2022年10月07日
2022年10月07日
みずほFG傘下のみずほ証券、楽天証券に800億円の出資で高値掴み乙
みずほ、楽天証券に2割出資発表 ネットと対面融合
2022年10月7日 11:37 日本経済新聞
みずほフィナンシャルグループ(FG)と楽天グループは7日、みずほ証券と楽天証券ホールディングス(HD)の資本業務提携を正式発表した。みずほ証券が楽天証券HD傘下の楽天証券に約2割出資する。対面サービスとオンライン取引基盤を掛け合わせ「ハイブリッド型の総合資産コンサルティング」を目指すと掲げた。みずほ証券が楽天証券HDから楽天証券株の約2割を800億円で買い取り、持ち分法適用会社とする。株式の取得は11月1日を予定している。
楽天証券の顧客にみずほ証券の対面コンサルティングを提供したり、みずほ証券が引き受けた株式や債券を楽天証券に販売委託したりして連携する。みずほの銀行顧客に対しても楽天証券で扱う商品を紹介し、選択肢を増やすことで幅広い世代の資産形成にも貢献する。
みずほ出資の裏に楽天の苦境 楽天証券に800億円検討
2022年10月7日 2:00 日本経済新聞
「楽天証券への出資に興味はありませんか」。7月下旬、楽天は国内の金融機関にこう打診した。声をかけられたのは三菱UFJFG、大和証券グループ本社、そしてみずほだった。ネット証券の強化が課題の三菱UFJは51%以上の出資が難しいとみるや早々に見送った。すでにKDDIと共同出資のauカブコム証券を展開し、主導権を握れない少額出資は魅力的でないと判断した。
大和証券は対面営業を軸に置き、自前で店舗網を拡充している。もともと興味を示す可能性は低かったが、楽天の主幹事証券を務めるなど親密な関係にあるため、声をかけないわけにはいかなかったようだ。
みずほ内でも議論は割れていたようだ。「ネット証券は手数料が低く採算がとりにくい。本当にシナジーがあるのか」「PayPay証券を共同設立したソフトバンクとは次世代金融の戦略提携を結んでいる。裏切りと思われないか」。慎重論が出るのも当然だった。
楽天証券の2021年12月期の純利益は90億円、持ち分法投資利益として取り込めるのはその2割。今回の800億円の出資を全体の企業価値に引き直すと4000億円で楽天証券を評価したことになり、業界から「割高」との声も上がる。
「10年先への投資だな」(みずほ首脳)。それでもみずほは出資に傾いた。6月に三井住友FGがSBIホールディングス(HD)への1割出資を発表した際、みずほはSBI証券を取り込むチャンスを失った。楽天から持ちかけられた出資話に「乗った」のは、他社に押さえられる前に将来の潜在力に賭けるべきだと考えたためでもある。
楽天は金融子会社の2社を上場させる方針を掲げている。楽天銀行は上場を申請し、東証が審査を続けている。楽天証券の親会社である楽天証券HDは正式な申請前の段階だ。年内の資金調達は不透明だった。みずほが出資するおよそ800億円は、いったん楽天証券HDに入るが、上場前に配当で楽天本体に融通されるとの見方がある。
みずほ、デジタル巻き返し 7年ぶり大型投資は楽天証券
2022年10月7日 20:00 日本経済新聞
21年はみずほ銀行でシステム障害が相次ぎ、1年ほどは対応に追われた。首脳陣が一斉退陣し、顧客の信頼回復とシステムの安定稼働が最優先事項となるなか再発防止に経営資源を集中させた。アプリのリニューアルも遅れ、新規事業の開発の多くは後回しになっていた。木原正裕社長率いる新体制の大きな課題がデジタル分野での巻き返しだった。
みずほは協業先を1つに絞らず幅広く連携するスタンスだ。ネット証券ではソフトバンクとPayPay証券に共同出資し、LINEと開業準備を進めているLINE銀行はシステムの開発が遅れているが、22年度内の設立を目指す方針を掲げている。「魅力的な経済圏へのアクセスは色々持っておきたい」(みずほ幹部)と複数のデジタル経済圏に触手を伸ばす。
みずほの楽天証券の株式取得、三木谷さんが興銀出身だからみずほだったのかなあと思ったりする。
— もうり (@mourinista07) October 5, 2022
