2015年08月06日
ネット証券 1Q(4〜6月)業績比較 〜その2〜
楽天証券 016年3月期第1四半期(2015/4〜2015/6)決算
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20150727.pdf
営業収益 133億1,800万円(+44.1%)
営業利益 61億3,100万円(+63.3%)
経常利益 61億7,100万円(+64.0%)
当期利益 37億8,200万円(+77.2%)
松井証券 2016年3月期第1四半期(2015/4〜2015/6)決算
http://www.matsui.co.jp/ir/pdf/2016_1.pdf
営業収益 92億3,600万円(+23.2%)
営業利益 60億1,700万円(+29.9%)
経常利益 60億5,900万円(+29.1%)
当期利益 40億6,600万円(+38.9%)
松井証券が楽天証券に業績で負けた要因としては2つあるでそう。
1つめは、収益分散ができてないバランスの悪さ
2つめは、株の売買代金が増えても収益に貢献しないというコスト構造の悪さ
下図はインターネット証券の営業収益(=売上高)の構成比率ですにょ(σ´∀`)σ
松井証券は委託手数料と金融収支(=金利収入)だけで96%を占めてます。
しかも松井証券はETF以外の投資信託は一切あつかっていないので
委託手数料収入のほぼすべては株と先物OPの手数料を意味しています。
一方、SBI証券や楽天証券の委託手数料には投資信託の手数料も含まれています
そのあたりをさらに細分化して考えたら、SBI証券や楽天証券の
株式手数料への依存度はこの図よりもはるかに少ないだろうと推測されますφ(.. )
ちなみにトレーディング損益というのはFXや外債の収入のことです。

SBI証券において、引受・募集・売出手数料6.0%のほとんどは投信の売買手数料で
委託手数料の36.6%のうち6%前後は投資信託の委託報酬手数料のことでそ。
SBI証券の営業収益(=売上高)の構成比率をもっとわかりやすく分類すると
株式手数料が29%、投信手数料が12%、先物OP手数料が1%、
金利収入が37.7%、外債とFXで11.1%。おそらくこんな感じでそう
松井証券の営業収益(=売上高)の構成比率をもっとわかりやすく分類すると
株式手数料が53.5%、先物OP手数料が3.4%、FXの手数料が3.4%
金利収入が36.3%。おそらくこんな感じでそう。
こうやって細かく商品別の売上高を比べてみるとSBI証券と松井証券の違いは明白
SBI証券は株式の売買が低調でもその他でそれなりに利益を稼げる仕組み
一方の松井証券は株手数料と金利だけで90%超えてるのでバランスが悪いおね
今回の決算の数字を比べてみるとすぐに気がつきますが
前年同期比でみると松井証券の業績の伸びが一番低いおね(´;ω;`)
低いというより他社の半分くらいしか伸びがないので相対的には後退してます

さらに細かく数字を見ていくと株式売買代金シェアと業績の非相関関係がわかります。
ご存知の通り松井証券は一日信用をはじめてから株の売買代金シェアが大きく伸びました
上の図では、10%くらいだったシェアが現在では13%前後まで伸びています。
しかし、業績面においては足を引っぱってるだけでなんら貢献できていません(´・ω・`)
今回の第1Q(4〜6月)の各社の業績を比べてもわかるとおり
前年同月比での伸び(増加率)は他社の半分程度しかなく、圧倒的に最下位です
ここからわかることは、一日信用は株式売買代金シェアの拡大には貢献してるけど
業績面ではただコストが増えるだけで業績の足を引っぱってるだけってことでそ
ぼくちんは以前から「一日信用はそのうち廃止されるんじゃないか」って書いてるのは
まさにこの業績にはまったく貢献しないというデメリット面が大きいからです
今現在はアベノミクスという神風があるので証券会社はどこも業績が好調だおね
でも一度安倍政権が終わってしまえばすぐに景気は悪化して、株価も下がるでそう。
そうなると、市場低迷が証券会社の業績を直撃するのはいうまでもありません
業績が悪化すると企業はようやく無駄を省いてコスト削減しようと動きはじめます。
シェア拡大に貢献はしてるけどただのコストでしかなくて業績の足を引っぱっている
一日信用の未来がどうなるかなんて言うまでもないでそう(´・ω・`)
何年後かは不明ですが、アベノミクスが終了して以降、
松井証券の一日信用はおそらく終了するだろうって予想してるわけですにょ(σ´∀`)σ
そうならないためには株以外の収益の柱が必要だおね(´・ω・`)
さらにこのまま行けば間違いなく口座数、預かり資産、売買代金、業績のすべてにおいて
楽天証券の格差が広がっていくのはほぼ間違いないですにょ(σ´∀`)σ
楽天証券に完敗しないためにはとにかく追いかけて粘るしかありません。
自前でネット銀行を設立してグループ戦略を買う題するのもいいでそうφ(.. )
ソニーと出資しあってソニー銀行と連携するのもいいでそう
カブドットコムのようにメガバン傘下に入って銀行との連携強化をするのもいいでそう。
まったく違う方式で、澤田HDのように海外の銀行や証券をどんどん買収して
海外と国内で収益のバランスをとるという戦略だってあるでそう。
方向性や方針なんてどれでもいいんでとにかく今すぐに動いて手を打つことでそ
いま動かなかったら完全に3位の座が固定化されて2位に返り咲くことも永久に不可能でそ。
そしてそれでも動けなかったらいよいよ4位陥落の争いに巻き込まれてしまうおね
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20150727.pdf
営業収益 133億1,800万円(+44.1%)

