ
http://www.okasan.jp/news/osg/2020/200324.html#anc03

中期経営計画のプラットフォーム共通化を見てもその雰囲気を感じます。

合併後の注目点は、手数料がどこまで値上がりするか、日経先物の取扱が終了するか(くりっくに一本化)、だと思ってます。

岡三オンラインのツールを愛用しているので、とても気になりますね。

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