yogurting ヨーグルティング

2011年05月05日

「変わらなきゃも変わらなきゃ」 ニヒルな傍観者、カブドットコム(8703)

カブドットコム証券の決算資料と決算説明動画を見てておもいついたイメージがタイトルです。
マネックスの買収戦略をみてやたら皮肉を言ってるなという印象でしたφ(.. )
他人の経営にとやかく言う前に、自分のボロボロの成績表(=決算)を反省すべきでそ
プレイヤーとして結果を出してる人に皮肉を言う暇があったら自分が結果出せって話です

ここ最近のマネックスは香港やアメリカのネット証券を立て続けに買収しています
確かにその買収価格や銘柄選択が妥当であったかどうかはわかりませんが
少なくとも国内市場に成長余力がないと判断して海外展開を行うという戦略は正しいでそ
1年位前まではマネックスも緊張感に欠けただらけた会社だなという決算でしたが
ここ1年間におけるマネックスからは強い危機感と成長への執念を感じます(。・ω・)ノ゙
数字には見ませんが、変化を恐れず挑戦すること、それはおそらく一番大切なことでそ
海外子会社のマネジメントというのは非常に難しいしもしかしたら今回は失敗の可能性もあります。
しかし、仮に失敗したとしても運用ノウハウと経験という財産を手にできます。
一度の失敗に挫けることなくその戦略を貫ければ必ずいつかは成功できるとおもいますにょ(σ´∀`)σ
目先の買収の結果はどうあれ、戦略は正しいなとおもいます

企業を判断するとき数字や決算資料だけを見てもおそらく成長力は把握できません
良くも悪くも企業の成長力というのは経営者の執念に大きく左右されるからです(`・ω・´)
ファーストリテイリングやソフトバンクには企業として勝ち残りたいという強い執念を感じます。
SBIや楽天にもそれに近いものを強く感じることができます。
執念というのは何かというと、要は「成長するために変化し続けることへの覚悟」でしょうか

一方、カブドットコム証券は戦略というものをまったく持っていません(ノ`Д´)ノ
4年位前から「デリバティブ商品と投資信託を頑張る」と説明会で言ってます
実際には証券部門の売上げと利益が減少しまくって、まったく他部門で補てんできません。
過去の4年間でひたすら減収減益を繰り返すだけで、なんらの成長も達成できませんでした
おまけに投信もFXは頭打ち、オプションで31億円の損失を出しましたでは話しにならんでそ


カブドットコム 決算資料
http://kabu.com/company/disclosure/accounting_line.asp
平成18年3月期決算(平成17年4月1日〜平成18年3月31日)
http://kabu.com/pdf/Gykpdf/accountingline/shihanki2006_03.pdf
営業収益 213億1100万円
営業利益 127億9000万円
経常利益 126億7200万円
当期利益  97億4600万円
平成23年3月期決算(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)
http://kabu.com/pdf/Gykpdf/accountingline/shihanki2011_03.pdf
営業収益 140億5200万円(−34.0%)
営業利益  44億1000万円(−65.5%)
経常利益  44億0400万円(−65.2%)
当期利益    5億9700万円(−93.8%)

SBI証券 決算資料
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=corporate&dir=corporate&file=home_kessan.html
平成18年3月期決算(平成17年4月1日〜平成18年3月31日)
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/060427_1.pdf
営業収益 602億1300万円
営業利益 300億1100万円
経常利益 300億7700万円
当期利益 169億7000万円
平成23年3月期決算(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/tanshin_110427.pdf
営業収益 440億7700万円(−26.7%)
営業利益  98億9600万円(−67.0%)
経常利益  97億0400万円(−67.7%)
当期利益  86億3100万円(−49.1%)

楽天証券 決算資料
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/disclosure/financial.html
平成18年3月期決算(平成17年4月1日〜平成18年3月31日)
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20060512.pdf
営業収益 324億5500万円
営業利益 166億7100万円
経常利益 181億9600万円
当期利益 102億9200万円
平成23年3月期決算(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20110425.pdf
営業収益 229億5700万円(−29.2%)
営業利益  61億8900万円(−62.8%)
経常利益  61億8900万円(−65.9%)
当期利益  21億2200万円(−79.3%)



今回は東北大震災とその後のオプション騒動があったのは事実です(´・ω・`)
一概に過去の数字と比較すればよいというものではないのも事実ですが
すべてのネット証券が同じ条件で災難にあった以上、相対的な評価では同じことでそ
ちなみにSBI証券や楽天証券は5年前より手数料をかなり引き下げてこの数字です
カブコムが同じ水準まで手数料を引き下げて厳しい競争に参加していたら
今とは比較にならないくらい決算の数字がボロボロになっていたということです(((( ;゚д゚)))

カブコムは5年前も現在も、同じように株式手数料と金利に収益のほとんどを依存してます
デリバティブ商品や投信への割合を増やすといってるだけで何も変われなかったという事でそ
ライバルの大手が必死になって時代の変化に合わせて変わろうとと努力してるのに・・・です。
結局のところ変わるための努力をしてこなかっただけでしょう

SBI証券はリクイデティマーケットというFX子会社を2年前に作って収益源にしています
投信にもここ2年くらいに力を入れて販売残高は過去最高値でマネックスを抜いてます
外債や債券の販売もものすごく伸ばして収益バランスが5年前とはまったく違っています。
おそらくこれから証券市場が低迷して出来高の低い状況が続いたとしても
収益減少への影響を最小限度に抑えれるような体制が既に整いつつあります.。゚+.(・∀・)゚+.゚
楽天証券も株式手数料を大きく下げた分だけ他で補う体制を整えつつあります。
FXの売買代金も収益も5年前とは比較にならないくらいに伸ばしています
今年中にマネパを切ってSBIやマネックスのように自前のシステムを導入するようです
外債の売上げも増やして、投信の販売残高は過去2年で250億から750億まで増やしてます

SBI証券も楽天証券はカブコムとは違います。
グループとしては過去5年の間にネット銀行を設立or買収して成功させています
ネット保険会社、カード会社、銀行と金融部門を矢継ぎ早に強化しています。
1年前と比較してSBI証券と楽天証券の預かり資産残高は増えていますが
他の大手ネット証券3社はすべて預かり資産が減少しています
数字だけで比較すると同じように見えても中身はまったくの別物に変化したってことです

この格差がひらいたまま競争を続ければ数年もすればすさまじい格差になります
カブコムにとって一番危険なことは、大手2社との格差が広がり続けているという点です(((( ;゚д゚)))
このまま他社に遅れてなにも変われなければ必ず脱落して弱小証券になるでしょう
相対的な格差が広がっている以上、時間が経てば経つほど結果は必ずそうなります。
ちなみに、この世で一番怖いのは地震でも原爆でもなく「時間と変化」だとおもいますφ(.. )
どんな強大な国家も巨大な企業も絶対に勝てないからです

ss2286234570 at 03:43│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | ネット証券比較

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