2013年10月06日
9月 ネット証券比較
個人の株式売買が活発になっている。主要ネット証券7社の2013年度上期(4〜9月)の株式売買代金は前年同期の4.6倍の181兆452億円だった。小泉純一郎政権下で株高が進んだ05年度下期(05年10月〜06年3月)の126兆9608億円を大幅に上回り、7年半ぶりに最高を更新した。相場活況に加え、今年1月から信用取引の規制が緩和されたことが背景にある。
この規制緩和を受け、信用取引を使った短期売買がしやすくなり、売買代金が大幅に膨らんだ。SBI証券の高村正人社長は「今回個人の売買代金を押し上げた最大の立役者は、ベテランのデイトレーダーたち」と指摘する。ネット証券の売買全体に占める信用取引の比率も従来の6割前後から今年1月を境に7割近くまで上昇した。
ネット証券の間で手数料の引き下げ競争が激化し、低コストでの株式取引が可能になったことも売買が膨らんだ背景にある。
もっとも足元の個人の売買は細り気味。6月に日経平均株価が急落して以降、相場上昇の勢いがなくなったためだ。5月に約46兆円と月次の最高を記録したネット証券7社の売買代金は、8月に約20兆円、9月に約21兆円まで落ち込んだ。
もっとも足元の個人の売買は細り気味。6月に日経平均株価が急落して以降、相場上昇の勢いがなくなったためだ。5月に約46兆円と月次の最高を記録したネット証券7社の売買代金は、8月に約20兆円、9月に約21兆円まで落ち込んだ。
9月株式口座増加数
カブコム 4401口座(+656)

松井証券 3947口座(−135)

クリック証券 2462口座(−142)

岡三オンライン 1037口座(+74)

※SBI証券、楽天証券、マネックスは口座増加数を非開示にしてます。
9月信用口座増加数
カブコム 748口座(+ 3)

松井証券 874口座(+82)

9月 月間株式売買代金(増減率)
SBI証券 8兆9657億円(前月比+7886億円)+ 9.6%

楽天証券 3兆7196億円(前月比+3122億円)+ 9.1%

松井証券 2兆6085億円(前月比+1752億円)+ 7.2%

クリック証券 2兆1889億円(前月比+1481億円)+ 7.2%

カブコム 1兆9564億円(前月比+2385億円)+13.8%

マネックス 1兆6072億円(前月比+2097億円)+15.0%

岡三オンライン 8804億円(前月比−1474億円)−14.3%

一日あたり株式売買代金(増減率)
SBI証券 4718億円(前月比+1002億円)+26.9%

楽天証券 1957億円(前月比+ 409億円)+26.4%

松井証券 1372億円(前月比+ 266億円)+24.0%

クリック証券 1152億円(前月比+ 224億円)+24.1%

カブコム 1029億円(前月比+ 249億円)+31.9%

マネックス 845億円(前月比+ 210億円)+33.0%

岡三オンライン 463億円(前月比− 3億円)− 0.8%

信用残高
松井証券 3071億円(前月比+166億円)+ 5.7%

楽天証券 3019億円(前月比+ 71億円)+ 2.4%

カブコム 2251億円(前月比+302億円)+15.4%

マネックス 1815億円(前月比− 19億円)−1.0%

各社の口座数
松井証券 90万2861口座(+3947)
カブコム 84万2585口座(+4401)
クリック証券 18万6887口座(+2462)
岡三オンライン 8万2856口座(+1037)
8月は休みが少ないので22営業日、9月は休みが多いので19営業日しかありません。
基礎条件がそもそもかなり違うので、いつもは8月の方が売買代金が多い傾向なのですが

今回は営業日の少ない9月の方が売買代金が多かったようです。
松井証券のメルマガで1日毎の売買代金の推移を見てみると

やはり東京オリンピックの開催が決定した翌日から一気に売買代金が増えてるようです

事前にスペインに負けるという報道があった分だけ、市場が織り込んでなかったんでそか。
予想されていた以上に市場へのインパクトが大きかったようです。
各社の売買代金を見ると、市場の改善を好感して売買代金が大きく伸びています

8月に大きく減少した分をかなり「取り戻した」という印象ですおね。
ただし、岡三オンライン証券だけが唯一大きく減らしています(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
ま、理由は非常に単純で「値上げのせいで客が逃げた」ったってだけでそう

http://www.okasan-online.co.jp/pdf/info/2013/08/20130826a_01.pdf
「プレミアゼロ」コースの信用手数料無料枠が9/2から完全廃止されました。
SBI証券とほぼ同水準まで値上げしたのでお客が一気に流出したんでそ(p_q*)シクシク
ワンショット手数料だけで考えたらSBI証券より少し安いかもですが、
岡三オンラインは一般信用がないし、しかも貸株料が値上げでかなり高いですもんね

サービス全体的に比較して考えたら利用するメリットはものすごく低下してます

岡三オンライン証券のプレミアゼロコースって昔はかなり人気だったようですが、
改悪されて条件達成のために「現物売買代金5億円を達成すること」っていう
かなりの高額手数料を支払わされるルールに変更されたんですおね(((( ;゚д゚)))
コース名は「ゼロ」なのにまったくゼロじゃないという笑えないことになっています。
この立て続けの値上げのあたりから一気に売買代金が減少してるのは明らかです

岡三オンライン証券は去年の年末から今年に入ってまでの短期間に
すでに信用手数料や金利/貸株料を3回くらい値上げしています

開業してから一貫して赤字経営が続いていて累積損失は120億円くらいあります

このままじゃ累損が解消できないので、今後も値上げはずっと続くんじゃないでそか?
岡三オンライン証券の唯一の長所を上げるとしたらツールの使いやすさです。
一方、度重なる値上げで取引コストの安さという長所は既に失われつつあります

もし他社がこれからツールの改善や特殊注文の増加に本気で取り組むと、
岡三オンライン証券の長所は一気に失われてしまう可能性があります

もしそなると、そーとー厳しい事態に陥る気がします。
実際に、松井証券あたりはツールを大幅改善して特殊注文も増やしてますおね

楽天証券もここにきてマケスピの改善にようやく踏み切り始めています。
市場が改善して業績が改善した影響なんでそう。先行投資を増やしてるように感じます。
システムやツールにどんどん投資して改善する流れになってきています

もしこの流れが強くなると、岡三オンライン的にはかなり苦しい状況になりそう(´・ω・`)