yogurting ヨーグルティング

2011年04月23日

マネックスが米国ネット証券を完全買収へ

オンライン証券のマネックス、TOBで米国進出、「収益の地域分散」
オンライン証券大手のマネックスグループが、米国の同業大手TradeStation Group(トレードステーション・グループ)を友好的な株式公開買い付け(TOB)で傘下に収め、米国市場に進出する。買収目的の1つには「収益の地域分散」を掲げている。
マネックスグループは海外展開への意欲から2008年以降、中国・北京に駐在員事務所を開設し、香港のBOOM証券グループを買収するなど、中国市場へ進出する一方、米国進出も模索してきた。また両社共有のプラットフォームを構築して中期的に固定費を20%削減し、営業利益率を40%まで高める狙い。

マネックス、米オンライン証券を買収−340億円でTOB
トレードステーショングループは、ナスダック上場で2010年12月期の純利益が1140万ドル(約9億4000万円)。システムを内製化し、社員の半数がシステム系の技術者であるなど、技術開発に強みがある。マネックスは合併でシステム開発などを効率化し、固定費を20%程度削減するなど、相乗効果を創出したい考え。

米オンライン証券を339億円で買収、財務へ影響ない=マネックス
マネックスグループは21日、米オンライン証券のトレードステーションを339億円で買収することで合意したと発表した。これによりマネックスは米国に進出し、顧客基盤をグローバル化する。TOB価格はトレードステーションの過去3カ月の終値平均値に39%のプレミアムを乗せた水準。
マネックスは買付けの資金を手元資金と借入れでまかなう。
今回の買収が同社の財務に与える影響について、「手元資金に余裕があり、現状でレバレッジはかかっていない。財務への影響はまったくない」と述べた。買収に要する339億円のうち、3分の1を手元資金でまかない、3分の2を長期借入金で調達する。買収完了後も手元資金は300億円程度残るとしている。買収によりトレードステーションはマネックスの連結子会社になる。マネックスは、トレードステーションとの共有プラットフォーム構築で固定費用を抑制するほか、取引の24時間体制を構築できるとみている。
トレードステーションは米上場オンライン証券6社の中で、口座数ベース6位。口座数は4万8000口座、預かり資産は20億ドル(約1640億円)。最大手のチャールズシュワブ(1016万口座)、2位のTDアメリトレード(803万口座)などには大きく水をあけられている。


マネックスが米国のネット証券を買収したようですにょ(σ´∀`)σ
記事をあちこち読んでみましたがなかなか現時点での評価は難しいと思います。
たしかに国内の市場売買高はすでに減少傾向を明確に示しているので
いまさら事業資金を国内事業に投じて回収するいうのはかなりメリットがありません
むしろある程度のリスクを負って海外へ投資するのは継続的成長に不可欠でしょう
基本戦略そのものはそれなりに妥当だしリスクを負いすぎているとも思いません。
しかし、この買収価格や買収対象が妥当かどうかは「わからない」としか言い様がないでそ。

買収価格について言えばかなり高値掴みなんじゃいのかというのが個人的な感想です
買収先のネット証券は単純に口座数48,000口座で預かり資産が1640億円しかありません。
これをプレミアム39%も上乗せして購入するというのはそうとうボラれてるでしょう(´Д⊂)

カブドットコムは年間で経常利益を40億円程度稼いでるネット証券です。
http://www.kabu.com/company/disclosure/accounting_line.asp
しかし、カブドットコムの時価総額は現在のところたった464億円しかありません。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/8703.t/sresult/
もちろん国も違うし、カブドットコムは3月に先物OPで不足金を38億円出したばかりなので
単純に経常利益と時価総額を比較して評価するのは適切ではありません
しかし、通期経常利益40億円程度見込まれていた2011年2月においてすら
カブドットコムの時価総額はせいぜい665億円とかその程度だったわけです

仮に、経常利益40億円で時価総額665億円を本来あるべき時価総額として仮定すると
経常利益10億円のトレードステーションGの妥当な時価総額は1/4のたったの166億円です
にもかかわらず340億円で掴まされたってことは2倍の値段で吹っかけられたようなもんでそ
しかも、トレードステーションG自身は3年連続で減収減益してるように読めます
業績が明らかに右肩下がりの業界6番手の会社を2倍近い値段で掴むというのは
買収に投じた資金をかなりムダにしてしまってる可能性が高いんじゃないかと思いまつ(´;ω;`)

