2012年09月18日
投資資金回収という目的のためだけにJALという糞株がまた再上場
日本航空（JAL）は2012年9月10日、9月19日に東京証券取引所に再上場する同社株式の売り出し価格が、仮条件（3500〜3790円）上限の1株3790円に決まったと発表した。売り出し株数も国内外合わせて1億7500万株に決定した。上場時点での発行済み株式数は1億8135万2000株で、時価総額は約6873億円。2012年の株式上場（IPO）としては、世界的に見ても米フェイスブックに次ぐ規模の大型上場。JAL株の96%を保有する官民ファンドの企業再生支援機構は保有株を全て売却。出資額の3500億円の2倍近い資金を回収し、JALへの支援を終了する。
日本航空（ＪＡＬ）が19日、上場廃止から２年７カ月ぶりに株式市場に復帰する。時価総額は6873億円。全日本空輸（ＡＮＡ、6329億円）をしのぎ世界でも米フェイスブックに次ぐ今年２番目の大型上場だ。競争激化のなか、足元で高い収益を上げ、国際線を軸にした成長戦略を描く。法的整理で身軽になった体質を維持できるかが最大の課題だ。
9月19日の大安吉日にJAL（日本航空）株式は、東証１部に再上場する。売り出し価格は１株3,790円。売り出し価格から算出した時価総額は6,873億円。ライバルのANA（全日本空輸）の6,239億円（10日終値）を上回る。他のIPO（株式新規公開）と決定的に違う点は、「再上場で調達される資金はJALには一銭も入ってくるわけではない」ということである。
JALが経営破綻し上場廃止となってわずか２年７カ月で再上場する最大の目的は、公的資金（=税金）を回収することにある。支援機構による支援は原則３年とされ、JALの支援期限である来年１月までに機構は3,500億円を回収する必要があった。それから逆算して、12年秋にはJALの再上場が必要で、上場要件をクリアするためには業績のV字回復を達成しなければならなかった。JALの12年３月期連結決算で、本業の儲けを示す営業利益は過去最高の2,049億円。収益力を示す売上高営業利益率は17%と、ANAの７%を大きく上回る。ピカピカの高収益会社に生まれ変わった。これが自力で達成されたのなら立派なものだか、もちろん違う。破綻により、金融機関は5,200億円の債権放棄、１万6,000人の従業員削減、企業年金の３〜５割カット、不採算路線からの撤退。９年間にわたり4,000億円の法人税が免除される。これで利益が出なかったら、それこそ不思議だ。
政府がJALに手厚い支援をしたのは、支援機構を通じて投入した公的資金を回収するためだ。支援機構が保有するJALの１億7,500万株をすべて売却すると、手数料を除き6,483億円のキャッシュを手にする。支援機構は、JALへの出資金3,500億円を上回る資金を回収し、再生支援を終了。税金による国民負担は回避されたうえに、巨額の売却益を国庫に納めることができる。株式市場を使った企業再生・公的資金回収レースの金メダルである。
稲盛氏の次なる誤算は、上場前に安定株主を確保できなかったことだ。稲盛氏は当初、発行済み株式総数の約10%の安定株主が必要と考えていた。 JALが安定株主づくりに要請したのは、みずほコーポレート銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の３メガバンクなどの取引行や、機材調達の取引がある 三菱商事や三井物産などの大手商社。さらに、石油、旅行、生命・損保会社にも引き受けを呼びかけた。 だが、交渉は頓挫した。大手商社などの旧株主はJALの破綻で保有していた株は100%減資でただの紙切れになった。メガバンクなどの金融機関は 5,200億円の債権放棄を強いられた。各社とも、出資はコリゴリ。JALへの新たな出資に二の足を踏んだ。稲盛氏は、上場前の安定株主の確保を断念し た。
世界を代表するキング・オブ・糞株のJALが明日9/19に再上場されますにょ（σ´∀`）σ
さすがにここまで糞株だと救いようがないのでコメントのしようがありません。稲盛氏の次なる誤算は、上場前に安定株主を確保できなかったことだ。稲盛氏は当初、発行済み株式総数の約10%の安定株主が必要と考えていた。 JALが安定株主づくりに要請したのは、みずほコーポレート銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の３メガバンクなどの取引行や、機材調達の取引がある 三菱商事や三井物産などの大手商社。さらに、石油、旅行、生命・損保会社にも引き受けを呼びかけた。 だが、交渉は頓挫した。大手商社などの旧株主はJALの破綻で保有していた株は100%減資でただの紙切れになった。メガバンクなどの金融機関は 5,200億円の債権放棄を強いられた。各社とも、出資はコリゴリ。JALへの新たな出資に二の足を踏んだ。稲盛氏は、上場前の安定株主の確保を断念し た。
世界を代表するキング・オブ・糞株のJALが明日9/19に再上場されますにょ（σ´∀`）σ
一言だけいうとしたら『絶対に手を出すな！』ということだけでそう
上の3つめの記事は長ったらしいですが鋭い指摘がしっかりと書かれています
非常によい内容なのでまずは中身をしっかり読んでおくべきでそう。
今回、上場後のJALの株が上がらないであろう理由はかなりたくさんあります。
無論、短期的（1週間とか）にはお祭り的にあがることはあるかもしれませんが、
中〜長期的に見て、業績を伴って株価の回復を見込むのはほぼ不可能ですにょ（σ´∀`）σ
今後のJALの株価に影響するであろう要因をいくつか書き出してみます
�‐緇貉餠發呂垢戮道抉腟々修硫�に入るのでJALは資金調達がまったくできない
（上場による安定した資金調達ができてないので上場後も資金調達コストは下がらない）
��銀行・商社・保険会社などに安定株主の引受を拒否され、売り崩されると崩壊しかねない
��そもそも上場を成功させるために官民一体となって利益が意図的に嵩上げされている
�だ農�面での優遇がなくなると嵩上げされてた利益が吹っ飛ぶ
�ゥ瓮�バンクとの仲が悪いので政府が手を引いたあとに資金調達に窮する
（仮に銀行から資金を借り入れることになっても高い金利を吹っかけられる）
�μ閏臈泙�次の衆院選で負けると政府の後ろ盾を完全に失ってしまうこと
地味にやばいなと思うのが次回の衆議院選の結果です。
現在のところ、ANAのバックには自民党がいて、JALのバックには民主党がいます。
上場するまでの今はいいですが、次回の衆議院選で民主党が負けて野党になれば、
見事に政府の後ろ盾を失ってさらなる悪材料が出てくる可能性が大きいです(´･ω･｀)
おそらく「法人税の9年間の免除の撤回、あるいは短縮」は間違いなく起きるでしょう
さらには「支払いが免除された法人税を過去に遡って支払え」と脅されるリスクも高いでそ
まあ税金を支払わずにバックレてること自体がおかしいので支払うのが当然なんですけどね
航空のような規制業界というのは監督官庁や政府の意向が非常に強く影響を与えます。
特にJALの場合は次回の政府与党となるであろう自民党と非常に仲が悪いので、
この部分が非常に悪い影響を受ける可能性が極めて高いと予測しています。
実はこれが最大のリスクといえるかもしれません(((( ;ﾟдﾟ)))
ぶっちゃけていうと、今回のJALの上場は「ある種の粉飾決算による上場」です。
しかし、上場させる主体が政府自身なのでそれが指摘されることは絶対にありません。
どんな批判も不満も握りつぶされてお仕舞いです(ﾟдﾟ)､ﾍﾟｯ
個人投資家がすべきことはそのリスクに巻き込まれないよう絶対に近寄らないことです
