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2013年05月08日

4月 ネット証券比較

個人投資家の株式売買が一段と活発になっている。ネット証券大手7社の4月の株式売買代金は3月に比べて55%増え、35兆7113億円となった。小泉純一郎政権下で株高が進んだ2005年12月(25兆円)の水準を大幅に上回り、7年4カ月ぶりに過去最高を更新した。
手元資金よりも多くの金額で株式を売買できる信用取引規制が今年1月から緩和され、ベテラン投資家による短期の売買が膨らんでいる。安倍晋三政権の経済戦略への期待から株高が続くとみた投資初心者の参入も増えている。最大手のSBI証券では、新規口座開設者のうち、投資経験のない初心者の比率が8割を超えている。SBI証券の高村正人社長は「女性の口座開設比率も上昇してきており、05年の時と比べても裾野の拡大に勢いがある」と話している。

4月株式口座増加数

カブコム           6821口座(+283)
松井証券        6433口座
(+748)
クリック証券       4874口座(+747)
岡三オンライン    1530口座
(+210)
※SBI証券、楽天証券、マネックスは口座増加数を非開示にしてます。

4月信用口座増加数

カブコム            1285口座(−350)
松井証券          1665口座(+236)

4月 月間株式売買代金(増減率)

SBI証券         14兆0348億円(前月比+5兆0433億円)+56.0%
楽天証券         6兆5871億円(前月比+2兆4099億円)+57.6%
松井証券         4兆3628億円(前月比+1兆6908億円)+63.2%
クリック証券        3兆1249億円(前月比+1兆1284億円)+56.5%
カブコム         3兆0553億円(前月比+     9775億円)+47.0%
マネックス        2兆8617億円(前月比+     9094億円)+46.5%
岡三オンライン   1兆7288億円(前月比+     4938億円)+39.9%

一日あたり株式売買代金(増減率)

SBI証券            6683億円(前月比+2187億円)+48.6%
楽天証券         3136億円(前月比+1048億円)50.1
松井証券         2077億円(前月比+  119億円)+55.4%
クリック証券        1488億円(前月比+  489億円)+49.0%
カブコム           1454億円(前月比+  416億円)+40.0%
マネックス          1362億円(前月比+  386億円)+39.5%
岡三オンライン      823億円(前月比+  205億円)+33.3%

信用残高

松井証券      3199億円(前月比+324億円)+11.2%
楽天証券      3067億円(前月比+400億円)+14.9%
カブコム        1882億円(前月比−150億円)− 7.3%
マネックス       1850億円(前月比+149億円)+8.7%


4月は営業日が21日と3月の20営業日より1日ほど多かった影響もあり、
どこのネット証券の売買代金も大幅増加だったようです
日次ベースでみると、特に4/5の日銀の金融緩和以降から特に増えてるのがわかります。
(詳細が知りたい方は、松井証券のメルマガの過去ナンバーを見るといいでしょう)

そして今回は記念すべきことに、2005年12月の過去最高記録を更新しました
2005年12月の大手ネット証券5社の株式売買代金合計額は25兆円でした。
今回、大手ネット証券7社の株式売買代金合計額は35兆円にもなったようです。
ただしこの数字を鵜呑みにするのは少し危険です。

4月の株式売買代金の増加の最大要因は、1月から開始された信用差金決済のおかげです。
短期の資金回転が上がっただけであって、資金の厚みが増したわけではありません。
その証拠に、各ネット証券の信用残高を過去と比較してみればよくわかります。
2005年12月の松井証券の信用残高は6,790億円でした。
ところが現在、松井証券の信用残高はたったの3199億円しかありません
増えた増えたと思っていても、実際にはまだ半分にも満たないってことですΣ(・ω・ノ)ノ

要は、信用取引の差金決済が可能になったことで資金効率が上昇し
結果的に、資金効率が上がった影響で売買代金が増えただけってことです(`・ω・´)
ごく少数の投資家の資金回転率が上がって取引量(フロー)が増えただけであって、
投資に向けられた資産や投資額(ストック)が増えたわけではないってことですにょ(σ´∀`)σ

売買代金で比べてみると明らかに岡三オンラインの伸びがかなり低いです。
これは岡三オンラインが3/1から大口優遇の信用金利を値上げしたり
あるいは、貸株料を大幅値上げした影響だろうと思われます(´・ω・`)
さらに、岡三オンラインは5/1から「プレミアゼロ」と「プラチナ」の大口優遇手数料コースを
かなり短縮化して改悪することを発表しています。・゚(゚`Д)゙
短期間にW改悪した影響でデイトレーダーがかなり流出しそうな気がします

ここのところ口座数の伸び率が著しいのがクリック証券です。
岡三オンラインは大口優遇コースの条件を引き上げたり値上げしたりしましたが、
クリック証券はその反対に、6月から本格的に大口信用優遇コースをはじめます。
しかもけっこう条件が緩いので、信用で回転させてる人は適用になりやすい(´∀`*)
5月〜6月頃から岡三オンラインの信用顧客が一気にクリック証券に移動し始めるかもしれません。


0509




■適用受験
(1)判定日の大引け時点で信用建玉残高が5億円以上
(2)判定期間における信用新規建玉約定代金合計額が5億円以上


ss2286234570 at 01:03│Comments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | ネット証券比較

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この記事へのコメント

1. Posted by ふゆ   2013年05月09日 21:53
なつさん大好き日経飛ばし記事と、ガセ情報を事前につかんだ臭いインサイダーっぽい値動ききましたよマネックスw

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