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2017年12月09日

GMOインターネットとマイニング事業

GMOインターネット、300億円「採掘」の皮算用
2017/11/21 5:30 日本経済新聞 電子版
採掘――。語感からして、そもそも「イチか、バチか」感が漂うが、事話題の仮想通貨ビットコインのマイニング(採掘)となると、なおさら。トップ自らが「失敗して投資家に笑われるか、成功して仰天させるかのどちらかだ」と語る。GMOインターネットは9月、現在は中国勢が席巻する同分野への参入を表明。このほど、詳細な計画を発表した。最大で、現状の粗利益額(2016年12月期で約680億円)の4割に相当する300億円程度をもたらすという、新規事業の皮算用を見てみよう。
まず、基礎知識の確認から。マイニングとは、インターネット上での仮想通貨のやり取りのキモ、「ブロックチェーン」と呼ばれる分散型台帳に記帳する作業。高度に複雑な数式を解くことで、次のブロックチェーンの更新権限を手にして、対価のコインを得られる。現在、ビットコインの場合、1回の作業当たりの報酬は12.5ビットコインと決まっている。1ビットコインは足元90万円弱だから、1回1125万円なり、の高単価。
そして、1日のマイニングは144回。ブロックチェーンのデータの固まりは10分に1回つくられるから、1時間で6回、24時間で144回になる計算だ。ハッシュ関数と呼ばれる演算をごく短期間に大量にこなし、最も速く演算を終えたマイナーが報酬を手にする仕組み。全て独占すれば1日16億円以上の報酬になる。確かに、GMOの熊谷正寿会長兼社長が言うとおり、「マイニングは勝つための要素が分かりやすい事業」といえるだろう。
GMOは冷却用電力を節約するために北欧に拠点を置き、半導体メーカーと組んで高性能計算チップを開発することで、世界シェア1割を狙う。マイニングを行っているコンピューター能力は世界全体で、合わせて1秒あたり約860京回とされる。ちなみに「京」は1000兆の10倍。GMOが開発にメドを付けたという処理能力は最大150京回なので、余裕をみても「1割には相当する」というのが「シェア1割」の根拠だ。
首尾良くいけば、1日あたりのビットコイン全体のマイニング報酬約16億円の1割、年にして最大600億円規模の売り上げになる計算だ。そこから計算設備の償却費、電気代、人件費などを差し引いた粗利益でも、300億円程度とソロバンをはじく。販管費も多額にはかからないため、営業利益ベースでの貢献も大きいとみる。現在の17年12月期の営業利益見通しは190億円だから、フルに効いてくれば、それを大幅に上回る利益が上乗せされる、はずだ。
皮算用の根拠は明確な一方、その通りにコトが運ぶ保証はない。
まず、ビットコインの価格。現状の90万円弱が20万円を下回らない限り利益は出ると、会社側はみるが、そこは変動の大きい市場のこと。市場に流れる資金の大半は短期利益を求める個人マネー。価格の乱高下が続いており、中国がビットコインなど仮想通貨の取引所運営を全面的に禁止するなど、政治リスクもつきまとう。
さらに、12.5ビットコインというマイニングの報酬についても、ほぼ4年に1度半減するルールも存在する。
分裂問題も不安材料だ。GMOがマイニングに対応できるのはビットコインとビットコインキャッシュだけ。現時点では10月に新たに分裂したビットコインゴールドには対応できない。仮にビットコインゴールドが仮想通貨の主役になれば、GMOの青写真は「絵に描いた餅」になりかねない。
成功の保証はないが、少なくとも屋台骨を揺るがせるような危険まではなさそう。最大380億円と見込む初年度のマイニング関連投資に対し、同社のネットキャッシュは約200億円のプラスで、純資産は約660億円(16年12月期末)ある。冒頭の「失敗して笑われるか、成功して仰天させるか」のコメントを、熊谷会長兼社長は「成功する確信を持っている」と結んだ。取りあえず、話題の絶えないビットコインの動きに注目だ。
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やたら長すぎる文章だけど一読する価値はあると思うんだおねφ(.. )
GMOが投資を決めたマイニング(採掘)事業の詳細や計画が書かれた記事だお。
成功が約束されてるとはいえないし、一定のリスクを負ってるのもまた事実
ただ投資の方向性とか他社に先駆けて、誰よりも早く投資した姿勢は高く評価できるでそ

リスクはかなり高めだけど人件費は低いし販管費もある程度読みやすい
投資額も見えてるのでダメなら終了して撤退すればいいだけなので特損も発生しにくい。
極端にいってしまえば、仮に5〜6年後に仮想通貨市場の変動で事業撤退になったとしても
最初の3〜4年なんとかうまく行けば投資コスト回収まではいけそうな感じはある(´∀`*)
すでに半導体の開発はすんでるみたいなので、これからSBIやDMMが参入してきても
1年以上は先行できる時間的な余裕があるのはかなりメリットでそう

楽天みたいに500億円とか1000億円投資してわけわからん海外の会社を買収して
1〜2年後にみごとに騙されて何百億円も特損計上しちゃう会社もあるわけで
そういう株主になんのメリットももたらさない投資よりはるかにGMOのはが健全でそ
少なくとも株価が上がったことで投資家は利益を享受できてますからね


2017年10月30日
2018年春にも、DMMグループも仮想通貨取引事業に参入

2017年10月18日
GMOのビットコイン採掘 独自半導体に100億円投資


ss2286234570 at 06:29│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 マイニング(採掘) | 仮想通貨

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