yogurting ヨーグルティング

2010年08月14日

日本の株式市場はもはや終わった・・・ということ

株価低迷で総崩れ 北陸の地場証券
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/K20100805301.htm
株式市況の低迷で、北陸の地場証券が苦境に立たされている。5月以降、株式の売買が急減し、7月は軒並み赤字となったもよう。「過去40年で最悪の相場」(今村証券の今村九治社長)という声も聞かれる。株取引の減少を補うため、投資信託など株以外の営業強化に動いており、証券業界は「我慢の夏」となっている。
「この世界に入って40年、これほどひどい相場は初めて。薄商いで、つかみどころがない」北陸最大の地場証券、今村証券の今村社長が珍しく弱音を吐く。

外資系銀行や証券、日本で追加的な人員削減の可能性
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920009&sid=aIV7UfQCxKBQ
外資系銀行や証券会社が日本で追加的な人員削減を実施する可能性がある。一部の大手外国金融機関が、収益性の低い日本法人でリストラを検討しているほか、日本の人員枠を他のアジア地域に振り分ける動きなどが出ているためだ。
国内外金融機関の人材紹介を手掛けるエグゼクティブ・サーチ・パートナーズの調査によれば、外国の銀行、証券、プライベート・エクイティ、ヘッジファンド、資産運用、不動産投資会社は6月末までの約2年間で既に約5000人を日本で削減。低収益の部門などでは、さらなる削減に踏み切る公算があるという。
外資系金融機関は2008年秋のリーマン・ショック以降、日本で人員を削減してきたが、新規株式公開(IPO)やM&A(合併・買収)助言ビジネスの規模が他のアジア諸国に比べて小さいことなどから、この傾向はしばらく続きそうだ。一方で、外資勢は米国などでの採用を活発化させている。
エグゼクティブ社の小溝勝信代表取締役はブルームバーグ・ニュースの取材に「外国銀行には採用凍結やさらなるリストラを検討しているところがある」と述べた。その上で、「私が懸念し警鐘を鳴らしたいのは、外国資本が日本をリスクを取るに値しないと素通りし香港や上海、シンガポールに投資しつつあることだ」と語った。

外資系金融機関の国内人員は2年で16.7%減、追加リストラも
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPJAPAN-16738020100811
外資系金融機関の日本法人の人員は、今年6月末時点で08年3月末に比べ16.7%減少した──人材コンサルティング会社エグゼクティブ・サーチ・パートナーズの調査でこんな結果が明らかになった。
金融危機に伴う大幅な人員削減に加え、日本の国際力低下で欧米金融資本が日本を素通りする「ジャパンパッシング」が継続していることなどが理由。
08年9月の米リーマンショック以降に大量の人員が削減されたほか、外資系金融機関が投資銀行ビジネスのシェア低下などを背景に日本での採用抑制を続けている。また、アジアの拠点を東京から香港やシンガポールに移したり、他のアジア地域での採用を増やすために日本の人員を縮小したりする動きもあるという。



2005年以前と同じペースで日本の株式市場が拡大傾向にあるならば
日本株に特化した松井証券の戦略は正しかったかもしれません(`・ω・´)
しかし、日本の株式市場そのものが衰退期に入り市場規模が縮小してしまえば
衰退する日本株式市場と同じペースで会社も衰退して終わってしまうということです

松井証券は「選択と集中」という言葉を理解できていませんでした。
経営学でいうところの「選択と集中」は収益性と発展の見込めない分野から撤退して
将来的な収益と発展の見込める分野に会社資源を集めるという意味です。
右肩下がりで未来のない日本株に資源を集中させたことが敗因だったって事でそ。゜(´Д`)゜。
国内対面証券の今の寂れた姿は10年後の松井証券そのものになるはずです
いまのまま守りの体制を続けたところで何の未来もないってことですΣ(´д`;)

現在のアジアでは香港、上海、シンガポール、ソウルの株式市場が急激に伸びていて
もはや日本の東京株式市場はローカルな市場になりつつあります
外資系証券も次々と日本支店を閉鎖もしくは人員削減を進めているようで
上海や香港あたりに人員のシフトを実行しているのが現実です
つまり、「日本の株式市場のみでシェアを持つこと自体がリスク」になりつつあるのです。
ネット証券も国内のみで事業を営んでいればいずれ傾いてしまうということですにょ(σ´∀`)σ

SBI証券マネックス証券が海外展開を必死にやっているのは極めて正しいでそ
やはりそのあたりは海外での就業経験のある経営者ならではの危機感だとおもいます
これからの日本株式市場が衰退期もしくは縮小期に入るのは確定的なので
日本国内でのシェア争いや手数料競争をいくらやってても何の意味もないということです

国内で稼いだ資金を出し惜しみせず海外展開への投資資金にぶち込んで
新しい市場の開拓とシェア確保ができなければいずれ手元資金を枯渇させてジリ貧です
もちろんアジア市場は海外展開すれば成功を約束されるような甘い場所ではありません
しかし、人口が減少している市場から増加している市場にシフトしなければ
いずれ時間の問題で消滅してしまうことだけは確実だと思います(`・ω・´) シャキーン

ネット証券の中では特に松井証券カブドットコム証券が株式部門に拘りすぎています。
経営者の視野が狭く、全体の流れが読めてないので間違った方向に進んでいます
萎む市場に期待して手元資金を投じることほど愚かな行為はありません
松井証券の社長が年始の挨拶の中でコメントしていた
「企業にとっての最大のコストは経営者自身の判断の遅れである」
「(既存の利益を)捨てる覚悟がない企業は衰退する」というのは正しい意見だと思います
もっとも皮肉なことに、それを体現してしまったのは自身だったということです。

これはすべての日本の企業に共通して言えることですが
今の日本企業の経営者にとって一番大切なのは
もう一度、起業したときの勇気を持って崖から飛び降りる覚悟ですにょ(σ´∀`)σ


ss2286234570 at 23:19│Comments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット証券 | 日本市場の終焉

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この記事へのコメント

1. Posted by よし   2010年08月15日 10:48
うーん、この腐った日本市場では株を買うだけ損しそうですね。唯一買えるのはモバゲーのデナぐらいかな

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