yogurting ヨーグルティング

2012年11月23日

くりっく365やってる東京金融取引所が業績不振のようです

東京四大取引所の一つ、東京金融取引所(金融取)が存亡の機に立たされている。理由はそのものずばり、主力事業の低迷だ。稼ぎ頭の「金利先物等取引」と、外国為替証拠金取引(FX)の「くりっく365」の取扱量が急速に減少しているのだ。その落ち込みぶりは、目を覆わんばかりだ。まず、金利先物は、今上期の取引量が前上期比21.1%減となり、さらに前々上期と比べると55.8%減となっている。日本銀行の金融緩和政策により超低金利が継続するとの見方が広がっており、企業や投資家が金利変動に備えて金利先物を利用する頻度が減っているためだ。
さらに深刻なのが、くりっく365だ。今上期は前上期比で実に61.5%も落ち込んでいる。FXに対するレバレッジ規制の強化や、為替レートの動きが少ないことに加え、今年1月の税制改正が追い打ちをかけた。売上高に相当する営業収益は、前上期の56億4000万円から今上期は25億7100万円と半分以下に落ち込んだ。営業損益は4億3100万円の赤字となり、最終損益も4億4200万円の赤字に沈んでいる。
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くりっく365の取引高が予想以上に悪かったようです

過去にも、くりっく365の出来高の急減について幾度か指摘しましたが、
やっぱり思ってたとおりに業績不振でけっこうな額の赤字に転落してたんですね(((( ;゚д゚)))
営業収益(=売上高)のことなので、レバレッジ規制以前と以後を比較すると、
売上高が56.4億円から25.7億円の半分以下に激減しているようです

確かにくりっく365の取引高が激減した最大の理由は2012年1月に開始した税制変更でしょう。
それまでくりっく365だけに許されていた「優遇税制」が店頭FXにも適用されたことにより、
そもそもくりっく365を使うメリットがほとんどなくなったからです(´Д⊂)
でも、一番ユーザーを失望させて利用者の信頼を失ったのは4月5日の事故でしょう
レート配信先の金融機関とくりっく365の間の通信障害でまず30分ほどシステムが不通状態に。
その後、システム復旧過程でなぜかポンド円0円という異常なレートが配信されて
「三田証券」「スター為替」の2社でポンド円の買いポジションを持っているユーザーの
ポン円のポジションがすべて強制決済されるという悲惨な事故が起きました(((( ;゚д゚)))
当然ここで終わるわけもなく、ポン円の強制ロスカットのせいで口座の維持率が一気に悪化
(おそらく)かなりの数のユーザーの買いポジションがすべて強制決済になったと予想できます

この事故のせいで三田証券とスター為替はお客からの信頼を失ってクレームの嵐
損害額が膨らんだこともあって、ついに両社とも為替事業から撤退することになりました(´・ω・`)
もちろん、すべてがくりっく365の責任だというつもりはありません
しかし、金融とは相互信頼があってはじめて資金の融通が行われる関係です。
(ファイナンスという言葉の語源は『信用』ですよね)
お客と業者、業者と取引所の信頼が損なわれたらそれはもう金融とは呼べないでしょう(゚Д゚)ゴルァ!!
売上高が減少したとかいうレベルの話ではないんじゃないかと考えますφ(.. )


2012年04月07日
くりっく365がまた酷いことになってる
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/65647812.html

2012年04月15日
くりっく365のトラブルがちょっと酷い
http://blog.livedoor.jp/ss2286234570/archives/65649996.html

2012年05月12日
くりっく365の前回のトラブルの原因が判明


ss2286234570 at 09:38│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 くりっく365 | 業績悪化

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この記事へのコメント

1. Posted by hiro   2012年11月24日 13:17
金融取は業績拡大を見込んで3年ほど前にオフィスを丸の内に移転してますが、大丈夫なんでしょうか。
2. Posted by なつ☆てうおう   2012年11月25日 01:08
三菱商事とか新日鉄とかが入ってるやたら馬鹿でかいビルに入居してるよね。
あれも経費かかって赤字になった要因の一つだと思うけどね。
ほんの3年前まではIPOとかいわれてたのに
いまじゃ風前の灯だもんねー

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