2015年11月12日
ネット銀行 比較 2015年第2Q(4月〜9月)
ブログなどで被害を訴えている人々の主張によると、特に思い当たる理由はないようだ。悪事を働いて凍結された人はわざわざ情報を発信しないだろうから、心当たりのない人ばかりなのは当たり前のことかもしれない。しかし、その謎の被害に遭った人々が情報交換をするうち、ネットオークションの利用が引き金になっているのではないかということがわかってきた。ネットオークションなどで不特定多数の相手と個人間取引を行っている人の口座が凍結されたことから、おそらくやりとりした相手の中に不適切な利用履歴のある人物がいたのだろう、と推測されている。公式発表されたものではないため、これはあくまでも推測だ。しかし、確かに不特定多数の相手とやりとりをしていると、なかには偽ブランド品を購入したことがある人や、チケットのやりとりに失敗してチケット詐欺状態になった人なども入っているだろう。犯罪防止のため、疑わしいと思われれば凍結されてしまうこともあるようだ。

住信SBIネット銀行 第2四半期の連結業績(平成27年4月1日〜平成27年9月30日)
https://contents.netbk.co.jp/pc/pdf/pr/20151112_fs.pdf
経常収益 287億3900万円(+ 5.5%)

経常利益 82億6200万円(+ 10.3%)

最終利益 55億4800万円(+ 9.1%)

預かり残高 3兆4,672億円(−5.9%)

累計口座数 245万8,000口座(+2.7%)

預かり増加金額 −2156億円

口座増加数 6万5000口座
一口座あたりの預かり残高 141万0,577円
従業員数 319名
楽天銀行 平成28年3月期 第2四半期業績(平成26年4月1日〜9月30日)
http://www.rakuten-bank.co.jp/company/disclosure/pdf/situation-151105-1.pdf
http://www.rakuten-bank.co.jp/company/disclosure/situation.html
経常収益 315億1900万円(+ 22.6%)
経常利益 77億0600万円(+ 65.4%)
最終利益 50億1800万円(+ 56.0%)
預かり残高 1兆4,091億円(−7.9%)
累計口座数 513万0000口座(+1.5%)http://www.rakuten-bank.co.jp/company/disclosure/pdf/situation-151105-1.pdf
http://www.rakuten-bank.co.jp/company/disclosure/situation.html
経常収益 315億1900万円(+ 22.6%)

経常利益 77億0600万円(+ 65.4%)

最終利益 50億1800万円(+ 56.0%)

預かり残高 1兆4,091億円(−7.9%)


預かり増加金額 −1222億円

口座増加数 80,000口座
一口座あたりの預かり残高 27万4,678円
従業員数 430名
大和ネクスト銀行 第2四半期の連結業績(平成27年4月1日〜平成27年9月30日)
http://www.bank-daiwa.co.jp/about/disclosure/financial/pdf/financial_statements_fy2015_q2.pdf
http://www.bank-daiwa.co.jp/about/disclosure/financial/
経常収益 397億9100万円(+ 77.7%)

経常利益 74億7100万円(+ 47.1%)

最終利益 48億3300万円(+ 45.0%)

預かり残高 3兆1,668億円(+1.8%)

累計口座数 107万4000口座(+2.6%)

預かり増加金額 589億円

口座増加数 2万8000口座
一口座あたりの預かり残高 294万8,603円
従業員数 99名
ソニー銀行 第2四半期の連結業績(平成27年4月1日〜平成27年9月30日)
http://sonybank.net/pdf/SB_FY2015_1H.pdf
http://sonybank.net/disclosure/report.html
経常収益 190億2000万円(+ 2.0%)

経常利益 34億0900万円(+ 4.3%)

最終利益 22億4100万円(+ 9.0%)

預かり残高 1兆7,952億円(− 4.1%)

累計口座数 不明
預かり増加金額 −770億円
口座増加数 不明
一口座あたりの預かり残高 不明
従業員数 460名
ジャパンネット銀行 第2四半期の連結業績(平成27年4月1日〜平成27年9月30日)
http://www.japannetbank.co.jp/company/financial/pdf/2016half.pdf
http://www.japannetbank.co.jp/company/financial/financial_highlight.html
経常収益 130億0000万円(+ 3.7%)

経常利益 22億5500万円(+111.9%)

最終利益 15億2900万円(+118.2%)

預かり残高 5,797億円(± 0.0%)
累計口座数 303万0000口座(+3.0%)

預かり増加金額 ± 0億円

口座増加数 +9万0000口座
一口座あたりの預かり残高 19万1,320円
従業員数 297名
http://www.jibunbank.co.jp/corporate/financial_information/
http://www.jibunbank.co.jp/corporate/financial_information/pdf/statement_20151030.pdf
経常収益 124億6400万円(+ 14.8%)
経常利益 8億0200万円(− 1.4%)
最終利益 6億1600万円(− 91.6%)
預かり残高 7,511億円(+22.8%)

経常利益 8億0200万円(− 1.4%)

