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2014年07月12日

東証の夜間取引に証券50社が反対意見書 議論混沌

東京証券取引所が検討している現物株の夜間取引について、全国の証券会社約50社が反対意見書を提出していたことがわかった。東証は「明確な反対はない」と説明してきたが、業界を二分する議論の行方は混沌としている。証券界では、インターネット証券が夜間取引の新設を支持する半面、大和証券グループ本社の日比野隆司社長が6月、「夜間は投資家のニーズが極めて限られており反対する」と表明するなど、意見が分かれている。東証は「明確な反対意見はない」としてきたが、約50社の反対意見は議論に影響を及ぼしているとみられる。一方で、意見書が提出されたのは研究会設置前後の時期のため、その後容認姿勢に転じた証券会社が出た可能性がある。
日本取引所グループは研究会の報告書を踏まえて、東証の取引時間延長について結論を出す考え。報告書とりまとめに向けた議論は難航しており、市場では統一した見解のとりまとめは困難との見方が出ている。そんな中、取引所はどのような結論を出すのか。対応が一段と注目される。
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さていよいよ夜間取引の議論が混迷の色を強めてきたようすΣ(・ω・ノ)ノ
議論が紛糾しているというニュースはずっと流れてましたが
ついに反対派が50社集まって反対意見書の署名を連名でだしてしまったようです
東証はこれまで「明確な反対意見はない」という立場で意見集約を図ってたわけで、
ここまで明確な形で「反対意見」が出されると東証は大恥を書かされたってことだおね。
姑息な手段で自分の意見が支持されてるというような外観を作ろうとしたことが
むしろ関係者の反感を買ってしまい、収拾がつかなくなったともいえるでそう
松井証券のやらせ丸見えの意見書提出もひどかった。
あれって結局は東証の操り人形だったってことじゃないのだろうかφ(.. )

しかも、この記事にもおかしなところがあります。
日経の記事には「インターネット証券は夜間取引の開設を支持してる」とありますが、
むしろ自前でPTSをやってるSBI証券は明確に反対意見をはっきりと示しています
SBI証券と夜間取引をやっていた楽天証券も明確な意思はなにも示していません。
カブドットコムも一切意見は述べてないし、マネックスも風見鶏を気取ってるだけ。
(マネックスは機関投資家が賛成して参加するならやってみたいという姿勢)
しかし機関投資家は明確に「夜間取引に反対」の立場を示しているので、
つまりマネックス自身は暗に夜間取引には反対姿勢を示しているのかもしれません
実際のところ具体的な形で賛成意見を明確にしてるのは松井証券だけです。
これではインターネット証券が夜間取引を支持してるってことさえ嘘くさいおね(`・ω・´)
東証が勝手に吹いてるだけにしかおもえないわけです


マネックスグループ松本 大 個人だけでは成立しない夜間取引には機関投資家を
──売買システムの内製化に力を入れています。進捗状況は。
 米国子会社のトレードステーション社が開発したシステムは、米国で多くの賞を受賞し評価されています。日本株の取引ツールへの実用化が一番大きな取り組みですが、あと1年半はかかります。お客さまの意見を反映し強烈な戦力としてデビューさせたいですね。
──東京証券取引所が夜間取引の実施を検討しており、ネット証券各社の顧客向けアンケートでは、8割前後が「利用したい」と回答しました。
まず、アンケートは東証の要望で実施したのであって、ネット証券業界として夜間取引の実現を要望したわけではありません。アジアでの地位向上という東証の狙いはわかりますが、いざ実施しても、機関投資家を巻き込まないで、ネット証券の個人投資家の取引だけで適正な価格形成ができるかどうか不安です。


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この記事へのコメント

1. Posted by えgyふこp   2014年07月12日 21:36
最初からこんなの通るわけないと思ってますから、通ったらむしろサプライズです。きっとマーケットに多少なりとも関わる人間なら、誰にとっても本当にサプライズですから、そんなシナリオの対応を少し考えておいても良いとも思いましたが、そんなことないので、考える時間が無駄だと思ってやめました。

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