yogurting ヨーグルティング

2011年05月24日

マネックスの株価はなぜ下がるのか

マネックス(8698) -80 -0.58%
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/8698.t/schart.html?search=1
ここのとこととにかく下げまくってる銘柄といえばマネックスが有名です(´Д⊂)
3/15の地震直後の安値をいとも簡単に割り込んでさらに下落の足を速めています
あまりにも一直線にきれいに下げてるのでなかなかこういうのは見ることがないですね。
どうしてここまで一方的に株価が下げるのか自分なりに考えてみました(`・ω・´)


理由1
足元の地合が予想以上に悪いので業績悪化懸念が強いこと
今年に入って1-3月は市場の売買代金が右肩上がりに増えてかなり業績回復傾向でしたが
4月に入った頃から各市場の売買代金がびっくりするくらい急激に減ってきています
日中の株価の値動きも悪く、ボラティリティもものすごく低い日が続いています(´;ω;`)
東証の売買代金も1兆円〜1兆2000億円を挟んでの薄商いの日が毎日続いてるのが現状です。
マネックスはもともとコストが高くて営業利益率が悪いのに、5月から手数料を下げてるので
取引が増えてシェアは増えてるようですが収益や営業利益率は悪化してる懸念があります

理由2
現物手数料の大幅値下げをやったことで営業利益面での悪化懸念が残ること
マネックスは他社に比べて信用取引よりも現物取引の割合が高めの証券会社です(。・ω・)ノ゙
会社ができた当初から信用取引に対して否定的な経営姿勢であったこととか
例のマネックスショック(ライブドアショック)で信用顧客が逃げ出したことなどが考えられます
ここに載ってる右から4行目の列を見るとマネックスの現物取引の1約定あたりの売買代金
だいたい30万円〜40万円台に収まっていることがわかると思いますφ(.. )
今回、マネックスが現物手数料を引き下げたのはまさにこの50万円以下のクラスなので
現物のお客の取引が一番集中してる価格のど真ん中の価格帯を下げたと推測できます
一番取引が集中してると思われる価格帯の手数料を大幅に値下げしたということは
つまり今回の現物手数料の値下げはけっこう業績に影響があるんじゃないのかと思います
お客側からすれば確かに一番良い値下げですが必ずしもマネックスにとってはそうでもないでそ
長期的にお客が増えればプラス効果ですが短期的にはマイナス効果に働く可能性があります。

理由3
オリックス証券の買収結果に対する期待の剥離
まずはオリックス証券の買収の結果を正しく評価することから考えるべきでしょう
マネックスがオリックス証券の買収を発表した当初はかなりバラ色の説明がされました
合算の預かり高が2兆円を超える(松井証券の約2倍)ので売上高も利益も大きく伸びて
一気にシェアが伸ばしてSBI証券を追撃して国内NO1を目指すというような説明でした。
ところが実際には、預かり高が増えただけで売上げも利益も期待値ほどは増えませんでした
単純にマネックスとオリックス証券のシェアを合算すればすぐに松井証券を抜けるはずなのに
実際には差が少し縮まっただけで合併して1年たってもシェアの逆転はできませんでした
仕方なく2011年5月から現物手数料を大幅値下げしてようやくシェアが延びて3位になりました
シェアの逆転を達成できたものの、失ったものもけっこう大きかったってことです(´・ω・`)

理由4
立て続けに大型買収を続けたことでグループ会社の体制統一に時間がかかること
国内のマネックスグループの従業員数はおそらく300〜400人くらいだと推定してます。
今回買収した米子会社の従業員数が392名で、BOOM証券の従業員が30名程度でしょうφ(.. )
これだけの短期間にグループが国境をまたがって拡大して従業員が2倍に増えると
だいたいまずは非効率面が表に出てきてコストや管理負担が増すのが一般的でしょう
少なくとも1〜2年以内にいきなり効率性が改善して収益が伸びるとは考えにくいです
これは別にマネックスが悪いわけではなく、ある意味において仕方がない部分です。
例えば1000人規模の日本の企業がいきなり2カ国に展開を拡大して従業員が2倍になると
まずは組織として統一させたり、重複する部門の整理・統廃合にどうしても時間がかかります。
マネックスは過去に何度も合併をくり返してるのでそれなりにノウハウや慣れもあるでしょうけど
国境を越えての大型合併になるとどうしても時間とコストを喰いやすくなります
米子会社の取り組みの結果が出るのが3〜4年先と資料にも書いてあることからも
目先の1〜2年間はどうしても合併メリットが出しにくく、効果が出るのはその先になるでしょう。
株価として考えれば、やはり短期的にはどうしても厳しく判定されやすくなるって事です(´Д⊂)