最終利益 6億1600万円(− 91.6%)

預かり残高 7,511億円(+22.8%)

累計口座数 200万8000口座(+1.8%)
預かり増加金額 897億円
口座増加数 95,000口座
一口座あたりの預かり残高 37万4,099円
従業員数 195名

預かり増加金額 897億円

口座増加数 95,000口座
一口座あたりの預かり残高 37万4,099円
従業員数 195名
※業績は前年同期比、つまり1年前との比較です。
※口座数や預かりの増減は2015月6末の3ヶ月前との比較です。
※今回の従業員数は更新されている会社だけ更新しました。
今年の夏以降、楽天銀行で例の口座閉鎖事件が発生しました(((( ;゚д゚)))
かなり話題になって検索数が急増してたので覚えてる人も多いでそう。
最終的には楽天銀行も楽天グループもこの件については一切コメントしておらず
公式の場でも口座閉鎖に関するコメントは一切していません。
ということで実際なにがあったのかは未だに謎ですが、やっぱり何かがあったってことでそう

この事件の影響で楽天銀行の預かり残高がどのくらい減少するかな?と思ってましたが
実際の数字をみてみるとそれ頬大きな影響はなかったのかな

楽天銀行は過去1年間で考えると、預かり残高は+26%ほど大きく増えています

たしかに減ってるといえば減ってるんですが、楽天銀行は基調としては増えているので

どちらかというと増えてる途中の揺り戻しの減少ってくらいにしか思えませんφ(.. )
楽天銀行だけが減ってたら口座閉鎖事件の影響だと判別がつくんだけど
実際にはソニー銀行も−4.1%



他行も軒並み大きく減ってしまっているのでなんとも言えないところでそう。
ただしここにきて住信SBIネット銀行の預かり残高増加の勢いが完全に終わってるおね

https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/corp_koza_zandaka
過去1年間の預かり残高のデータを見てるとまったく増えなくなっています(´・ω・`)
なにが要因になってるのかは不明だけど、かなり頭打ちの状況になってますにょ(σ´∀`)σ
【悲報】楽天銀行の口座が突然凍結!いきなり利用停止酷すぎw
【悲報】楽天銀行の担当者と生電話。口座が突然凍結!いきなり利用停止酷すぎw
そんな話はさておき、ネット銀行の2Q(2015/4〜2015/9)の決算が出そろったので
あらためて数字や実績を調べてみたにょ(σ´∀`)σ
唯一、ジャパンネット銀行だけが半期決算をまだ開示してないのですが
あそこは毎年12/20頃に開示するというものすごく遅い銀行なので今回はスルーします(゚д゚)、ペッ
営業利益が一番よかったのは住信SBIネット銀行ですが足元では急ブレーキだおね

売上高(=経常収益)、営業利益ともに昨年からの伸びがかなり鈍化してるお(´;ω;`)
住宅ローンなどのローン残高は順調に増えてるようですが、利益はモロに鈍化してるお。
ここにきても前年比の業績の伸びが非常に大きいのが楽天銀行と大和ネクスト銀行

例えば、もし来年度の伸び率が今年と同じだと仮定して計算してみると
1年後の営業利益は1位は楽天銀行で2位は大和ネクスト銀行、3位が住信SBIネット銀行だお

まあさすがにこの高い伸び率がさらに1年以上続くのかは未知数ですが、
楽天銀行は楽天カードというとんでもない流通量を誇るカード関連収益があります

これまでは楽天が外部の銀行に委託していた業務をすべて楽天銀行に任せるよう
業務フローの変更をしているようなので、まだまだ伸びてくる余地があるでそう

前から何度か書いてますが、楽天グループはグループ内の規模が巨大なので
その恩恵を最大限に受けることの出来る楽天銀行は非常に有利だってことだおね

最終的に、営業利益という数字においては住信SBIネット銀行は楽天銀行に完敗でそ。
大和ネクスト銀行はその他のネット銀行とはかなり異なったビジネスモデルだおね。
こちらは大和証券が抱えているお客の資産をどんどん大和ネクスト銀行に移して
その資金を債券やCPなんかで運用して稼ぐビジネスをメインにしてるようですφ(.. )
ちなみに大和証券全体では48兆円とかいうとんでもない額です

このほとんどまったく動いてない資産をグループの大和ネクスト銀行に移していくと
運用可能な額がとんでもなく増えてくるので大きな収益を生むという仕組みです

今現座のとこと大和ネクスト銀行の預かり資産はたったの3兆円なので
これが後5年もすれば、5〜10兆円くらいの規模まで増えてくるでそう(●´ω`●)
そなると大和ネクスト銀行は住信SBIネット銀行なんて相手にならないくらい稼ぐはずです


5年くらいの先を予想すると住信SBIネット銀行は3位にしかなれません(`・ω・´)
グループの規模の差と、グループ全体での預かり資産全体の差が大きすぎるからです

はっきりいってしまうとグループでの時価総額の差がそのまま力の差ってことだおね。