2022年11月23日
2022年11月23日
GMOあおぞらネット銀行の特損41億計上でGMOフィナンシャルHDの株価急落💔
枚数制限の衝撃と今後の展望
https://takagifx.com/
2022年10月12⤵
2022年10月12⤵
では、なぜFX会社の収益が思ったほど伸びていないのでしょうか?
インターバンク市場のスプレッドが拡大しているためだと思われます。
FX会社の収益、つまり売上は、顧客に約定させたレートとインターバンク市場でカバーしたときの差額です。顧客が140円10銭で買って、FX会社がインターバンク市場でカバーしたときのレートが140円09銭なら、差額の1銭が収益になります。1万通貨の取引なら100円です。
インターバンク市場のスプレッドが広がっていて、顧客には140.10円で売ったのにカバーしたレートが140.10銭だと収益はゼロです。カバーレートがもっと高くて、赤字になるケースもあり得るでしょう。現在、主流となっている米ドル/円の0.2銭は115円台でボラティリティが低い時期にも「限界」と言われていました。145円台まで水準が上がりボラティリティが高まった今の時期では相当厳しくなっていることは想像に難くありません。
DMMは未上場で開示情報がとても少ないため、推察でしかないのですが、ただ1つ、はっきり言えるのは、今年は「FX取引高世界1位」が入れ替わり、DMMがトップになるだろう、ということです。7月の時点でもこのようなツイートをしていました。
この予想は、10月にGMOクリック証券が発表した枚数制限でほぼ確実になりました。枚数制限でGMOクリック証券の取引高は大きく減少します。その減少分の多くは、ガチスキャ勢による秒〜分単位の超短期取引でしょう。
エントリーから決済までが超短期のスキャルピングはカバーが難しい取引です。それが大幅に減少すれば収益効率は改善すると思われます。今回のGMOクリック証券の選択は「取引高世界1位」を捨てて実利を取りにいく選択だった、ということです。
GMOクリック証券の店頭FXシェア、7月は17.8%と10年ぶりの低水準でした。2位のhttps://t.co/nlKJNLVywK証券は取引高非公開ですが、逆転している可能性が高そう。
— 高城泰@9/17FXイベント開催! (@takagifx) August 16, 2022
ドル円スプレッドの広がりが原因と思われますが、株主総会の質疑応答では「原則固定の維持」を明言しています。 pic.twitter.com/bD871ygFSl
GMO−FH、第3四半期末と今期末の無配を発表
2022年10月25日17時45分 Kaburan
GMOフィナンシャルホールディングス<7177>はこの日の取引終了後、22年12月期第3四半期末と今期末を基準日とする配当について、それぞれ無配にすると発表した。これにより、年間配当は前期比減配の21円(前期52円17銭)となる見通し。
証券・FX事業が増収増益となった一方、暗号資産事業が前年同期の反動で大幅な減収減益となった。また、保有するGMOあおぞらネット銀行の株式について、特別損失(投資有価証券評価損と契約損失引当金繰入額)を計上した。
GMO−FHは年初来安値更新、1〜9月期大幅減益予想と今期減配を嫌気
2022年10月26日10時08分 Kaburan
GMOフィナンシャルホールディングス<7177>は大幅安で年初来安値を更新。25日の取引終了後、22年12月期第3四半期末と今期末を基準日とする配当について、それぞれ無配にすると発表しており、これが嫌気されているようだ。年間配当は前期比減配の21円(前期52円17銭)となる見通し。
IRニュースhttps://www.gmofh.com/ir/news.html
2022年12月期Q3決算説明会資料
GMOフィナンシャルFDがGMOあおぞらネット銀行に関わると特別損失を41億円計上し
その影響もあって2022年第期末と通期末の2四半期連続の無配を発表したようですけっこう配当がよかったせいか、2四半期無配の報道を受けて株価は急落しています
証券やFX事業は前年比で増収増益ながら、仮想通貨の低迷でGMOコインも営業赤字に
(仮想通貨事業については前年度にうって変わってSBIもマネックスもボロクソ)
それに追加して出資先のGMOあおぞらネット銀行の特損が響いたようですねΣ(・ω・ノ)ノ
ただ1番目の記事にある通りドル円やポンド円のスプレッド原則固定を止めたことで、逆にいえばシェアを捨てて収益改善を優先してるなら株価的には好材料じゃないでそか
実際のところSBI証券もドル円0.2銭原則固定は8/2からとっくに止めてしまっているわけで
楽天証券も10/11から全通貨ペアについて原則固定スプレッドの提供は止めてますφ(.. )
クリック証券も10/7にポンド円を、11/14にはついにドル円の原則固定スプレッドを休止。
DMMFX以外の全社がすでに主要通貨ペアで原則スプレッド固定なんて止めています
10/7にポンド円原則固定スプレッドを止めた影響があるはか不明ですが、11/14に開示された直近の10月の月次業績(速報)ではすでにFXやCFDのトレーディング損益は回復傾向です
11/14にドル円の原則固定スプレッドを休止した影響がこれからどうでるかが重要ですが
あいかわらず原油・天然ガスや日経225・ダウ先物は大荒れなのでCFDは順調でしょう
あとは11月の月次業績(速報)でFXのトレーディング損益が「回復してれば」狙い目でそ。
FXとCFDという収益の柱の営業収益が落ち込んでるなら手出し無用なのは当然ですが、
一時的な特別損失が発生しても営業収益が回復してればどうって話でもありません
11月も為替のボラティリティはあいかわらず高いのでその結果次第でそう(´・ω・`)
GMOフィナンシャルHD(7177) 533円 +11円 (+2.11%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=7177
https://finance.yahoo.co.jp/quote/7177.T/chart
GMOフィナンシャルHD、証券・FX事業は前年同期比で増収増益も暗号資産事業は赤字継続
冒頭でお伝えした特別損失の計上についてです。GMOあおぞらネット銀行の事業KPIは拡大しているものの、成長速度が想定を下回り、事業計画との乖離が起こっています。
当社は、新経営計画に基づいて同行が実施する株主割当増資の引き受けを決定し、当社が保有するGMOあおぞらネット銀行の普通株式および将来取得することとなる種類株式について、約41億円の特別損失を計上しています。
41億円の内訳に関しては、すでに投資している投資有価証券の評価損9.6億円に加えて、将来的に引き受ける種類株式についての契約損失の引当も先に行っており、こちらは31.7億円となっています。