yogurting ヨーグルティング

2013年07月01日

ネット証券の通期決算(2012年4月〜2013年3月)が出そろう

昨年11月以来の株高で、大手ネット証券の業績が急回復している。松井証券とカブドットコム証券が24日に発表した2013年3月期決算(非連結)は、ともに7期ぶりの増収増益となった。相場上昇でネット証券の顧客である個人投資家が株式売買を活発化させ、期末にかけて手数料収入が増えた。4月以降、株価低迷期に売却をためらって「塩漬け」していた株の売却が一巡、新規の買いが増えているという。

安倍政権の経済政策「アベノミクス」が巻き起こした株高が株式市場に個人投資家を呼び戻し、インターネット証券の業績が急回復した。9日に出そろった大手5社の2013年3月期決算は、売買の活発化で各社が受け取る手数料が増加し、売上高に当たる純営業収益が大幅に増えた。純利益も大きく伸び、マネックスグループが前期の約3・8倍に達した。
昨年11月の野田佳彦前首相による衆院解散表明後、デフレ脱却期待が高まって、株式や投資信託の売買が急速に膨らんだ。これに伴い、顧客の多くを個人が占める各社の業績も軒並み好転。マネックス以外も純利益を伸ばし、楽天証券は前期の約2・1倍となった。他の3社も前期比19・3〜51・0%の2桁増を達成した。

SBI証券 2013年3月期 決算短信 (2012年4月-2013年3月)
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/tanshin_130509.pdf
営業収益 434億0100万円(+ 9.2%)
営業利益 114億7800万円(+52.4%)
経常利益 115億1200万円(+54.2%)
最終利益 67億3300万円(+19.3%)
預かり資産 6兆3,603億円(+33.6%)
預かり資産増加額 +1兆6,028億円
口座数 不明

松井証券 2013年3月期 決算短信 (2012年4月-2013年3月)
http://www.matsui.co.jp/ir/ja/finance/set.html
http://www.matsui.co.jp/ir/pdf/2013_4.pdf
営業収益 207億9900万円(+17.5%)
営業利益 101億9500万円(+38.5%)
経常利益 102億4500万円(+38.1%)
最終利益 64億2700万円(+51.0%)
預かり資産 1兆7,159億円(+30.2%)
預かり資産増加額 +3,985億円
口座数 870,552口座(+3.6%)
口座増加数 30,673口座

楽天証券 2013年3月期 決算短信 (2012年4月-2013年3月)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/disclosure/financial.html
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20130509.pdf
営業収益 245億4800万円(+18.0%)
営業利益 70億6400万円(+73.0%)
経常利益 70億5900万円(+71.0%)
最終利益 56億3500万円(+113.2%)
預かり資産 2兆2,790億円(+36.7%)
預かり資産増加額 +6,115億円
口座数 1,462,267口座(+14.3%)
口座増加数 182,998口座

GMOクリック証券  2013年3月期 決算短信 (2012年4月-2013年3月)
https://www.click-sec.com/corp/company/kaiji/
https://www.click-sec.com/corp/company/pdf/kessankoukoku_2013_03.pdf
営業収益 166億5100万円(+ 8.2%)
営業利益 65億0700万円(+15.0%)
経常利益 65億0500万円(+ 7.9%)
最終利益 37億7600万円(+10.8%)
預かり資産 不明
口座数 165,817口座(+23.1%)
口座増加数 31,225口座

マネックス証券 2013年3月期 決算短信 (2012年4月-2013年3月)
http://www.monexgroup.jp/jp/ir_library/public/monex
http://www.monexgroup.jp/jp/ir_library/public/pdf/MS13.pdf
営業収益 228億9400万円(+13.7%)
営業利益 48億7700万円(+241.3%)
経常利益 49億8400万円(+234.2%)
最終利益 75億6300万円(+576.0%)
預かり資産 2兆7,895億円(+28.5%)
預かり資産増加額 +3,263億円
口座数 不明

カブドットコム 2013年3月期 決算短信 (2012年4月-2013年3月)
http://kabu.com/company/disclosure/accounting_line.asp
http://kabu.com/pdf/Gykpdf/accountingline/shihanki2013_03.pdf
営業収益 131億3200万円(+ 6.2%)
営業利益 38億8200万円(+30.8%)
経常利益 39億5000万円(+27.5%)
最終利益 22億9000万円(+44.3%)
預かり資産 1兆4,720億円(+28.5%)
預かり資産増加額 +3,263億円
口座数 810,069口座(+5.5%)
口座増加数 42,462口座

※SBI証券の預かり資産にはSBIハイブリット預金残高も含んでいます。
※口座増加数は新規口座開設数から口座閉鎖数をマイナスした数値です。

≪注意点≫
今回はホールディングスではなく個別の証券会社単位での比較です。
最近はホールディングスの体系をとってるネット証券が増えているのですが、
連結対象の子会社が増えてるのでホールディングス単位で比較すると訳がわかりません。
特にマネックスなんかは国内外の子会社がものすごく増えてるので、
マネックスグループの連結決算と他のネット証券を比較してほとんど意味をなしません。
ただ、年に1回の期末だけは全社が国内証券事業の業績を正確に開示してるので
この時だけは唯一まともに比較ができるというわけですにょ(σ´∀`)σ 