理由5
人事面での管理体制に不安面が残ること
これまでGS時代を通じてずっとマネックスの社長と一緒に事業をやってきたと思われる
マネックスの元副社長(たぶん英語もペラペラ)がいきなり退任しています
これだけ事業が海外に広がるとまず懸念されるのが人材不足だと思いますΣ(´д`;)
各国に信頼できる優秀なマネジメントのできる人材を確保して配置しなきゃいけない時期なのに
いきなり海外向けの人材が欠けるというのは少なくとも短期的にプラス効果はないでしょう
早急に海外のマネジメントができる優秀な人材を増やす必要があるのは誰の目にも明らかです。
マネックスの社長は新生銀行の社外取締役東証の社外取締役もやってますよね。
そんな他社のことに口出しする暇があったら本業に専念するべきなんじゃないでしょうか。。。


前からも指摘してますが4〜5年以上先を見据えた長期的戦略は正しいと思います
いずれ国内証券市場がさらに衰退して香港や上海に抜かれるのはほぼ確定的ならば
他社に先駆けて海外展開に着手することにはものすごく大きなメリットがあります
ただ、今回の買収案件がそのまま成功するかどうかはまだ誰にもわかりません(´・ω・`)
もしかしたら失敗するかもしれませんが、それでも繰り返しトライしてしなきゃいけないことです
結局のとこ、海外展開なんて成功するまで何回でも挑戦してくり返すしかないんですよね。
それにはどうしても時間とお金と人手がまだまだかかってしまうと思います(`・ω・´) シャキーン
困難を覚悟で挑戦したなら決して諦めずに頑張るしかないってことですにょ(σ´∀`)σ


ss2286234570 at 23:55│Comments(5)TrackBack(0) 株価下落 | 企業分析

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この記事へのコメント

1. Posted by 名無し   2011年05月25日 13:14
マネックスGが後場急伸、20万株・40億円上限の自社株買いを材料視、発行済み株式総数の6.25%
 マネックスグループ<8698.T>が後場急伸。一時1770円高の1万5430円まで買われている。

 25日前場引け後に発表した自社株買いが材料視されている。自社株買いの内訳は、取得株数の上限20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.25%)、取得価額の上限40億円で、取得期間は5月26日から6月17日。

2. Posted by チャーリー   2011年05月25日 14:33
いつもためになります、が。

マネックスだけではなく、金融株は震災後から全般的に下がってます。

みずほはもちろん、三井住友F、三菱UFJF、野村HDなど。

松井証券やSBIHDだって下がってるじゃないですか。

だから、マネックス特有のことだとは思わないのですが、どうでしょう。
3. Posted by あ   2011年05月25日 18:38
良い増資悪い増資で叩いてたと思いますが、結果高値売りの安値買い戻しでマネックス的にいい状況になってしまいましたね。
しかも保有株式は今後の買収の玉にも使えるし、自社株には配当を支払う必要もないし、会社も株主もいいことづくめですね。
4. Posted by なつ☆ていおう   2011年05月25日 23:32
増資してそれ以上の金額を買い戻すってものすごい馬鹿げた結果でしょ。
そのためにもかなりコストかかるし株主にも迷惑かけたし。
株主怒らせていいことなんてなにもない。

そもそもなんであんな香港の小さい会社を買収するために手許現金を使わず株券印刷で対応したのか、そっちの方が問題でそ。
5. Posted by おい   2011年05月25日 23:52
1 おまえは計算もできないのか??

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