営業利益 61億3,100万円(+63.3%)

経常利益 61億7,100万円(+64.0%)

当期利益 37億8,200万円(+77.2%)

松井証券 2016年3月期第1四半期(2015/4〜2015/6)決算
http://www.matsui.co.jp/ir/pdf/2016_1.pdf
営業収益 92億3,600万円(+23.2%)

営業利益 60億1,700万円(+29.9%)

経常利益 60億5,900万円(+29.1%)

当期利益 40億6,600万円(+38.9%)

松井証券が楽天証券に業績で負けた要因としては2つあるでそう。
1つめは、収益分散ができてないバランスの悪さ
2つめは、株の売買代金が増えても収益に貢献しないというコスト構造の悪さ
下図はインターネット証券の営業収益(=売上高)の構成比率ですにょ(σ´∀`)σ
松井証券は委託手数料と金融収支(=金利収入)だけで96%を占めてます。
しかも松井証券はETF以外の投資信託は一切あつかっていないので
委託手数料収入のほぼすべては株と先物OPの手数料を意味しています。
一方、SBI証券や楽天証券の委託手数料には投資信託の手数料も含まれています

そのあたりをさらに細分化して考えたら、SBI証券や楽天証券の
株式手数料への依存度はこの図よりもはるかに少ないだろうと推測されますφ(.. )
ちなみにトレーディング損益というのはFXや外債の収入のことです。

SBI証券において、引受・募集・売出手数料6.0%のほとんどは投信の売買手数料で
委託手数料の36.6%のうち6%前後は投資信託の委託報酬手数料のことでそ。
SBI証券の営業収益(=売上高)の構成比率をもっとわかりやすく分類すると
株式手数料が29%、投信手数料が12%、先物OP手数料が1%、
金利収入が37.7%、外債とFXで11.1%。おそらくこんな感じでそう

松井証券の営業収益(=売上高)の構成比率をもっとわかりやすく分類すると
株式手数料が53.5%、先物OP手数料が3.4%、FXの手数料が3.4%
金利収入が36.3%。おそらくこんな感じでそう。
こうやって細かく商品別の売上高を比べてみるとSBI証券と松井証券の違いは明白

SBI証券は株式の売買が低調でもその他でそれなりに利益を稼げる仕組み
一方の松井証券は株手数料と金利だけで90%超えてるのでバランスが悪いおね

今回の決算の数字を比べてみるとすぐに気がつきますが
前年同期比でみると松井証券の業績の伸びが一番低いおね(´;ω;`)
低いというより他社の半分くらいしか伸びがないので相対的には後退してます


さらに細かく数字を見ていくと株式売買代金シェアと業績の非相関関係がわかります。
ご存知の通り松井証券は一日信用をはじめてから株の売買代金シェアが大きく伸びました

上の図では、10%くらいだったシェアが現在では13%前後まで伸びています。
しかし、業績面においては足を引っぱってるだけでなんら貢献できていません(´・ω・`)
今回の第1Q(4〜6月)の各社の業績を比べてもわかるとおり
前年同月比での伸び(増加率)は他社の半分程度しかなく、圧倒的に最下位です

ここからわかることは、一日信用は株式売買代金シェアの拡大には貢献してるけど
業績面ではただコストが増えるだけで業績の足を引っぱってるだけってことでそ

ぼくちんは以前から「一日信用はそのうち廃止されるんじゃないか」って書いてるのは
まさにこの業績にはまったく貢献しないというデメリット面が大きいからです

今現在はアベノミクスという神風があるので証券会社はどこも業績が好調だおね

でも一度安倍政権が終わってしまえばすぐに景気は悪化して、株価も下がるでそう。
そうなると、市場低迷が証券会社の業績を直撃するのはいうまでもありません

業績が悪化すると企業はようやく無駄を省いてコスト削減しようと動きはじめます。
シェア拡大に貢献はしてるけどただのコストでしかなくて業績の足を引っぱっている
一日信用の未来がどうなるかなんて言うまでもないでそう(´・ω・`)
何年後かは不明ですが、アベノミクスが終了して以降、
松井証券の一日信用はおそらく終了するだろうって予想してるわけですにょ(σ´∀`)σ
そうならないためには株以外の収益の柱が必要だおね(´・ω・`)
さらにこのまま行けば間違いなく口座数、預かり資産、売買代金、業績のすべてにおいて
楽天証券の格差が広がっていくのはほぼ間違いないですにょ(σ´∀`)σ
楽天証券に完敗しないためにはとにかく追いかけて粘るしかありません。
自前でネット銀行を設立してグループ戦略を買う題するのもいいでそうφ(.. )
ソニーと出資しあってソニー銀行と連携するのもいいでそう

カブドットコムのようにメガバン傘下に入って銀行との連携強化をするのもいいでそう。
まったく違う方式で、澤田HDのように海外の銀行や証券をどんどん買収して

海外と国内で収益のバランスをとるという戦略だってあるでそう。
方向性や方針なんてどれでもいいんでとにかく今すぐに動いて手を打つことでそ

いま動かなかったら完全に3位の座が固定化されて2位に返り咲くことも永久に不可能でそ。
そしてそれでも動けなかったらいよいよ4位陥落の争いに巻き込まれてしまうおね
