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2018年11月29日

LINEの金融部門は戦線拡大しすぎのせいで失敗するでそ

スマホ決済の陣取り争い、銀行・通信・ベンチャーで激化
2018/11/06 05:01 日経コンピュータ
スマホ決済サービスに企業が相次ぎ乗り出している。銀行から通信、ベンチャーまで顔触れは多様だ。政府のキャッシュレス決済倍増計画も後押しする。ソフトバンクとヤフー、LINEだけではない。スマホ決済サービスに乗り出す事業者が相次いでいる。NTTドコモは2018年4月にQRコードを使った「d払い」を開始。みずほ銀行は同年3月にNFC(近距離無線通信)を活用した「みずほWallet」を始めた。スマホ決済に参入した企業はここ1年で10社近くに上る。 

LINEの銀行参入、メガ流に一石 「顧客目線に勝算」
2018/11/27 20:30 日経電子版
LINEは海外進出より国内の利用頻度を高めることを重視。生活に密着した様々なサービスをスマートフォン(スマホ)に集約する戦略にカジを切っている。
その柱の一つが利用者と中長期の関係を築ける金融分野。10月には保険やテーマ型投資などのサービスを相次ぎ始めた。11月にはスマホ決済できる場所を100万に増やした。
ただ18年7〜9月期の金融事業を含む戦略事業の営業損益は88億円の赤字と、前年同期から赤字幅が45億円拡大した。2019〜21年には約1000億円を投じる計画だ。出沢社長は「金融事業は2〜3年の中期の時間軸で考えている」というが市場関係者の不安は小さくない。銀行業への参入を受け27日の同社株の終値は3840円と1割以上上げたが1年前に比べ依然2割低い水準だ。
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今回は一切煽り抜きで、最も現実的でまじめなLINEの将来予想を書きます

LINEの金融部門の本命中の本命は実はLINE Payなんだおねφ(.. )
ここが成功するかどうかでLINEの将来の時価総額が決まるといっても過言じゃないでそ
ただし最近はソフトバンクというモンスターが本格参戦してきたので苦戦しそう
本来ならLINEはLINE Payに一極集中して人と金と資源を投下すべきタイミングです。

しかしなにをトチ狂ったのか銀行、証券、保険、仮想通貨にもほぼ同時参戦する様子
モバイル投資は出資しただけで人や物資は供給してないし
LINE家計簿みたいなアプリ開発程度ならまあ並行して参入しても差し支えないんだけど
銀行、証券、保険みたいに膨大な人員資源を食う事業に参入するなら
時間軸をずらして順番に各個撃破でいかないと間違いなく失敗すると思います(((( ;゚д゚)))

特に銀行や保険事業は人手を食うので有名な業種です
いつも比較してる記事読んでくれてる人は知っているかもしれませんが
スマホ銀行のじぶん銀行ですら正社員だけで300人、ソニー銀行とか楽天銀行とか
ある程度規模が大きいネット銀行だと正社員だけで500〜800人もいるし
これに派遣社員を加えたら700〜1000人くらいは人員を雇ってるってことです(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
楽天グループの楽天損保は正社員の従業員だけで290人(派遣社員含むと350人以上)
au損保という超マイナーで誰も知らないようなネット損保ですら正社員だけで88人います。

もし本腰入れてLINEが銀行、証券、保険に本格参戦をしようと思うなら
最低でも1000人くらい人を雇って教育していかなきゃいけないってことなんだおね
しかもLINEには金融事業で業務経験のある社員なんて現在いないわけだから
提携先のみずほ銀行や野村證券や損保ジャパンから高給取りの出向社員を受け入れて
そんな出向社員を何百人と雇って給料払っていかなきゃいけないってことなんだおね
その人件費だけでもとんでもない額だし、さらにその他の資源や金も膨大にかかります。

今回のLINEは国内だけでLINE Pay、LINE銀行、LINE証券、LINE生保、個人ローンと
最低でも5面打ちで勝負していこうっていうんだから正直いって究極のアホでそ

ビジネスでも戦争でもそうですけど戦線をむやみに広げたらそこで負けなんだおね
ビジネスの内容とか業種とか分野とか関係なく、絶対やっちゃいけないこと。
ましてライバルはすべてSBI、楽天、ソフトバンクといった猛者ぞろいです。
それを5面打ちで喧嘩ふっかけようってんですから気が狂ってるとしか思えません。
例えていうなら、羽生名人クラスの猛者と5面打ちで戦いますっていってるようなもの
もうね資金がどうとか勝敗がどうのこうのってレベルの話じゃなく
そんな多面打ちで全方位に戦線ひらいた時点で負けが決定してるんだおね(((( ;゚д゚)))

これとまったく同じことをして大惨敗して数百万の兵士を死なせたのが日本軍でそ。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、中国、ソ連らと戦線を拡大していって
最終的には戦線が拡大して伸びきったので前線がボロボロになりました(´;ω;`)
敵兵がいる最前線に兵士・食料・医療・弾薬を送れなくなったんで
戦力が寸断されて各個撃破されてほぼすべての戦線が壊滅してほぼ全滅しました
しかも南方では戦闘で死んだのでは2割だけ、残りは病死と飢え死にと傷病死だお。
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日本兵ってけっこう練度も高くて戦意も高かったんですよ。
でもこれだけ戦線を広げるアホな戦略をやると誰がやっても大敗するってことです

