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2018年08月22日

泥船「One Tap BUY」、ガチでヤバいことになってた

スマホで1000円からの株式投資「One Tap BUY」、月980円で手数料タダに
2018年6月18日  engadget
「One Tap BUY」は、1000円単位の少額から株式をリアルタイム売買できるAndroid / iOSアプリです。米国・日本株の計66銘柄を『スマホを3タップするだけ』(担当者)の簡単操作で売買できる点を売りにします。既存のプランでは、株式を取引するごとに手数料が発生します。具体的には、金融商品取引所の開場時間帯は0.5%(1000円につき5円)、閉場時は0.7%(1000円につき7円)をスプレッドとして、基準価格に加減することで取引手数料相当額を徴収していました。
今回導入する「定額プラン」では、月額980円を支払うことで、月内何回取引しても手数料がゼロに。
なお月額980円という金額は、月間取引額がおおよそ20万円に達する場合の手数料に相当。一方でOne Tap Buyユーザーの月間取引額の平均は2万円を切っており、定額プランの恩恵は一部のヘビーユーザーに限られます。
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最近月額手数料980円にしてやたらテレビCMで見るようになったOne Tap BUYですが
個人な感想をいわせてもらうとOne Tap BUYは利用価値のない証券会社
それ以前に会社として完全に詰んでるとおもうんですよね
なぜなら日本株は30銘柄しか扱ってないからです

確かに手数料が高くて約定代金100万円あたり5000円も手数料ぼったくられるという
決定的な欠陥があるんだけど、銘柄数の少なさはそれ以上の大問題でそ
はっきり言ってしまうとまったく証券会社としての要件を満たしてません。
IPOもない、信用取引もない、先物も扱ってない、FXもできない
しかも取引できる日本株の銘柄は30銘柄しかない。これって使う意味ありますかね

手数料が安いとか高いとかそういう問題じゃないと思うんだおね
日本株の銘柄数が30しかない証券会社で取引するなんて絶対ありえないでしょ(´・ω・`)
投資家ってのは儲かりそうな銘柄を探し出して取引したいのであって
たった30銘柄しかない銘柄を手数料0円で取引したいんじゃないんですよね。
そんなことするならカブコムの手数料0円のノーロードファンドで十分。
よくこんな出来損ないの会社に何十億円も出資するなとむしろ感心するレベル

そしてこの記事の中にOne Tap BUYの決定的なヤバイ点が書いてあります。
それはOne Tap BUYのお客の月間売買代金がなんと2万円以下ということ(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
てっきり1顧客あたりの手数料が2万円かと思たらそうじゃないんですね。
そうなんですOne Tap BUYの客は月間に2万円以下しか売買代金がないだおね
最初ぼくちんもなにかの勘違いかなと思って何回も読み直してみました

ちなみに松井証券の月次開示資料の一番下にあるエクセルデータを見ると
月間売買代金が2兆3384億円で月間取引人数が124,799人なので
松井証券のお客の1顧客あたりの月間売買代金は1,873万円ってことになります。
こう考えるとOne Tap BUYの2万円以下ってのは少ないどころじゃないよね(´・ω・`)
むしろOne Tap BUYはお客にまったく利用されてないと言うべきでしょう
月間約定代金2万円の0.5%の手数料ってたった100円です。小学生のお小遣いかよ

2017年7月から日本株の売買も開始したようだけど、損失はどうでもいいとして
あまりにも売上高が少なすぎて話にならない気がするんだおねΣ(゚д゚;)
通期売上高1億6,478万円を12か月で割ると月間の売上高が1,373万円しかありません
これを20営業日で割ると1日あたりの売上高は68万円しかありません。
1日の取引人数が仮に1万人いたとすると1人あたりの支払手数料はたったの68円
ちなみにセブンイレブンの1店舗当たりの日販が80万円なので
One Tap BUYの価値はセブンイレブン1店舗分の価値もないってことでそ

保険料とか全部込みで従業員を採用したら1人あたりの人員コストは最低600万円
その従業員を30人雇ったら人件費だけで年間1億8000万円はかかります。
年間売上高1.6億で人件費すら吸収できてないってさすがに不味すぎでそ(´・ω・`)

One Tap BUYの一番の問題点は取引できる銘柄数が異常に少ないことと
お客のターゲットを20代の投資初心者にしてることが根本的に大問題でしょう。
資産が少なく、しかも投資経験がないお客をいくら増やしてもダメだと思うお
だって資産持ってないってことはそもそも株を購入できないから
結果的に売買代金はいつまでたっても増えないし、手数料収入も増えません
一体どういう計算で経営を考えてるのか不思議なくらいだおね(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

ちなみに開業して11年間で累計損失133億円を突破した岡三オンライン証券ですら
開業初年度の売上高は7,538万円でも、2年目は6.3億円、3年目は30億円
売上高はそれなりに増えてるしもう少しましな数字でしたφ(.. )
あれだけ派手にテレビでCM流しても収益性がこうも低いんじゃ救いようがない。
もう少し収益性の高い商品や収益性の高いお客を取り込んでいかないといかんでそ。
月額980円低額コースなんてやってもコストが増えるだけで終わるし
それを止めたらあっという間にお客がいなくなるだけだから何も解決しないよね
安い手数料値上げしたらアッと今にお客が逃げたジョインベスト証券と同じだお


One Tap BUY 2018年3月期通期 (2017/4〜2018/3)決算
営業収益   1億6,478万円
営業利益−15億6,856万円
経常利益−15億7,880万円
当期利益−15億8,311万円

One Tap BUY 2017年3月期通期 (2016/4〜2017/3)決算
営業収益    4,303万円
営業利益−8億5,425万円
経常利益−8億6,168万円
当期利益−8億7,640万円


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ss2286234570 at 05:46│Comments(3)このエントリーをはてなブックマークに追加 スマホ証券 | 撤退・廃業

この記事へのコメント

1. Posted by 名無し@地下速報   2018年08月24日 22:18
1000円の株を980円払って買ったら倍の値段じゃん、一部上場の大型株が2倍になるなんてリーマンショック級の底値ぐらいで買わないとなかなか難しいよね。
大手証券会社で個別銘柄の累投しているほうが数段ましじゃないか。
2. Posted by アレク   2018年08月25日 07:11
林さんがユナイテッドワールド証券を始めた頃は、割と真面目にやっていたし、手数料が良心的だったので支持された。
中国株ブームと上げ相場もあって、資産を10倍以上にした顧客が沢山いた。

そのうちシステムを軽視し始めて、システムトラブルが多くなって行ったが・・・

林さんはしばらく見ないうちに、朝鮮なまりのカタコトの日本語を話すようになった。
経営も日本語も格段に下手になっている。
3. Posted by なつ☆ていおう   2018年08月25日 13:01
顧客の1人あたりの月間株式約定代金が2万円ってさすがにやばいおね。
もっと詳細な数値がないからこれ以上はわからないけど
異常なくらいに約定金額が低い様子。

もしかしたらOneTapBUYのお客が入金してる金額が平均5〜10万円しかなくて
1回の約定金額が500円とか1000円くらいしかないのかもしれませんね。

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