2014年08月29日
グリーはミクシィのように復活できるか?
28日の東京株式市場は反落している。日経平均株価の午前終値は、前日比81円07銭安の1万5453円75銭。前日終値の1万5500円台を割り込み、午前中いっぱい1万5400円台で取引された。東証1部の騰落は、値下がりが62%超の1137だった。グリー、ダイエーなど4銘柄が一時年初来安値を更新した。
ゆりかごから墓場、ラブホまで――グリーの新規事業と「100億円投資」の使い道
先日2014年6月期の通期決算を発表したグリー。ゲーム事業に関しては、300人の人員を1000人まで拡大してネイティブアプリの開発に注力すると発表したが、これと同時に今期は新規事業に注力する旨が発表されている。
実はグリーでは今春以降数多くの新サービスを開始している。5月には、子会社のグリーリユースがコメ兵と提携してブランド品のリユースサービス「uttoku by GREE」を開始。6月には子会社のTonightがホテルの当日予約アプリ「Tonight」、7月には子会社のグリーユナイテッドライフがオンラインリフォームサービス「いえプラス」、さらに8月には子会社のプラチナファクトリーが介護施設の検索サイト「介護のほんね」、子会社のスマートシッターが訪問型保育のマッチングサービス「スマートシッター」を開始した。またTonightは、8月にラブホテルの当日予約アプリ「Tonight for Two」もリリースしている。育児から介護、まさにゆりかごから墓場まで、新しい領域での事業をスタートさせている。

主力であったゲーム事業でまるでヒットが出なくなり業績悪化に苦しんでるグリーです

以前までは自前のサイトで集客して適当なゲームアプリをやらせれば儲かってたのが、
Googleやアップルが自前のストアでアプリをダウンロードさせる体制が整うようになり
他社のゲームアプリとガチンコで競争しなきゃいけなくなって競争に負けたんでそ

記事にもある通り、本業の不振を補うためにまさにラブホテルから介護事業まで
手を出してますが、ほぼ全てがネット主体のもので店舗を増やすタイプではありません。
おそらく参入が楽で撤退に時間やコストがかかる事業は徹底的に避けたってことでそう

そういう意味では見た目ほど大きなコストやリスクは負ってないだろうと感じますφ(.. )
ただ小さく投資して小さく勝負してるってことは大きく当てにくいってことです

例え、100億の資金を20の分野に分散投資して色々やってみたところで、
目標の「数年以内に数百億円の売上高」が実現する可能性はかなり低いでそ

やってる投資が悪いとは思わないけど成功の定義を満たしきれるかは怪しいってことです。
現実的な話をしてしまうとゲーム事業のように「当たればすぐに数百億円」という
事業をその他の事業で補うなんてことはまず無理だろうと思いますΣ(゚д゚;)
まあそれくらゲーム事業は当たったときの業績インパクトがデカイってことだおね

(もちろんいうまでもなく、あたらない可能性もすごく高いってことです)
結局のとこ、グリーの将来を決定的に左右するのは「ゲームアプリが当たるか否か」でそ

当たればミクシィみたいに復活できるかもしれないし、当たらなければ傾くだけです。
それがわかってるからこそグリーもゲーム事業の開発部隊を3倍に増やしてるわけだし

グリー(3632) 816円 +26円 (+3.29%)
http://kabutan.jp/stock/chart?code=3632
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3632.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=n&p=m25,m75,b,m65,m130&a=
グリーの業績が回復傾向を見せないためここのところ株価は下がりっぱなしです

市場での話題もミクシィやガンホーに奪い去られて名前が出ることすら稀(´;ω;`)
それでもまだ時価総額が2000億近くあるってのは意外な事実。