yogurting ヨーグルティング

2009年01月11日

セブン VS イオン

自動車の売上げが落ち続け都心回帰が進んでいます
郊外型の大型店舗を拡大したイオンは地獄を見ています。
ガソリン価格の高騰と生活スタイルの変化で自動車利用が落ち込んだせいもあり
郊外型の大型店舗は売上げの落ち込みが止まらないようです
都市に店舗の多いセブン・グループには追い風になりました

でもセブン・グループの営業利益の中身はほとんどすスーパー以外です。
営業利益の伸びはいいことなんですが儲けてるのはグループ会社だけですね。
営業利益2182億円のうち1672億円(76%)はコンビニの儲けです。
残りの24%の内訳も211億円(9.6%)はセブン銀行が上げています。
セブン銀行ってヨーカ堂本体とほぼ同じくらい稼いでる計算ですね

年間200億円稼いでるセブン銀行と200億円の損失を出してるイオン銀行。
一見ただの子会社と過小評価されやすかったのですが
ここに来てグループ全体への業績に大きく影響を与え始めていますにょ(σ´∀`)σ

イオンも一時は昇竜の勢いで伸びていましたがあっという間に落ちぶれました
赤字転落は海外投資の失敗の特別損失の計上なんでしょうけど
収益力の目安となる営業利益の低下がはっきりしていますね
イオン銀行が毎年200億円の損失を出し続けると
グループ全体の営業利益の約12%を吹っ飛ばすという計算になります(´・ω・`)ショボーン


セブン&アイHDの3−11月連結は営業益が4.4%増の2182億円、コンビニが補う
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090109/123293/
セブン&アイ・ホールディングスが2009年1月8日発表した2008年3−11月期(2009年2月期第3四半期)連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比4.4%増の2182億円だった。国内の総合スーパーや百貨店事業が減益となったものの、コンビニエンスストアと金融関連の好調が補った。


大型店出店半減などコスト削減急ぐ イオン、今期7年ぶり赤字も
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901080010a.nwc
景気後退による消費不振を受け、小売り大手のイオンは7日、2009年2月期の連結最終損益見通しを当初の「110億〜150億円の黒字」から「25億円の黒字〜25億円の赤字」に下方修正した。
売上高は5兆4000億円超から5兆2000億円超に減額するが増収は維持する。本業のもうけを示す営業利益の見通しは「1650億〜1750億円」から「1260億〜1310億円」に下方修正した。


ちなみにセブン銀行の今後の見通しですが「すこし厳しくなる」と予想しています
今まではセブングループ内に効率よくATMの設置を進めていましたが
これからはグループ外への設置を増やさざるをえないからです
業績事態はしっかり延びると思いますが成長は確実に鈍化します。
これからはATMの設置先との提携と契約締結に時間がかかるからです。

セブン銀行  +8,100   +2.73%
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/8410.j/schart/
ここにきて鉄板と思われた75日線を割れて株価が推移しています
成長路線は間違いないのですが、成長の鈍化は避けがたいのです。
業績発表は確実にいいものが出てくると予想していますが
グループ外へのATM設置が増えれば増えるほど
来年以降の成長スピードはやはり落ちるしかありません。
PERもかなり割高ですのでしばらくは調整期間に入るでしょう。
http://disclosuredl.y.yimg.jp/disclosure/8410/140120081105001282.pdf
半期の経常利益152億円純利益90億円です。
通期では経常利益300億円純利益180億円くらいでしょうか?
時価総額は3720億円あります
ちなみに経常利益ベースで比較的低く評価されているマネックスと比較した場合
マネックスの時価総額が675億円ですから
単純に経常利益だけで比較すればセブン銀行の超悲観的な時価総額は
マネックスの225%。つまり1518億円という計算です

 

FXプライム  +53  +7.6%
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/8711.j/schart/
ぼくちんの予想通りに株価が爆上げしましたにょ(σ´∀`)σ
年間の収益に対する株価があまりにも安すぎ時価総額が低下していました。
http://disclosuredl.y.yimg.jp/disclosure/8711/140120081027086859.pdf
半期の営業利益30億円経常利益15億円純利益9億円あるので
通期では営業利益が60億円経常利益30億円純利益18億円という計算です
同業と比べて低く評価されてるマネックスの時価総額が675億円ですから
単純に経常利益だけで比較すればFXプライムの超悲観的な時価総額は
マネックスの37.5%。つまり253億円という計算です。
なのにプライムの時価総額は40億円近くにまで低下してました。これは異常です
実際に時価総額がいくらが正しいのかなんてだれにもわからないというのが実情ですが、
年間で30億円の利益を出す会社が40億円で売ってるなんてキチガイ沙汰でしょう
買収したって2年で死ぬほど元が取れてしまうからです。
どんなに低く計算しても妥当な時価総額は150億円以上はあると思いますけどねえ。

マネックス
http://disclosuredl.y.yimg.jp/disclosure/8698/140120080930055840.pdf
マネックスは半期の営業利益40億円経常利益40億円なので
通期ではよくても営業利益80億円経常利益80億円です。
一時は何千億円もありましたが今の時価総額は675億円です。


マネーパートナーズ  -700  -0.94%   
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/8732.q/schart/
FXプライムの収益とほとんど同じなのに時価総額は4倍近くあります。
半期の営業利益15億円経常利益15億円純利益9.5億円なので
通期では営業利益30億円経常利益30億円純利益19億円という計算です
月次業績を見ると10月が伸びてるように見えるんですが
ここに掲載されてる営業収益は楽天FXの収益が混じってるのでほとんど意味をなしていません。
http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=668908
一つ評価できるとしたら預かり証拠金が300億円以上まで回復している点です
キャンペーンとか色々やったせいか2ヶ月で100億円増えています
ただ収益がFXプライムと代わらないので同じ計算をしてみると
単純に経常利益だけで比較すればマネーパートナーズの悲観的な時価総額は
マネックスの37.5%。つまり253億円という計算です。
今の時価総額はすでに236億円なのであんまり上値余地は感じません。
悲観的な評価に沿った場合の想定時価総額はこんなものかもしれません
株価を上げるためには実績を伴った収益の向上が不可欠ですね


松井証券 -6 -0.83%
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/8628.t/schart.html?search=1
松井証券は半期の営業利益64億円経常利益65億円純利益39億円あるので
通期ではよくても営業利益128億円経常利益130億円純利益78億円です。
http://disclosuredl.y.yimg.jp/disclosure/8628/140120081020076269.pdf
現在の時価総額が1940億円です。
同業と比べて低く評価されてるマネックスの時価総額が675億円ですから
単純に経常利益だけで比較すれば松井証券の悲観的な時価総額は
マネックスの162.5%。つまり1096億円という計算です
単純比較ではかなり割高に評価されてると思いますね
TOPIXへの参入などで高く評価されてるといってもやっぱり割高だと思います
収益を勘案したピュアな時価総額は1500億円くらいじゃないのかなって思います。



ss2286234570 at 04:22│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ネット銀行 | ネット証券

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