2015年11月03日
ネット銀行 比較 2015年第2Q(4月〜9月) 予習編
大和証券グループのインターネット専業銀行である大和ネクスト銀行が2011年5月13日に開業した。同行は国内で初めて勘定系システムにオープンソースソフト(OSS)のLinuxを採用した銀行だ。5月17日現在、システムは順調に稼働している。中核の勘定系システムにライセンスコストのかからないLinuxと安価なx86サーバーを採用し、提供業務を絞ることでシステムへの投資額を80億円以下(本誌推定)に抑えた。銀行の勘定系システムは一般的に、メインフレームで構築する場合で200億円程度、オープンシステムだと100億円程度かかる。
当社は、株式会社大和証券グループ本社様の100%出資会社であり、5月13日よりサービスを開始した株式会社大和ネクスト銀行様の勘定系システムをLinuxで構築しました。
当システムは基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」を採用したLinuxベースの勘定系オープンシステムで、今回、日本に拠点を持つ外国銀行も含め約20行への導入実績がある、銀行勘定系オープンソリューション「W-BANK(ダブルバンク)」をベースに、13ヵ月という短期間で高信頼のシステムを構築することができました。また、本システムは大和証券株式会社(以下、大和証券)様のシステムとシームレスに連携しているため、預金口座と証券口座の自動振替を行うスウィープサービスが可能となり、お客様に預金を含めた資産形成のための金融商品をワンストップで提供することができます。

大和ネクスト銀行 第2四半期の連結業績(平成27年4月1日〜平成27年9月30日)
http://www.bank-daiwa.co.jp/about/disclosure/financial/pdf/financial_statements_fy2015_q2.pdf
http://www.bank-daiwa.co.jp/about/disclosure/financial/
経常収益 397億9100万円(+ 77.7%)

経常利益 74億7100万円(+ 47.1%)

最終利益 48億3300万円(+ 45.0%)

預かり残高 3兆1,668億円(+1.8%)

累計口座数 107万4000口座(+2.6%)

預かり増加金額 589億円

口座増加数 2万8000口座
一口座あたりの預かり残高 294万8,603円
従業員数 99名
じぶん銀行 第2四半期の連結業績(平成27年4月1日〜平成27年9月30日)
http://www.jibunbank.co.jp/corporate/financial_information/
http://www.jibunbank.co.jp/corporate/financial_information/pdf/statement_20151030.pdf
経常収益 124億6400万円(+ 14.8%)
経常利益 8億0200万円(− 1.4%)
最終利益 6億1600万円(− 91.6%)
預かり残高 7,511億円(+22.8%)

経常利益 8億0200万円(− 1.4%)

最終利益 6億1600万円(− 91.6%)

預かり残高 7,511億円(+22.8%)

累計口座数 200万8000口座(+1.8%)
預かり増加金額 897億円
口座増加数 95,000口座
一口座あたりの預かり残高 37万4,099円
従業員数 195名

預かり増加金額 897億円

口座増加数 95,000口座
一口座あたりの預かり残高 37万4,099円
従業員数 195名
※業績は前年同期比、つまり1年前との比較です。
※口座数や預かりの増減は2015月6末の3ヶ月前との比較です。
※今回の従業員数は更新されている会社だけ更新しました。
2015年2Q(4〜9月)のネット銀行の決算をこれから更新していく予定ですにょ(σ´∀`)σ
今週あたりにほぼ全行が出そろってくるはずなので来週には数字が揃うはずです

大和ネクスト銀行の業績は絶好調のようでどの数字も大きく伸びているようす

もし問題があるとしたら来年度営業開始するらしいGMOあおぞら銀行との距離感でそ

親会社の大和証券グループがクリック証券の親会社のGMOクリックホールディングスの
株を9.6%ほど買い取って、さらに20%程度まで買い増しすると発表したからです

でもそもそもの話、その株を売却したのが親会社のGMOインターネット(9449)で
それを買い取ったのが大和証券グループ(8601)なんで
売却代金100億円のお金の流れは大和証券グループ⇒GMOインターネットだおね