今回とても非常に重要なキーとなるのはLINE Financialの人事でそねφ(.. )
こんなに難易度の高い戦略をとって多面作戦を決定したにもかかわらず。
なんとLINE金融部門のトップはみずほ銀行出身で個人営業畑を歴任してきたという
インターネット金融にくわしくもなく金融システム畑出身でもない
オリコの専務執行役員からやってきた齊藤哲彦氏というかなりキャリアが怪しい人物。

LINEの金融部門の相手になるのは北尾さんとか孫さんとかそのレベルの猛者です
もし本気でLINEが金融部門で勝とうと思ったらキャリア・実績すべてで
北尾さんかそれ以上の指揮官を呼んでこないと勝つどころか善戦すらできません
確かに北尾さんは人間としてはゲスだけど先見性や指揮官としては超一流ですからね。
こんな馬の骨みたいなインターネット金融すら理解できてない指揮官呼んできて
LINE金融部門のトップにすえるとかハナから負ける気なんでしょうか

LINEは最初からSBIと組んでスマホ証券なりスマホ銀行作るべきだったと思うお
なのにSBIの宿敵の野村證券と組んだことで、SBIに敵視されて徹底的に叩かれると思う。
はっきり言って、ネット金融部門の強さでいうとSBIと楽天の精強さってのは
野村證券やみずほ銀行や損保ジャパンもまったく歯が立たないくらい強いです。
そのグループと3〜4面戦争をやるとかちょっと正気じゃないと思う。
日本の自衛隊がアメリカとロシアと同時に戦争しますって言ってるのと同じレベルだお

LINEがやってるのは牟田口中将を総司令官に据えて戦争しますって言うようなもん。
相手は最盛期の徳川家康とかロンメル将軍とかマンシュタイン元帥のクラス。
LINE金融部門はいつどのタイミングでどこまで撤退・事業縮小するかって話であって
そもそも5面打ちなら1勝4敗ならまあまあ成功とかそんな感じでそ(´・ω・`)


インパール作戦で抜群の戦術を見せて大勝した牟田口中将

予想するまでもなく100%確実に戦略の齟齬で大失敗するだろうし
あと数年もすれば間違いなくこの斎藤さんという社長は引責辞任になるでしょう
ちなみに更迭の最短記録は開業して1年も経たないうちに首になったじぶん銀行の社長。
(スマホ銀行のじぶん銀行は開業して3年で350〜400億円の累損だしました)
その次が3年で300億円の損失の責任で更迭されたジョインベスト証券の社長かな(●´ω`●)

LINEが銀行業やスコアリングに参入、インバウンドはWeChatPayと提携
2018/11/27 20:29 日経TECH
子会社のLINE Financialの社長には、これまでの出沢氏に代わって、オリエントコーポレーションの齊藤哲彦専務執行役員が12月1日付けで就任することを紹介した。登壇した齊藤氏はLINEについて「スピードが速く、絶えず進化し続ける企業。これまでの堅苦しい金融のイメージではなく、簡単で身近な、これまでにない金融サービスを提供していきたい」と語った。

LINE(3938) 4080円 −10円 (−0.24%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=3938
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3938.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=n&p=s,m25,m75,b&a=v,ss
金融の異業種への新規参入や中国のスマホ決済大手と組んだことで株価は上昇傾向だお
将来はともかく、足元では材料が多いので株価を大きく支援しやすいでしょう。
ただし金融部門での一斉参入戦略はまさに泥沼になって損失を出し続けるでそね
400〜600億円の損失出してLINE Pay等の一部事業を除いては撤退又は事業縮小なるでそ。
LINEはSBIの北尾さんの強さや執念深さを理解してないっていうか、舐めてると思うお
ジョインベスト証券がどれくらい悲惨なことになったのか理解してないでそ。
野村證券と出資して作ったLINE証券は焦土になって何年か後に廃業すると思いますΣ(゚д゚;)


ss2286234570 at 10:31│Comments(6) ネット銀行 | スマホ決済

この記事へのコメント

1. Posted by アイス   2018年12月01日 21:52
ここに書いてある通りになると思う。
2. Posted by なつ☆ていおう   2018年12月02日 01:28
実際そうなると思いますよ。
同時に難易度の高い事業をいくつも並行してやると、ここの事業の成功率はどんどん下がりますからね
3. Posted by 滋賀の投資家   2018年12月02日 06:01
楽天ですら金融事業をここまで育てるのに相当の年月がかかっているのにねえ
4. Posted by かもみ   2018年12月02日 08:09
煽り抜きを謳いつつ煽りまくってるようにしかみえないが実は真摯に現実的な意見を述べているだけという
いかにLINEが無謀なことをしようとしているかってことですね
5. Posted by なつ☆ていおう   2018年12月02日 11:55
>楽天ですら金融事業をここまで育てるのに相当の年月がかかっているのにねえ

まさにそうですね。
楽天やSBIですら一気に複数の事業をやるようなアホなことはせず
15年近く時間と人手と手間をかけてじっくり事業を育成してきたのに
それを一気に3〜4年で5個も6個もやるとかまともではないですね
よっぽど追い詰められてるのかなとか思いましたけど
6. Posted by なつ☆ていおう   2018年12月02日 12:00
>煽り抜きを謳いつつ煽りまくってるようにしかみえないが実は真摯に現実的な意見を述べているだけという

今回は煽りは一切してませんね。
非常に複雑で手間と人手のかかる事業を同時並列にやるような愚をおかすと
各事業の精度がおちて成功可能性が下がるって言ってるだけですから

羽生名人だって名人クラスの棋士相手に、時間制限ありで、5面打ちなんかやったらミス連発してほとんど負けるでしょうし

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