今回の各ネット証券の決算を見て一番懸念を抱いたのはダントツでマネックスです(((( ;゚д゚)))
確かにマネックスは前回までの業績があまりに悪すぎたので、今回は大きく回復してますが
ぶっちゃけた話、決算の内容を見るとかなりすさまじい糞です。
日経平均が急騰したことで国内事業が一気に急回復したことは評価できますが、
残念ながらまともに営業利益を稼げてるのは第4Q(2013/1〜2013/3)の3ヶ月間だけです。
それ以前の9ヶ月間(2012/4〜2012/12)は連結で見るとほとんど利益を稼げていません(゚д゚)、ペッ

http://www.monexgroup.jp/jp/ir_library/presentation/pdf/JP_20130509_4QFinancialResult_final_1008_144.pdf
ここの資料のP10を見るとものすごく良くない内容が書かれています(((( ;゚д゚)))
確かに国内事業は大きく回復して国内の営業利益が4倍くらいに伸びています
どうしてこれほどまでに飛びぬけて回復してるかというと、
マネックスはお客の口座数や預かり資産が多いわりに普段の口座稼働率が低いからです
株価が上がるとこの口座稼働率が大きく上昇するので取引が一気に増えやすいわけです
おまけに手数料が高いので株価が上がって稼働率が上がると桁違いに稼げるようになります
しかしその一方、株価が低迷するとデイトレーダー層が少ないのでい一気に取引が激減します
スイング顧客が多く、デイトレ層が少ないので業績が上下にぶれやすく「非常に歪」な訳です。

一番良くないのは、せっかく買収した海外(米国・欧州)事業が足を引っ張りまくってることです
ここの資料のP10を見ると海外比率のアンバランスさがいかにムチャクチャかよくわかります。

第1Q 営業利益 日本+8億9600万円  米国−6億2600万円
第2Q 営業利益 日本+1億0900万円  米国−8億7000万円
第3Q 営業利益 日本+11億8000万円 米国−7億7500万円
第4Q 営業利益 日本+45億7800万円 米国−10億1800万円

そもそもマネックス国内事業と海外事業とのバランスを取って業績を安定化させるために
海外事業を拡大して米トレードステーションを340億円で買収しました。
当時はまだ評価できなかったのですが、現地点で評価するなら最低最悪大失敗です
そもそもマネックスは米トレードステーションを39%プレミアムを乗せて買収しました。
そこまでして高値掴みした米国子会社はなんと年間で33億円近い営業損失を垂れ流しています
今はまだ日本国内事業がしっかり稼げてるからいいですが、日経平均が下がると地獄ですおね
唯一の主力事業である国内事業が稼げなくなって、さらに米国事業が足を引っ張るわけです。

このまま歪な事業バランスを保ち続けると、ものすごく赤字転落しやすい体質を温存させます。
ただでさえ米国は脱金融緩和路線で長期的に見てもあまり期待できそうにありません
そもそもマネックスは業績のバランスをとるために海外事業を拡大して買収をくり返してきたのに、
結果はその逆で、むしろ海外事業の赤字のせいでむしろバランスを崩しています

いわゆるマネックスのグローバルビジョンは完全崩壊してるようにしか思えません
アベノミクスのおかげで業績は回復してますが、根幹の部分が腐りかけてるように感じます。
さっさと損切りして仕切りなおして、一から事業プランや戦略を練り直した方がよいと思います(´・ω・`)
インデックス(4835)を高値掴みしてナンピン買い下がりしてるようにしかみえないんですけどね。

岡三オンライン証券はわが道を独走してるようで今回も赤字のままでした(´;ω;`)
営業損失や経常損失はちょっとだけ減ってますが、売上げが減ったのは良くないですおね
なんていうか・・・すでに会社が伸びてもなくてむしろ衰退してるような決算です
手数料と信用金利をあれだけ引き上げて、おまけに信用取引があれだけ増えてるのに
売上げがむしろ前年比でダウンってのはどうなんでしょうか?
手数料を払ってるお客が逃げてしまって、払ってないお客だけ残ってるんじゃないでそかΣ(´д`;)

ss2286234570 at 08:16│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 企業業績 | ネット銀行比較

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 。   2013年07月01日 07:15
いつ見てもSBI証券の利益率は低いね。
松井証券はともかく
楽天証券とは料金プランは、ほぼ同じなのに
リアル店舗は売却して、ネットに特化すればいいのに。
2. Posted by なつ☆ていおう   2013年07月01日 08:25
SBI証券はリアル店舗をグループ内に移してるはずなので、
リアル店舗がSBI証券のコストを押し上げてる訳ではないでそう。
商品数が多くて色んなことに手を出してるので
基本的なコストがかなり高いんだと思います。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