2010年10月14日
株券印刷は地獄への１丁目 〜シャブと株券印刷は癖になる〜
米ゲーム開発会社を買収＝ＤｅＮＡ
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2010101200803
携帯電話向け交流サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー（ＤｅＮＡ）は１２日、高機能携帯電話（スマートフォン）向けのゲームソフトを開発している米エヌ・ジー・モコ（カリフォルニア州）を最大４億３００万ドル（約３４２億円）で買収すると発表した。
ＤｅＮＡ（2432）、米ｎｇｍｏｃｏ社を買収
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1013&f=business_1013_088.shtml
ＤｅＮＡは、ｎｇｍｏｃｏ社の株式を100％取得し、最大で4億300万ドル（約342億円）を支払う。買収対価の一部とするためにＤｅＮＡは第三者割当による株式発行と新株予約権発行を決定している。ＤｅＮＡはｎｇｍｏｃｏ買収によって、世界中で開発されたソーシャルゲームとそれを楽しむコミュニティ機能をユーザーに提供する。
ディーエヌエーがアメリカのゲームアプリ会社を買収したようです
買収した会社にはそれなりの開発力と市場シェアを持ってるようなので
いい結果が出るか悪い結果が出るかはあえてここでは取上げません
しかし、今回の買収劇は最悪の選択肢だと考えますにょ（σ´∀`）σ
買収したこと自体に文句はつけませんが買収方法には極めて疑問符がつきます
買収には大きく分けて３パターンほどあります
�ー擽發覆匹鬚靴董兵匣弔糧�行）資金を調達して買収するパターン
�⊆蟷�ちのキャッシュで買収するパターン
��新株発行ともなう第三者割当増資で買収するパターン
ちなみに�，�一番良い買収策だと思いますにょ（σ´∀`）σ
一見すると�，浪饉劼亮擽發�増えるので悪いように思えてしまいますが
経営者も腹をくくって実行するので「結果的に良い結果が出やすい」のです
社債を発行してでも企業を買収するということはよほどの覚悟があるということでそ
会社を成長させるためには買収が絶対に不可欠であると
経営陣もよくよく考えた上で判断してるわけですから結果が伴いやすいのは当然です
�△皺饉匱�身が財布を痛めて買収するわけですから悪くはないでしょう。
最近の楽天はいつもこのパターンの買収をやってるような気がします(｡･ω･)ﾉﾞ
ただし経営者自身に買収して成功させた実績がないと失敗するケースも目立ちます
特に会社の株式をほとんど所有していない任期が短い（4〜5年程度）
リーマン経営者がやる買収ほど失敗してるケースを多く見かけますね
しょせん任期の短いリーマン経営者から見れば会社の財布なんて他人の金というわけです
自分の金じゃないってわかってるので最初から本気でやってないってことでしょう。
結局のところ一番重要なのは買収方法ではなく、経営者自身の覚悟の問題ってことです
��は最悪です。
会社の財布を痛めたくないので株主を犠牲にしてしまえという責任放棄の買収です。
一見すると会社の財布を痛めない最も財務的に優れた買収策に見えますが
何のことはない無責任な経営者が「ノリで買収してた」ライブドアと大差ありません
しょせん会社というのは人が関与して経営してる組織なのですから
どんな良い会社を買収したとしても無責任な判断で経営すれば必ず失敗するのです
��のケースは買収方法ではなく、買収を判断した経営者の自覚に問題があると思います(ﾟ皿ﾟﾒ)
こういうことをする会社は必ず後で株主に仇をなすと相場が決まってるので注意すべきでそ
一番怖いのは��をやった会社は必ず同じ増資をくり返すというジンクスがあります
一度でも甘い汁を吸ってしまえば人間というものはいつの間にか癖になるのです。
この中毒性が一番怖いということですにょ（σ´∀`）σ
もう一つ付け加えるとしたら買収した会社のタイプにも問題があります
今、世界中でスマートフォンを主流としたゲームアプリの開発が激化していますが
このゲームアプリは非常に流行り廃りが早くてあっというまに償却されるという短所があります
わかり易く言うと
「買収した時は最高のアプリを開発してる会社だったけど１年後は糞だった」ってことです。
この手の流行や勃興・転落の激しい会社を数百億円で買うということ自体がリスクでしょう(´･ω･｀)
なんせ2008年にできたばかりで設立してたった2年足らずの会社を342億で買ったのですから
次の2年後に何の価値もないゴミになっていてもそれほど不思議ではないからです。
まあそれくらい先を読みにくい興廃の激しい業界の会社を買ったということです(´Д⊂)
よほどの目利きと卓越した老獪な管理能力がないと一杯食わされる可能性があります
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2010101200803