----------------------------------------------------------------
システムを内製化し、社員の半数がシステム系の技術者であるなど、技術開発に強みがある。
マネックスは、トレードステーションとの共有プラットフォーム構築で固定費用を抑制するほか、取引の24時間体制を構築できるとみている。
両社共有のプラットフォームを構築して中期的に固定費を20%削減し、営業利益率を40%まで高める狙い。
-----------------------------------------------------------------
今回のマネックスの買収について一番の注目点はこの部分でしょうφ(.. )
買収価格が妥当だったか否かなんてぶっちゃけ後になってみないと誰にもわかりません(`・ω・´)
もしかしたら大成功かもしれないし高値掴みの大失敗かもしれません
企業の評価なんて業績でしか評価できないので、数字で結果を出すしかありません
会社の規模に対しての投資としては極めて高値掴み感が強いのでマイナス評価です
しかし、優秀な技術者を大量に手に入れてシステム開発費や固定費を落とせるなら
長期的に見ると大きく業績に寄与できる可能性があるのも事実です

ただ海外事情と国内事情というのはまったくもって異なるというのがのが現実でしょう。
国内ベンダーにシステム開発を委託して成功するのもそれなりに難しかったりするのに
ましては海のものとも山のものともわからない海外に開発事業を任せて成功するのは大変です
よっぽどシステムに精通した優秀な人材がいてかつ言語の壁を越えなければいけません
個人的な感想としては「かなり読みが甘い」という印象を持ちます

そもそも優秀な技術者やエンジニアの獲得してコストダウンが目的の買収なら
わざわざ海外の会社を買わなくても国内のそれなりの評価の高いシステム会社を買うとか
金融事業に精通してるシンプレクスやCSKホールディングスの証券部門を買収するだけで
目的のほとんどは達成できたんじゃないのかと思うんですけどね

一つ大きな問題点を指摘するなら買収目的が曖昧という点です
ー益の地域分散のために米国に進出目的でおこなった買収なのか
▲轡好謄狷眄讐修閥νプラットフォームの構築による固定費削減のための買収なのか
目的が「二兎を追う」みたいになってるのでかなり甘い見通しの印象を持っています。
そもそも買収って目的を明確にして絞りきることで精度と成功率を上げるわけですから
買収目的が最初から曖昧というのは今後に禍根を残すことに繋がりやすいと直感します

SBI証券や楽天証券との国内競争に完敗して窮地に立ったとようやく理解したマネックスは
去年あたりから急にバタバタして海外証券会社を買い漁ってるようです
戦略が間違ってるとも思わないですが「地に足が着いてない」ような軽さを感じます
今頃になって何百億円も投じて海のものとも山のものともわからない買収をするくらいなら
成功率が高くて、相乗効果が見込めたイーバンク買収をなぜ渋ったのかって事になります
あまり急激に買収&拡大路線をやりすぎると管理部門が追いつかなくなって
むしろ効率の悪化に繋がって業績ダウンするなんてよくある話ですにょ(σ´∀`)σ

本当に収集な人材がしっかりそろっていて管理部門が世界展開をきっちり統括できていて
共有プラットフォーム構築というかなりの難事を成し遂げられるなら大成功できるはずです
ただし、それはすごく難易度の高いことだし、その成功率は誰にもわからないでそ。
例えていうなら、オリンピックに出て100耽絮砲販上100蛋で優勝するようなもん。
そんな難易度の高い事が成功できる人材がいるなら、なんでSBIに負けたんだって話でそ
戦略も理屈も間違ってるとは思いませんがちょっと難易度が高すぎる気がしますφ(.. )
危機感を持つのはいいですが「焦り」「甘さ」を感じさせる買収ですね(´・ω・`)

ss2286234570 at 18:32│Comments(3)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 買収 | ネット証券

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by KATO   2011年04月24日 11:47
途中、何でカブドットコムの話になってるんだ?
2. Posted by なつ☆ていおう   2011年04月24日 13:02
????
トレードステーションGの買収価額の妥当性を比較するために
例としてカブドットコムの時価総額と利益を挙げてみただけですけど。
3. Posted by あ   2011年04月24日 21:22
はいはい、もっとマネックス叩いてね

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