2013年08月28日
クズのバイオ銘柄がまたエグイ増資を実施
OTS 、公募増資の発行価格を1株14万9856円に決定
2013年8月27日 ロイター
オンコセラピー・サイエンス は27日、公募増資の発行価格を1株14万9856円に決定したと発表した。27日終値を4%下回る水準。新株発行などで調達する約107億7200万円は研究開発資金に充当する。申込期間は8月28―29日。払込期日は9月3日。バイオ株の中でも面汚しと罵られるオマンコセラピー(4564)が公募増資を実施しました

あれだけ株価が上がったバイオ銘柄ですがほとんどろくな決算は出ていません。
むしろその後出てきたのは時価総額を利用した悲惨な増資の嵐

またも個人投資家は騙されてバイオ銘柄のお財布にされたようですにょ(σ´∀`)σ
オマンコセラピー(4564)時価総額は8/27引け段階でたった340億円です。
この時価総額で107億円の公募増資とかかなりエグイ内容です。
株券希薄化のレベルもかなり高いようです。
おまけに決算もボロボロだったのでまさに踏んだり蹴ったりです。
オマンコセラピー(4564) 平成26年3月期第1四半期決算短信(4/1〜6/30)
http://www.oncotherapy.co.jp/news/20130802_03.pdf
売上げ高 2億1100万円
営業利益−10億6400万円
経常利益−10億6000万円
期間損益−10億5100万円
過去の決算を見てみると、大体いつも第1四半期〜第3四半期までが糞決算で
第4四半期になって急に黒字転換してるのでちょっと特殊なバイオ会計のようです。
研究開発費が先行して発生して、売上げと利益が期末に一気に発生するタイプ

第1四半期(2013/4〜2013/6)も悪いなりに想定の範囲内なんでしょうか?
決算そのものはそれほど心配しなくてよいのかもしれません(希望的観測)

おそらくもともと財務も良くないはずなので資金調達できりゃ少しはマシですが
やはり大手製薬会社の引き受けでもなんでもないただの公募増資ってのは痛いですおね

オンコセラピーの将来に期待して第三者割当増資を引き受けてくれそうな
大手製薬会社とかそういう支援的な立場の企業がいなかった証拠みたいなもんです。
銀行からもあんまりお金借りれそうもないし、リスクは株主に押し付けて
財布にしてしまえという汚い下心がプンプンにおってくるような増資です

オンコセラピー(4564) 156,100円 −9,100 (−5.51%)
http://kabutan.jp/stock/chart?code=4564
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4564.T&ct=z&t=6m&q=c&l=off&z=n&p=s,m25,m75,b&a=v,ss
底なしに下がる株価。降りそそぐ希薄化された株券

上場してもう10年近くたつのにあいも変わらず不安定な業績と株券印刷活版術。
まさにクズ株の称号にふさわしい銘柄なのではないでしょうかφ(.. )
バイオを短期で抜くとか、バイオバブルに瞬間的に乗るとかまでは否定しませんが、
iPS細胞材料だとか、政策銘柄だとかありがたがってあほーるどしてる奴はアホでしょう。
残念ながらバイオ株は株主のことを便利な財布くらいにしか思ってないのが実情です


『おれはiPS相場本命のバイオ株に投資していたと
思ったらいつのまにか自分が財布にされていた・・』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
株券印刷だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
この記事へのコメント
1. Posted by volz 2013年09月09日 19:43

※誹謗中傷するつもり毛頭無く、記事自体はいつも楽しく拝見しており、相場観や見識の深さに脱帽しております。