携帯電話向け交流サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー（ＤｅＮＡ）は１２日、高機能携帯電話（スマートフォン）向けのゲームソフトを開発している米エヌ・ジー・モコ（カリフォルニア州）を最大４億３００万ドル（約３４２億円）で買収すると発表した。
ＤｅＮＡ（2432）、米ｎｇｍｏｃｏ社を買収
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1013&f=business_1013_088.shtml
ＤｅＮＡは、ｎｇｍｏｃｏ社の株式を100％取得し、最大で4億300万ドル（約342億円）を支払う。買収対価の一部とするためにＤｅＮＡは第三者割当による株式発行と新株予約権発行を決定している。ＤｅＮＡはｎｇｍｏｃｏ買収によって、世界中で開発されたソーシャルゲームとそれを楽しむコミュニティ機能をユーザーに提供する。
ディーエヌエーがアメリカのゲームアプリ会社を買収したようです
買収した会社にはそれなりの開発力と市場シェアを持ってるようなので
いい結果が出るか悪い結果が出るかはあえてここでは取上げません
しかし、今回の買収劇は最悪の選択肢だと考えますにょ（σ´∀`）σ
買収したこと自体に文句はつけませんが買収方法には極めて疑問符がつきます
買収には大きく分けて３パターンほどあります
�ー擽發覆匹鬚靴董兵匣弔糧�行）資金を調達して買収するパターン
�⊆蟷�ちのキャッシュで買収するパターン
��新株発行ともなう第三者割当増資で買収するパターン
ちなみに�，�一番良い買収策だと思いますにょ（σ´∀`）σ
一見すると�，浪饉劼亮擽發�増えるので悪いように思えてしまいますが
経営者も腹をくくって実行するので「結果的に良い結果が出やすい」のです
社債を発行してでも企業を買収するということはよほどの覚悟があるということでそ
会社を成長させるためには買収が絶対に不可欠であると
経営陣もよくよく考えた上で判断してるわけですから結果が伴いやすいのは当然です
�△皺饉匱�身が財布を痛めて買収するわけですから悪くはないでしょう。
最近の楽天はいつもこのパターンの買収をやってるような気がします(｡･ω･)ﾉﾞ
ただし経営者自身に買収して成功させた実績がないと失敗するケースも目立ちます
特に会社の株式をほとんど所有していない任期が短い（4〜5年程度）
リーマン経営者がやる買収ほど失敗してるケースを多く見かけますね
しょせん任期の短いリーマン経営者から見れば会社の財布なんて他人の金というわけです
自分の金じゃないってわかってるので最初から本気でやってないってことでしょう。
結局のところ一番重要なのは買収方法ではなく、経営者自身の覚悟の問題ってことです
��は最悪です。
会社の財布を痛めたくないので株主を犠牲にしてしまえという責任放棄の買収です。
一見すると会社の財布を痛めない最も財務的に優れた買収策に見えますが
何のことはない無責任な経営者が「ノリで買収してた」ライブドアと大差ありません
しょせん会社というのは人が関与して経営してる組織なのですから
どんな良い会社を買収したとしても無責任な判断で経営すれば必ず失敗するのです
��のケースは買収方法ではなく、買収を判断した経営者の自覚に問題があると思います(ﾟ皿ﾟﾒ)
こういうことをする会社は必ず後で株主に仇をなすと相場が決まってるので注意すべきでそ
一番怖いのは��をやった会社は必ず同じ増資をくり返すというジンクスがあります
一度でも甘い汁を吸ってしまえば人間というものはいつの間にか癖になるのです。
この中毒性が一番怖いということですにょ（σ´∀`）σ
もう一つ付け加えるとしたら買収した会社のタイプにも問題があります
今、世界中でスマートフォンを主流としたゲームアプリの開発が激化していますが
このゲームアプリは非常に流行り廃りが早くてあっというまに償却されるという短所があります
わかり易く言うと
「買収した時は最高のアプリを開発してる会社だったけど１年後は糞だった」ってことです。
この手の流行や勃興・転落の激しい会社を数百億円で買うということ自体がリスクでしょう(´･ω･｀)
なんせ2008年にできたばかりで設立してたった2年足らずの会社を342億で買ったのですから
次の2年後に何の価値もないゴミになっていてもそれほど不思議ではないからです。
まあそれくらい先を読みにくい興廃の激しい業界の会社を買ったということです(´Д⊂)
よほどの目利きと卓越した老獪な管理能力がないと一杯食わされる可能性があります
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この記事へのコメント
1. Posted by 髷 2010年10月14日 21:51
SBIベリトランス切っちゃいました。
どうもSBI系の株価が軟調なのが気になる・・・
モバゲーセクター、ちょっと成長を急ぎすぎてて、個人的には避けたいセクター。
新興、そろそろ動きがあっても良い頃だけど、動きがないところをみると５月で本当に天井つけちゃったかもなと。残念残念ああ残念
どうもSBI系の株価が軟調なのが気になる・・・
