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2024年07月17日

2024年07月17日

7/17為替市況 トランプの発言をきっかけにドル円156円台へ

円、156円台前半に上昇 日米要人から円安けん制相次ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB177XA0X10C24A7000000/
2024年7月17日 18:33 日本経済新聞
日米両国の要人から円安・ドル高をけん制する発言が相次ぎ、ドル売り・円買い圧力が強まっている。17日の外国為替市場で、対ドルの円相場が上昇し、一時1ドル=156円台前半を付けた。政府・日銀が為替介入に踏み切ったとみられる12日につけた157円30銭台を上回り、6月中旬以来、1カ月ぶりの円高水準となった。
16日に配信された米ブルームバーグ・ビジネスウィークのインタビューで、トランプ前大統領は「わたしたちは大きな通貨問題を抱えている。ドルと円、ドルと人民元は信じられないほど乖離(かいり)している」と話し、円安や人民元安を容認せず、ドル高を是正する意向を示した。13日の銃撃事件を受け、11月の米大統領選でトランプ氏が再選するとの見方が広がっている。トランプ氏が勝利すれば、財政拡大やインフレにつながるとの観測から、為替市場ではドル高圧力が強まっていた。
河野太郎デジタル相は17日、米ブルームバーグ通信のインタビューで「為替は日本にとって問題だ。円は安すぎる」と述べ、円安是正のためにも利上げするよう日銀に求めたと報じられた。円金利に上昇圧力がかかり、円高・ドル安につながった。


トランプ氏、ドル高は「大きな問題」 FRB、選挙前利下げ回避を
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024071700191&g=int
2024年07月17日09時18分 時事通信
11月の米大統領選の共和党候補に指名されたトランプ前大統領は、16日配信の米ブルームバーグ通信のインタビューで、米国がドル高により「大きな問題を抱えている」と述べた。連邦準備制度理事会(FRB)に対しては、選挙前に利下げを行わないよう求めた。
また、選挙前の利下げ決定について「やってはならないと分かっていることだ」とFRBをけん制した。利下げは景気を押し上げ、再選を目指す現職のバイデン大統領に有利に働く可能性がある。市場ではFRBが9月の金融政策会合で、利下げを決めるとの観測が強まっている。
ただ、トランプ氏はFRBのパウエル議長について、「正しいことをするならば」任期を全うさせる考えを明らかにした。パウエル氏の議長任期は2026年5月、FRB理事としては28年1月。トランプ氏は大統領在任中、金融政策を巡ってパウエル氏と対立し、解任すら検討していたとされる。
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数々の失言やボケ疑惑?で現役大統領のバイデンの支持率どころか進退まで怪しくなったことで、共和党側の大統領候補であるトランプの勝利の可能性がかなり大きく上昇
この結果、トランプの政治的な発言の重要性が一気にアップして注目されてますφ(.. )

トランプ元大統領は自動車・鉄鋼業といったハイテクとは真反対の支持層をかかえており、
オールドエコノミーで働く労働者の保護や支援を大きく打ち出してます。
現在のアメリカではドル高で自動車・鉄鋼の輸出競争力が非常に低下してることもあり
トランプはこれまで4年間ずっとドル高を否定してドル安を支持してる政治家です。

半年くらいまでは「大統領に就任したらFRBのメンバーを更迭してでも(ドル安のために)利下げを実施するとまで過激な発言をしていました(´・ω・`)
そうは言っても選挙が近いのでそこまで過激な発言は今のところしなくなりましたが、
一方的なドル高をけん制して、ドル安に是正する方針を強く主張しています

ただし、大統領選挙がある11月より前にFRBが利下げの開始を実施してしまうと
米大統領選より前に利下げで景気回復とドル高が是正されてしまい、選挙前にバイデンの支持率が回復するようなことをするなとFRBに警告しています
もしかしたら大統領に就任する可能性の高いトランプが外野から強烈にヤジを入れて
9月にも始まると予定されているFRBの利下げが11月以降に伸びるかもしれません(´・ω・`)

とはいえ、トランプ自身は強烈なドル安信者なので年末〜2025年以降はこれまでとは一転して円高ドル安の方向に逆流していく可能性が非常に高いでしょうφ(.. )
日本としては円安が是正されて輸入品価格が下がって国内インフレを抑えこめますが、
一方で自動車などの輸出系企業は業績を大きく悪化させる可能性が高いでしょう
(円高で自動車部品の輸入コストが下がるというメリットもないわけではないけど)

アメリカでFRBが利下げをすれば2020年4月以降のようにハイテク・グロース株が上昇
結果的に日本国内のハイテク株やグロース株は大きく上がると予想しています
(とはいっても円高でマイナス影響を大きく受けやすい企業は除きますが)

日本はどちらかといえば2024年から利下げを開始したばかりである一方で
アメリカが2024年末から利下げを開始すると日本株的にはマイナス要素となります
そうは言ってもアメリカでハイテク・グロース株が上昇に舵を切って上がっていくなら
日本株もその恩恵を受けて上がっていく可能性はあるのであとは個別株次第でしょう
少なくとも国内の自動車とか鉄鋼などの銘柄は避けておく必要がありますね(´・ω・`)

円高銘柄

ニトリホールディングス(9843) 17,700円 +470円 (+2.73%)

サッポロホールディングス(2501) 6,282円 +139円 (+2.26%)

キャンドゥ(2698) 3,955円 +250円 (+6.75%)

セリア(2782) 3,235円 +130円 (+4.19%)

ワッツ(2735) 756円 +11円 (+1.48%)

ニッスイ(1332) 903.2円 +26.8円 (+3.06%)

マルハニチロ(1333) 3,344円 +116円 (+3.59%)

個別銘柄の株価については7/18大引け時点の株価を書き足しました。

2024年07月11日
7/11為替市況 CPI鈍化で4円の円高、為替介入の有無は不明

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-07-11.html

2024年06月27日
ドル円160円を突破するも・・・、為替介入の可能性は厳しいか

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-06-27.html

2024年05月09日
為替介入「いつでもやる用意ある」、介入報道は否定−神田財務官

https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2024-05-09.html

2024年05月01日
為替介入観測で、ドル円158円→160円→154円と為替市場が大荒れ





ss2286234570 at 20:12|PermalinkComments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 ドル円 | 為替