yogurting ヨーグルティング

2013年07月30日

NECの携帯事業 ついに進退窮まる

NECがスマートフォン(多機能携帯電話)事業から撤退する方針を固めたことが30日、分かった。中国レノボと携帯電話事業の統合を目指して交渉していたが、出資比率などが折り合わずに統合を見送ることになり、単独での収益改善は見込めないと判断した。一方で従来型の携帯電話は一定の需要があるとみて事業を継続する。
NECの携帯電話事業は14年3月期に約150億円の営業赤字を見込んでおり、4年連続となる見通し。NTTドコモが韓国サムスン電子製とソニー製のスマホに特化した「ツートップ戦略」を展開し、販売台数が減少するなど状況は悪化。こうした苦境を乗り切るため、レノボに過半出資を要請し事業統合を交渉してきた。スマホ関連の技術や特許についてはレノボへの売却も含めて検討を続ける。

携帯電話事業からの撤退を決めているNECが、中国・レノボへの事業売却を断念したことが30日わかった。レノボが興味を示している特許や海外拠点などの資産だけを売り、残った資産や人員は他の事業に転用するなどNECが自前で整理する。リストラで多額の損失が出るおそれがある。
レノボ側から29日、携帯事業を手がける子会社の買収を断る回答が届いたという。レノボが2011年にNECから買収したパソコン事業は国内シェア首位だったが、携帯はシェアが低く、技術面でも特徴が少ないためメリットがないと判断した模様だ。
NECは3年続けて赤字に陥っている携帯事業から撤退して不採算事業の整理に区切りをつけ、生産拠点のNEC埼玉(埼玉県神川町)は無線装置や人工衛星関連などの工場に衣替えする方針だ。ただ、事業をレノボに売却する構想が頓挫したことで、NTTドコモなどから数年ほど端末の供給を続けるよう求められ、完全撤退が遅れる可能性もある。

スマホから撤退すると噂されてたNECの続報が出たようですφ(.. )
当初は、中国レノボと携帯事業を統合する予定でしたがこれが見事に断られて失敗。
次策として考えていたスマートフォン事業の売却の案も失敗。
事業を売却してスマートフォン事業から撤退するという構想そのものが失敗したようです
だからって別にNECが潰れるとか、お先真っ暗と思ってるわけじゃないですけど
あまりにも先行きに対する気体みたいなものを感じられません(´・ω・`)
そしてなにより、いつまでたっても悪材料が止まらなく出てくるのが嫌なところです。

決算も一見すると営業利益が1150億円あって悪くないのかなと思いがちですが、
会社の規模から考えてみるとちょっとろくでもないなという印象です。
グループ全体で従業員が1万人の楽天の営業利益が700億円をすでに超えてますおね
ところが、NECは従業員が10万人いて1150億円なので異常なまでに非効率です
余剰な従業員をたくさん抱えてたとしても、もちろんそれを一概に悪いとは言いません。
社会全体で見れば、過剰な人員でありつつも雇用を提供してるという面では評価できます
ただそれはあくまで社会全体としてみたらという話であって、企業単位での評価は別です。
今回のスマートフォン事業からの撤退で、収益に貢献しない過剰人員が
さらに増加しているのはほぼ確実で、企業単位でいえばどう考えたって評価できません。
おそらく今のNECは数万人単位での過剰人員を抱えているんじゃないでそうか?

まったく違うセクターなので安易に楽天と比較しても意味がないのは重々承知です。
しかし、そうは言っても時価総額なんかも見ると期待値の低さが如実に示されています。
NECは、次々と主要事業が壊滅して撤退をくり返すだけの悪循環に嵌っていて、
それでいて人員整理や削減は進んでないので将来性を期待しにくいんではないでそか?

NEC(6701)
時価総額 5782億円

楽天(4755)
時価総額 1兆7491億円



ss2286234570 at 22:38│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 撤退・廃業 | 悪材料

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