yogurting ヨーグルティング

2010年04月15日

トヨタの未来と現実

トヨタ創業家と歴代社長との深まる反目―リコール問題で激化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100414-00000306-wsj-bus_all
トヨタ自動車の品質危機が、長年社内にくすぶっていた派閥抗争を顕在化させ、なおかつ悪化させている。創業一族の豊田家と非創業家メンバーのマネジャーらが、トヨタが抱える問題をめぐって非難の応酬を続けているのだ。
舞台裏の小競り合いは、特にこの数週間で激しさを増している。創業者の孫、豊田章男社長(53)は、創業家出身でない幹部の一人を排除しようとした。トヨタの前社長で現在は副会長の渡辺捷昭氏だ。
今年1月の最初の大規模リコールからほどなくして、豊田氏は仲介者を通じて渡辺氏に対し、トヨタ本体からの離職と系列会社の経営を打診した。豊田氏からこの人事を聞いたとする、ある幹部が明らかにしたものだ。渡辺氏はこの打診を拒んだ。
かつて報じられたことのないこうした動きは、継続中の危機を きっかけに、長く抑え込まれてきた分裂が、今や表面化しつつあることを示す劇的な一例だ。トヨタの75年の歴史で前例のない危機からの立て直しに幹部があえぐなか、内部抗争が経営分裂を招きつつある。


トヨタの正念場 4年前から決まっていた豊田章男氏の社長昇格
http://column.onbiz.yahoo.co.jp/ny?c=mm_l&a=017-1235547173
自動車産業が底の見えない販売低迷に悩まされている。日本最強企業と呼ばれたトヨタですら赤字転落。前期2兆円を超える営業利益を叩き出したトヨタに何が起こったのか。逆風の中、次期社長候補と目されてきた豊田章男副社長への社長交代がついに現実のものとなる。


実際にトヨタの中で派閥抗争と言えるものが発生しているのかしてないのかはさておき
トヨタの将来と業績について追い風ではないことがおきているのは事実でそ

そもそものトヨタの今の苦境の一番の原因は
GMを追い抜くことをあまりにも意識しすぎた過剰なまでの生産設備への投資
北米市場に対する過剰な投資と収益依存度の結果だと考えています(´・ω・`)
トヨタくらいの規模の世界的な企業においては過度の地域依存はむしろリスクです
トヨタの営業利益の70%が米国内で発生してたという収益構造自体がリスクだったわけです。

GMへの対抗上の判断から無茶な自動車ローンの金利キャンペーンを連発して
収益至上主義と世界No1という目標に拘りすぎたのが敗因でしょう
地元の下請け企業にあまりにも無茶なコストダウン要請をしすぎたせいで
かつてないまでに地元からの不評と辛らつな批判を受けているのも事実です

トヨタが新興国への売上げ依存度を高めて収益力を取り戻すためには
北米の過剰な生産設備を閉鎖・廃棄して人員リストラする必要がありますが
雇用確保を要請する地元経済やアメリカ政府の強い要請もあって
残念ながらトヨタの計画通りうまく進んでいるとはあまり思えません
様々な他の問題に足を引っ張られて時間を費やしているので
新興国への生産拠点の移管計画もあまりうまく進んでいるとも思えません(´;ω;`)

トヨタが抱えている問題は根深く非常に多岐にわたります
社内の対立や混乱が諸問題の解決の助けになるとはとても思えません
この手の問題を抱えている企業の株を買う気にはとてもなれません・・・。


ss2286234570 at 07:12│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 トヨタ | 企業分析

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この記事へのコメント

1. Posted by みずぽ   2010年04月16日 19:26
増資はいつやるんでしょうかね?増資待ってたら買い遅れてどんどん上がっちゃった。
2. Posted by なつ☆ていおう   2010年04月17日 03:31
みずほはさっさと増資やった方がいいでしょ。ライツイシューとかそんなんじゃなくて第三者割当増資が一番いいと思う。
株価への反応を考えると。

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