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2012年04月06日

3月 ネット証券比較

ネット証券5社の株式売買代金15%減 11年度
インターネット証券大手5社の2011年度の株式売買代金は前年度比15%減の77兆4674億円だった。6年連続の減少になる。株価回復を受け、足元では売買が戻りつつあるが、年度全体では欧州債務危機を背景にした世界同時株安で個人投資家が投資を手控えたことが響いた。5社はSBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券、カブドットコム証券。松井証券が22%減だったのをはじめ、5社とも減少した。11年度の売買代金はピークの05年度(192兆円)の4割にとどまる。3月の売買代金は前月比6%減の8兆866億円と、3カ月ぶりに減少した。ただ2月に続いて8兆円を超え、5兆円台が多かった11年から回復が鮮明になっている。

3月株式口座増加数

楽天証券       1万6702口座(+521)
カブコム           4652口座(+318)
クリック証券       3000口座(+35)
松井証券          2945口座(+286)
※SBI証券、マネックス、岡三オンラインは口座増加数を非開示にしてます。

3月信用口座増加数

カブコム          1191口座(+493)
松井証券          879口座(+229)
楽天証券          730口座(−378)

3月 月間株式売買代金(増減率)

SBI証券           3兆8362億円(前月比−2207億円)− 5.4%
楽天証券        1兆7356億円(前月比−1634億円)− 8.6%
松井証券            8843億円(前月比−  733億円)− 7.6%
クリック証券             8556億円(前月比−  550億円)− 6.0%
マネックス           8277億円(前月比−  215億円)− 2.4%
カブコム             8172億円(前月比−  384億円)− 4.4%
岡三オンライン         5466億円(前月比−  121億円)− 2.1%

一日あたり株式売買代金(増減率)

SBI証券            1826億円(前月比−105億円)− 5.4%
楽天証券            826億円(前月比− 78億円)− 8.6%
松井証券            421億円(前月比− 34億円)− 7.6%
クリック証券           407億円(前月比− 26億円)− 6.0%
マネックス             394億円(前月比− 10億円)− 6.0%
カブコム              389億円(前月比− 18億円)− 4.4%
岡三オンライン       260億円(前月比−   6億円)− 2.1%

信用残高

松井証券      1651億円(前月比+  93億円)+  5.9%
楽天証券      1501億円(前月比+126億円)+ 9.1%
カブコム        1313億円(前月比+256億円)+24.2%
マネックス       1106億円(前月比+  75億円)+  7.2%

3月は株価がそこそこ堅調でしたが個人投資家の売買は少し低調だったようです
せっかく日経平均が10,000円台回復したわりには寂しい結果です(´Д⊂)
理由は簡単。
2月中は日経平均が場中に大きく上げたり下げたりする面白い相場でしたが、
3月に入ってからは、アメリカ市場に振り回されるだけのコバンザメ相場だったからです
下がる日は寄りから下げるだけのギャップダウン&ヨコヨコ相場。
上げる日は寄りから上げるだけのギャップアップ&ヨコヨコ相場で終わりました。
場中のボラティリティがほとんどなかったのでデイトレもやりにくい地合いでした

株式売買代金は寂しく減少で終わりましたが、信用残高は大幅増加だったようです
デイトレよりスイングの方が利益を乗せやすい相場だったので、その影響もあったんでそ。
信用残高がカブドットコムだけやたら大きく増えたのは一般信用(売り短)のせいでそ
多少マニアックな商品ですが、個人的にはけっこう面白そうかなと感じました。
カブドットコムが株券を調達できなければ一般売りできないという欠点もありますが、
使い方によっては悪くない商品だと思いますにょ(σ´∀`)σ

口座数で比較してみると松井証券が前月に続いて最下位のようです
現在は非開示ですが、マネックスの口座開設数は常にカブドットコムより多く、
また、SBI証券の口座開設数も10,000件以上は常にあったので松井証券は多いはずです。
あれだけ即時決済取引の広告を新聞・雑誌・Yahoo!やロイターなどのネットで露出しておきながら
口座開設数が最下位というのはかなり報われない結果のようです
特に松井証券は10万円以下の手数料を客寄せのために無料にしているので、
収益に貢献しない小口顧客が口座開設数において占める割合が高いのです(´・ω・`)
(一時、10万円以下無料を廃止してた時は口座開設数がガタ減りしてました

損保や生保というサービスは契約獲得までに掛かるコストが高いものの解約の少ない業種です。
契約数を着実に積み上げて損益分岐点を越えればウハウハになるビジネスモデルです
(定期的に収入が入る仕組みなので景気変動の影響を受けにくいからです)
一方、証券は相場が良いときはお客が一気に増えて収益も一気に増加しますが
相場が悪化すると、外部環境の影響をモロに受けてしまう積み上げのないビジネスです(´Д⊂)
(投資信託のような商品は除いての話です)
つまり、「口座が増えない=新規客が増えてない」ということは非常に収益に与える影響が強く
中長期的に見て地合いが悪化したときに業績が大きく下振れしやすくなるってことです
このまま口座獲得ができない状態を放置したままにしておくと、
中長期的にはボディーブローのように松井証券の業績や顧客基盤に影響が出るでそう

ss2286234570 at 04:41│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | ネット証券比較

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この記事へのコメント

1. Posted by あ   2012年04月06日 23:23
投信はインチキだー
って言って各投信からそっぽ向かれたの松井だったっけ?
2. Posted by なつ☆ていおう   2012年04月07日 01:15
たしか松井だね

IPOの主幹事費用をゼロでやるって唄ったせいでありとあやゆる主幹事証券から無視されたこともあった
IPOの玉をまわしてもらえなくなったんだよ

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