yogurting ヨーグルティング

2013年09月13日

くりっく365は本当にサービス改善されるのか?

「くりっく365」の反攻が始まった。東京金融取引所に上場する「取引所FX」である、くりっく365。
以前は税制優遇を大きな利点に人気を集めていたが、2012年からの取引高は減少していた。税制の変更により税制優遇のメリットが剥落したからだ。ところが、ここにきて、くりっく365が相次いで強化策を打ち出している。
岡三オンライン証券は1万通貨あたり100円だった、くりっく365の取引手数料を10月から無料にする。店頭FXでは手数料無料が一般的だが、くりっく365は東京金融取引所を介した取引であり、FX会社が取引所に支払う手数料が発生する。そのため店頭FXのように手数料を無料にするのが難しかった。東京金融取引所では10月から、このFX会社からの手数料を軽減する措置を行い、店頭取引のように手数料無料を目指す方針だ。岡三オンライン証券に追随する会社が今後増えてくるだろう。
FXのもうひとつのコストであるスプレッド(買値と売値の差)でも、くりっく365は昨年10月に為替レートの表示を「下3桁」(米ドル/円なら0.1銭が最小単位)までとして、実質的なスプレッドの縮小を行っている。今年3月のスプレッド実績は米ドル/円で0.658銭と、店頭FXに引けをとらない水準まで縮小された。昨年10月の為替レート下3桁表示化と、今回の手数料無料化により、取引コスト面では店頭FXと同等の勝負ができる環境が整った。

前から思うことだけど、こういうトンチンカンな記事書いてる人って算数ができないおね
ちょっとだけデータを調べて算数をやったらどれだけこの記事が間違ってるかすぐにわかる 。
だけど、ちゃんとデータを調べずに思い込みで書くからトンチンカンな結論を書く。

今のくりっく365はドル円スプレッドは平均で0.658銭で、かつ取引手数料が1枚100円くらいです
だから、手数料が無料化されればスプレッドも狭くなって店頭FXと勝負できると言いたいんでそう。
でもちょっとデータを調べてみたらそんな結果になることは100%ありえないことに気がつきます。
なぜなら取引手数料なしでスプレッドが現状維持ならくりっく365は大赤字になるからです。

まずくりっく365と同程度のスプレッドを設定してるマネパのデータを参考にしてみます。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1090599
マネパの直近の2013/6〜2013/8のデータを参考にして計算してみると、
1万通貨あたりの平均スプレッド収益は22円〜32円程度です。
より正確にいうと、6月は1枚あたり22円、7月は26円、8月は32円前後という計算になります。
くりっく365は毎月の取引高を発表してるのでこのマネパの収益率をあてはめて計算すると、
6月は22円×587万枚=1億2935万円、7月は26円×408万枚=1億0620万円
8月は32円×587万枚=1億8815万円の収益が出るという計算になります

マネパの場合は独自の実のサービスなのでこの収益がそっくり自社の売上げですが、
くりっく365の場合は取引参加業者が18業者もいるのでここに売上げを折半しないといけません。
仮にくりっく365が参加業者と22円〜32円のスプレッド収益を折半するとして考えてみると、
くりっく365自身の売上高は6月が6,467万円、7月が5,310万円、8月が9,407万円
たったこれだけしか売上げのめどが立たないという結果になるわけですφ(.. )

ちなみにくりっく365を運営している東京金融取引所はくりっく365の低迷もあって
昨年平成25年度にはすでに業績が赤字に転落しています
しかもほとんどの収益はくりっく365に依存してるのが現状なので、
もし手数料を無料化してスプレッドも現状維持となればシャレにならない赤字が出ます
http://www.tfx.co.jp/about_tfx/pdf/zaimu_j201303.pdf
もし1ヶ月あたりの売上高が平均して7000万円しかないということになれば
年間での売上高はたった8億円しか見通しが立たないということになるでしょう(((( ;゚д゚)))
昨年の東京金融取引所の売上高が54億円で営業経費が約60億円なので、
もし手数料無料化+狭いスプレッド維持なんていう無茶をやれば数十億円の赤字が出ます。
ざっくり計算してみても、売上げ高見込み額が8億円で経費が60億なら52億円の赤字です。
東京金融取引所がどんな馬鹿でもこんな無謀なことはやらないでしょう

もし手数料無料化でも安定的に売上げを確保して黒字転換を図りたいなら
スプレッドを今の数倍に拡大するか、取引通貨数量を5~10倍に増やす必要があります(´・ω・`)
後者の場合なら利用者的にサービスの劣化は避けることが可能かもしれませんが、
もし手数料無料化をしても取引通貨数量が爆発的に増えなかったらいきなり倒産しかねません
高級官僚の天下り先確保が最優先命題であるくりっく365がそんな危ない橋を渡るでしょうか?
正直なところ、くりっく365の存在価値とは官僚の天下り先確保がほぼすべてです。
そんな無茶な競争を仕掛けて、天下り先を失うような無謀な勝負は100%しないと思います

そう考えてみると今後の展開はほぼ読めると思います
まず10月から取引手数料を無料化する代わりにスプレッドを数倍に拡大するでそ。
おそらく安定した収益確保という意味ではドル円2.0〜3.0銭くらいかなとおもいますφ(.. )
そして金融庁と裏取引をして取引所FXの優遇税制を復活させます
株式取引との損益通算を可能にすればスプレッドを広げても一定の利便性は確保できます。
こういうシナリオならば、取引コストを引き上げつつ取引量の増大も狙うことができます
ま、小汚い元官僚の考えることなんてそんなもんじゃないでしょうか?
どんなに間違っても「身を削って取引コストを低減させる」なんていう選択肢はないと思います
それをやれば彼ら自身の天下り先ポストを失って、退任後の収入や退職金を失うからです

官僚ってのは常に自分たちの天下り先ポストの確保を最優先にして判断して行動します。
どんなに間違っても顧客のために赤字覚悟の勝負を挑むなんてありえないってのが常識でそ
官僚ってのは常に自分たちの権益(省益)確保を最優先にして行動する人種なので、
間違っても自分たちの権益を削ってでも、民間人やサービス利用者を優遇なんて絶対にしません
この記事を書いた人は官僚の行動学や、官僚の考える順序ってのをまるで考えてないですおね。
だからこんなトンチンカンな記事になってしまうと思うのです(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?


8月度くりっく取引数量は331万5541枚と前月比18.8%減=金融取
7月度くりっく取引数量は408万4849枚と前月比30.5%減=金融取
6月度くりっく取引数量は587万9893枚と前月比5.8%増=金融取


ss2286234570 at 22:41│Comments(3)TrackBack(0) くりっく365 | 手数料値下げ

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ういろう   2013年09月14日 11:13
僕はほとんどFXをやりませんし
取引所経由のFXはやったこともないのですが
クリック365は株のように板があるんですよね?
だとするとサヤ取り狙いの業者なり個人が入って
板は埋まるんじゃないでしょうか?

2. Posted by アイス   2013年09月17日 14:38
板は、ありません。
3. Posted by 天才   2015年02月23日 12:09
あんた頭悪すぎw

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