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2015年08月08日

7月 ネット証券比較

7月株式口座増加数

松井証券        4640口座(−269)
カブコム           4713口座
(+145)
クリック証券       3620口座(−109)
岡三オンライン    1172口座(+56)

※SBI証券、楽天証券、マネックスは口座増加数を非開示にしてます。

7月信用口座増加数

カブコム          1191口座(+232)
松井証券        740口座(−176)

7月 月間株式売買代金(増減率)


SBI証券        11兆5507億円(前月比+1201億円)+1.0
楽天証券        4兆6500億円(前月比+ 736億円)+1.5
松井証券        3兆6520億円(前月比+1139億円)+3.2
カブコム        2兆8603億円(前月比+1690億円)+6.2
クリック証券       2兆5233億円(前月比+  874億円)+3.5
マネックス       1兆7927億円(前月比+  351億円)+1.9
岡三オンライン       4891億円(前月比−    37億円)− 0.7

一日あたり株式売買代金(増減率)

SBI証券            5250億円(前月比+  54億円)+1.0
楽天証券          2113億円(前月比+  33億円)+1.5
松井証券         1660億円(前月比+   52億円)+3.2
カブコム           1300億円(前月比+  77億円)+6.2
クリック証券        1147億円(前月比+   39億円)+3.5
マネックス            814億円(前月比+   16億円)+1.9
岡三オンライン      223億円(前月比−   1億円)− 0.7

信用残高

楽天証券      4001億円(前月比+106億円)+2.7
松井証券      3455億円(前月比+  19億円)+0.5
カブコム        2576億円(前月比+  51億円)+2.0
マネックス       2167億円(前月比+101億円)+4.8

各社の口座数

松井証券     102万1866口座(+4640)
カブコム       93万9375口座(+4713)
クリック証券    25万6784口座(+3620)
岡三オンライン   10万6027口座(+1172)


7月のネット証券の業績データが開示されていたので並べてみたにょ(σ´∀`)σ
7月は6月と同じ22営業日でほとんどの数字はほぼ横ばいの様子。
岡三オンライン証券だけが単独でマイナスだったことを除いて考えると
その他はほぼ微増というところなので大きな変化は見られませんφ(.. )
ただし、カブドットコムの月次の数字を見る限りどこの会社も業績も好調のようです

今回の数字を見てて気がついたのは各社の信用残高だおね
2007年頃までは「信用といえば松井」といわれていて松井証券が有名でした。
2006年春頃、最盛期の松井証券は信用残高が6500億円くらいあったからです。
下図(左)をみるとわかりますが、当時は松井証券がネット証券で1番でした。

しかし現在国内で信用残高が一番多いのはSBI証券、2番目は楽天証券、3番目が松井証券
2006年には松井証券に負けていたSBI証券の信用残高ですが
2015年6月末の現在においてはなんと8190億円もあります
一方、2015年6月末の松井証券の信用残高はたったの3435億円しかありません(´;ω;`)
この10年間ほどで両社の立場は完全に逆転。SBI証券が2.4倍の大差をつけて圧勝だお

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※左が2006年当時のSBI証券と松井証券の比較図。右が現在のSBI証券です。

2006年4月に信用残高が3278億円しかなくて3位に甘んじてた楽天証券ですが
2015年7月現在においてはついに4000億円を始めて達成し過去最高更新してます
2015年1Q(2015/4−2015//5)に過去最高の業績を更新したばかりなので
まさに楽天証券はイケイケの状態で加速度的にまだ伸び続けてるってことでそ(●´ω`●)

松井証券は2005年12月に6700億円あった信用残高は今では3455億円しかありません
この10年間で会社の業績を支える重要な数値が半分に激減してるってことだおね(´;ω;`)
アベノミクスのおかげでどこのネット証券も伸びてるように勘違いしがちですが
松井証券の業績が過去最高だったのは2015年7〜12月頃の話です
ぶっちゃけ当時の四半期業績の過去最高値に比べたら今はその半分しかないんだおね
会社としての勢いがないし、はっきり言ってしまえば衰退してる会社ってことですにょ(σ´∀`)σ