モバゲーセクター、ちょっと成長を急ぎすぎてて、個人的には避けたいセクター。
新興、そろそろ動きがあっても良い頃だけど、動きがないところをみると５月で本当に天井つけちゃったかもなと。残念残念ああ残念
2. Posted by 山師さん＠トレード中 2010年10月15日 23:42
子会社とか系列会社は避けた方が良いのでは？
親子上場解消の時代ですしね。
親子上場解消の時代ですしね。
3. Posted by BAN 2010年10月17日 04:11
なつさんは株式発行自体を否定されてますね。上場している以上はファイナンスする自由はあるんじゃないですか？上場しても、ファイナンスを全くせず、何のために上場している会社なのか分からない会社よりもマシじゃないですか？ただ、ＳＢＩホールディングスは論外ですがね。
4. Posted by なつ☆ていおう 2010年10月20日 01:42
株式発行や増資を否定してるわけではないですよ。
資金調達のために上場してるわけですからそれを全面否定はしません。
メガバンクの増資はムカつきますがやらないと資本規制に引っかかって海外で商売できなくなるんで仕方がないでしょう。
これは良いとか悪いとかの問題ではなくやらなければならない増資だからです。
ただ非常に不満なのは、いつも景気が悪化して金融危機が近づいて時価総額が縮んだタイミングで
増資をするのでそれが株価に与える影響が大きくなってしまってる点です。
もっと景気がよくて株価が上昇傾向のときに増資をして上手に増資をすべきでしょう。
危機になったら増資をするのではなく事前に備えて増資するような優秀な経営者がいないのが良くないですね。
資金調達のために上場してるわけですからそれを全面否定はしません。
メガバンクの増資はムカつきますがやらないと資本規制に引っかかって海外で商売できなくなるんで仕方がないでしょう。
これは良いとか悪いとかの問題ではなくやらなければならない増資だからです。
ただ非常に不満なのは、いつも景気が悪化して金融危機が近づいて時価総額が縮んだタイミングで
増資をするのでそれが株価に与える影響が大きくなってしまってる点です。
もっと景気がよくて株価が上昇傾向のときに増資をして上手に増資をすべきでしょう。
危機になったら増資をするのではなく事前に備えて増資するような優秀な経営者がいないのが良くないですね。
5. Posted by なつ☆ていおう 2010年10月20日 01:45
資源会社や商社は海外で巨額の鉱山や資源開発区を率先して買収しておくことが
5〜10年後の巨額の収益に繋がっているので増資をしてでも資源を抑えるのは正しい判断だと思います。
ただ、だからと言って今頃やらなくてももっと地合のいい時に時価総額が膨らんでる頃にやって
株価への影響をできるだけ排除するような配慮があってもいいとおもいます。
鉱山や鉱区の買取は時間もかかって非常に巨額の資金が必要なので
借金をするよりは市場で資金調達するのもある程度は納得できると思えます。
何千億円とか何兆円という借金を長期で抱えるのは（会社の規模にもよりますが）必ずしも財務上で正しいとはいえません。
これとは反対に、手元資金でも簡単に買収できるのに
あえて株主を犠牲にしてまで株券印刷してM&Aやってるような会社は非常に否定的です。
経営者が腹をくくって借金してでもM&Aするくらいの覚悟があるなら納得できますが
手元資金を減らしたくないけど買収はしたい」という程度の甘い考えで株券印刷しまくるのは最悪でしょう。
そういう会社は何度も何度も繰り返し株券を印刷して第三者割当増資や株式交換で企業買収に走ると相場は決まっています。
地道に自前の事業で稼がなくても「株券印刷で資金調達して買収すれば企業を拡大できる」と勘違いし始めたら人間おしまいですにょ（σ´∀`）σ
これこそライブドアがやってた手法そのものです。
5〜10年後の巨額の収益に繋がっているので増資をしてでも資源を抑えるのは正しい判断だと思います。
ただ、だからと言って今頃やらなくてももっと地合のいい時に時価総額が膨らんでる頃にやって
株価への影響をできるだけ排除するような配慮があってもいいとおもいます。
鉱山や鉱区の買取は時間もかかって非常に巨額の資金が必要なので
借金をするよりは市場で資金調達するのもある程度は納得できると思えます。
何千億円とか何兆円という借金を長期で抱えるのは（会社の規模にもよりますが）必ずしも財務上で正しいとはいえません。
これとは反対に、手元資金でも簡単に買収できるのに
あえて株主を犠牲にしてまで株券印刷してM&Aやってるような会社は非常に否定的です。
経営者が腹をくくって借金してでもM&Aするくらいの覚悟があるなら納得できますが
手元資金を減らしたくないけど買収はしたい」という程度の甘い考えで株券印刷しまくるのは最悪でしょう。
そういう会社は何度も何度も繰り返し株券を印刷して第三者割当増資や株式交換で企業買収に走ると相場は決まっています。
地道に自前の事業で稼がなくても「株券印刷で資金調達して買収すれば企業を拡大できる」と勘違いし始めたら人間おしまいですにょ（σ´∀`）σ
これこそライブドアがやってた手法そのものです。