みずほFGの木原社長は、三木谷さんの一橋大学及び日本興業銀行の1年後輩で、知り合いらしい。日本ってこういう、学閥っぽい動き多い気がするよね。
— zte774 (@zte774) October 5, 2022
ニュース的にはみずほフィナンシャルホールディングスが出資したと勘違いしがちですがおおお、木原さん、私の興銀の後輩が3メガのトップになる時代が来ましたか。凄いことだ。 https://t.co/WIsBJXOXeY
— 三木谷浩史 Hiroshi (Mickey) Mikitani (@hmikitani) January 11, 2022
実際には出資したのはあくまでその子会社のみずほ証券ですね(´・ω・`)
みずほグループの証券会社が楽天グループ傘下のネット証券に出資したってこと
しかも出資先は楽天グループのその子会社の金融部門トップの楽天カードの
さらに子会社の楽天証券ホールディングスの子会社の楽天証券に出資しただけΣ(・ω・ノ)ノ
これって出資決めたみずほFHがとんでもなく高値で騙されて掴まされた感が強い
確かに楽天証券は預かり資産が16.5兆円で口座数は800万口座以上に増えてきてるし
将来性はあるから出資することが悪いとは思はないけど異常なまでに高値ですよね
赤字とはいえ有力子会社を多数抱えた楽天グループの時価総額は1兆円と少しです。
その子会社の楽天カードの孫会社でしかない楽天証券の時価総額が4000億円とか
冷静に考えたら楽天証券の時価総額がかなりおかしいことに気がつきます(´・ω・`)
もうすぐSBI証券が手数料無料化しそうなのでネット証券は業績悪化傾向が強いわけで
同業種である松井証券の時価総額が2,030億円という前提で比較するなら
楽天証券の時価総額はせいぜい2,500億円、高く見積もっても3,000億円以下でしょφ(.. )
楽天証券のたった20%の株を買うだけで800億円払うとかボッタクリバーみたいですね
みずほ銀行の顧客に楽天証券を紹介することができるようになったら楽天側には大きなメリットがあるし、むしろ楽天側にかなり片寄ってメリットが大きく存在しますけど
楽天証券のお客にみずほ証券の金融商品を売ってもあんまメリットはないでしょう
記事の中には楽天証券の顧客にみずほ証券の対面コンサルティングサービス提供とあるけど
そもそも楽天証券利用者は対面が嫌だからわざわざネット口座作って取引しているわけで
いきなり対面コンサルティングサービスなんて提案されても気持ち悪いだけですよね
むしろ自分の電話番号をみずほ証券に共有されて営業電話かかってきたらブチギレでそ
今回の記事を読んで一番驚いたのがLINE銀行の触れている内容が存在したことですΣ(・ω・ノ)ノ
LINE銀行ってもう4年近く前に発表されてたネタで、そのままずっと聞かなくなったので
てっきりLINEとYahoo!グループの中で揉めて立ち消えになったと思っていたので、
(LINEとYahoo!がひっついてすでにジャパンネット証券が存在していたから)
2022年度内つまり2023年3月までにLINE銀行が開業予定ってのは少し驚きでした
ちなみに最近はLINEグループが台湾やタイ?あたりの海外でネット銀行を設立しています
本来なら遅くとも2年半以内にはネット銀行なんて設立されて開業できるわけですから
国内のLINE銀行の設立が4年近くかかっておくれているのはそうとう異常な事態です
例のみずほ銀行のシステムトラブルの件でLINE銀行の許認可が下りなかったのかもですね
楽天グループ(4755) 672円 −13円 (−1.90%)
https://kabutan.jp/stock/?code=4755
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4755.T/chart
時価総額:1兆675億円
松井証券(8628) 783億円 +6円 (+0.77%)
https://kabutan.jp/stock/chart?code=8628
https://finance.yahoo.co.jp/quote/8628.T/chart
時価総額:2,030億円