この10年間でかなりはっきりした結果がすでに出ています。
今現在も成長してるネット証券は、SBI証券、楽天証券、クリック証券の3社
足元の2015年4〜6月を見ると、この3社は四半期業績が過去最高を更新してます
一方で2005年頃に天井をつけて衰退期にはいっているのが松井証券とカブコムとマネックス
その中でもマネックスは衰退が激しくて四半期業績では最下位転落していますΣ(゚д゚;)
イーバンクの買収に失敗した影響がいまだに足を引っぱってるんだおね。
もし有効な手を打てなければ次の10年間でマネックスは消滅してるか買収されてるでそう

カブドットコムは三菱UFJ傘下に入ってるのでそれなりに健闘中といったところ。
カブコムは業績は好調とはいえないものの、信用残高投信販売残高は順調に伸びてます
悪いなりにもそれなりに生き残っていけるでそう。
松井証券は財務がいいので買収はされませんが身売りの可能性はあるでそφ(.. )
アベノミクスという神風が吹いてるこの10年間においてですら衰退してるので
おそらく次の10年後ではさらに売上高が今の半分40%くらいまで減少してるでそう

10年前から同じこと書いてますが、ネット証券にとってはネット銀行がすべてです
ネット証券というのは株の売買があってなんぼの商売なので
お客が株の購入代金にあてる買い付け可能金額をいかに増やすか、が最重要課題だおね。
その買い付け可能金額を増やすのに一番効果的な存在がネット銀行です
なぜなら最も活性の高いアクティブな投資資金を輸送し続けてくれるからだおね。
ネット銀行という存在そのものが補給基地であり補給路というべきでそう(●´ω`●)
長期戦になればなるほど補給路を確保できてるか否かが勝負の分かれ目になります。

すでにネット銀行の獲得に成功したSBI証券と楽天証券はこれからも確実に伸びるでそ
来年にもネット銀行の設立を発表したクリック証券も伸びる可能性は高いでそ。
メガバンクという補給路をもってるカブドットコムはそれなりにいいとして
補給路をまったく確保できてないマネックスと松井証券はほぼ絶望的と予想しています
長期戦において補給路がなければどんな名将であっても絶対に勝てません
この2社がもし10年後も生き残りたいなら
とにかくどんな手段を講じてでも今すぐにネット銀行を取り込むべきでそう(`・ω・´)
手元キャッシュがあるのに将来への投資をしないというのは経営者としてでそ。


GMO熊谷社長、悲願の銀行業にようやく参入 あおぞら銀とインターネット銀行を検討
GMOインターネットと、あおぞら銀行は共同でインターネット銀行を運営することについて、検討を開始したと2015年6月29日に発表した。あおぞら銀行の100%子会社である「あおぞら信託銀行」の活用を前提とし、そうすることで銀行免許の取得手続きなどの手間を省き、早ければ2016年度中に営業を開始する。


ss2286234570 at 23:51│Comments(3)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | ネット証券比較

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この記事へのコメント

1. Posted by ぺこぽん   2015年08月09日 10:23
私がメインにしているライブスター証券はどうなんだろう?
今のところここが一番手数料が安いので利用しているだけだけど。
楽天証券のマーケットスピードで板を見ながら注文はライブスター証券で出している。
こういう使い方をしている人は多いと思うけど。
2. Posted by なつ☆ていおう   2015年08月09日 11:42
ライブスターはなにも数字を開示しないから比較できないしコメントのしようがないです。
3. Posted by なつ☆ていおう   2015年08月09日 11:43
ライブスターは業績を開示するのも1年後とかだし
口座数や売買代金も一切開示してくれない。
これじゃ比較するなんてできっこないです。

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