さらに大和証券グループが20%買い増ししたら200億円がGMO側に流れるってことでそ。
この金の流れを客観的にみると、GMOインターネットがネット銀行を設立する前の年に
200億円の金融支援をしてネット銀行設立を支援したようにも見えるんだおねφ(.. )
ネット銀行の設立時期がたまたまバッティングしたとはちょっと考えにくいわけで
どう考えたって大和証券グループがGMOのネット銀行設立を支援したって見るのが自然でそ。
なんせ大和ネクスト銀行を設立したシステム開発のノウハウを持ってるわけだし(´・ω・`)
今回からようやく決算の数字が正常に戻ったのでじぶん銀行を再追加しました。
というのは、じぶん銀行は前年まで親会社の三菱UFJフィナンシャルグループがズルをして
業績のよいカード子会社をじぶん銀行に買い取らせて決算の嵩上げをしてたからです

しかもその業績のよいカード会社を買い取らせるための金まで親会社が融通するという
インチキの数字を決算に載せてたのでぼくちんの判断でしばらく比較表から消しました(゚д゚)、ペッ
なぜこういう数字の嵩上げをしたのかという理由ははっきりしてるにょ(σ´∀`)σ
新規参入した銀行は「3年以内に黒字化必達」という参入障壁ルールがあるからだおね。
2年目の途中まで大赤字だったじぶん銀行を廃業させないためのウルトラCを決めるため
親会社の三菱UFJフィナンシャルグループが優良カード子会社をじぶん銀行に売却して
むりやり決算を黒字転換させるというかなり強引な荒業をやったんだおね('A`)
じぶん銀行の業績を嵩上げさせてたその優良カード子会社ですが
どうも去年2014年の秋ごろに再びKDDIフィナンシャルサービスに転売されています

その証拠に去年のじぶん銀行の決算資料を見るとまったく前後と脈絡のない
事業分離における移転利益という謎の特別利益が76億1200万円発生しています

財務資料の中にもそういう記述がはっきり残ってるのでまあそういう事だおね(´・ω・`)

その直後からじぶん銀行の業績はいきなり悪くなってきていて
2014年2Qから明らかに経常利益がずっと下がりっぱなしになっています

まあそれでもようやく一人立ちできるようになったと親会社が判断したってことでそう
ということで、ようやく単独決算の信憑性を回復できたので今回から比較の対象に入れます

業績は大してよくないけど悪いなりになんとかってくらいのようです(`・ω・´)
銀行の勘定系にLinux採用 パッケージ活用し9カ月の超・高速開発【大和ネクスト銀行】
2015年08月13日
ネット銀行 比較 2015年第1Q(4月〜6月)
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2015-08-13.html
2015年07月01日
あおぞら・GMO、ネット銀共同設立検討を発表Σ(゚д゚;)
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2015-07-01.html2015年05月24日
ネット銀行 比較 2015年3月末
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/2015-05-24.html トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by 全力で名無しさん 2015年11月04日 01:09
最近ヤフーのビジネスを見ていると
楽天のように金融ビジネスを強化しています。
そこで、ジャパンネット銀行をどのように活用するのか?ドコモが議決権を2%程持っているので、ヤフーの親会社のソフトバンクとの関係も気になります。
後、ヤフーがネット証券に参入するのではないのかと思っています。
楽天のように金融ビジネスを強化しています。
そこで、ジャパンネット銀行をどのように活用するのか?ドコモが議決権を2%程持っているので、ヤフーの親会社のソフトバンクとの関係も気になります。
後、ヤフーがネット証券に参入するのではないのかと思っています。
2. Posted by なつ☆ていおう 2015年11月04日 01:54
ヤフーの決算資料読んだら、金融事業を強化しますってはっきり書いてあるよ。
キャッシュいっぱいもってるしマネックス買収する可能性は十分あると思う。
キャッシュいっぱいもってるしマネックス買収する可能性は十分あると思う。