yogurting ヨーグルティング

2020年11月01日

2020年11月01日

ネット証券 4Q(2019年4月〜2020年3月) 通期業績比較

SBIが手数料ゼロ戦略をしかけた2つの理由
ネット証券の大再編が始まる2020年【北尾社長インタビュー】
2020年 1月 1日 08:00 CoinDesk Japan
─チャールズ・シュワブによるTDアメリトレードの買収合意は、米ネット証券業界再編の始まりとして注目を集めた。北尾社長は昨年から「SBIは手数料革命を起こす」と述べてきたが、日本市場でもネット証券各社が一部の手数料を無料化する動きを強めている。2020年、業界再編の波は日本にも押し寄せてくるのか?
北尾社長:チャールズシュワブが動けば、TDアメリトレードだろうが、Eトレード(E*Trade=米オンライン証券会社)だろうが追随せざるを得ない。日本でもそうなると思うね。僕が手数料ゼロ化に向けて動きますと発言した理由は、2つある。1つは新規参入者のエントリーバリア(参入障壁)を高くすること。まあ、LINEが野村證券と一緒になって参入するような現象は、これからはなくなるでしょう。なぜなら、金融の顧客基盤がない中で、手数料ゼロの世界が広がっていけば、新規参入しても利益を上げるのは厳しいからね。
2つ目の理由は、これから起こる業界再編成に絡んだこと。すなわち、今がバリュエーション(同業界全体の企業価値)のピークになり得る。ここからどんどん手数料が下がっていけば、潰れるところも出てくるだろう。業績は減益になっていくだろう。そうなっていくと、生き残れるところがシェアを獲っていくことになる。
sbikitaoii-1024x683











ネット証券、口座開設が急増 株価急落で初心者参入
2020/3/26 21:00 日本経済新聞
インターネット証券で新規口座を開設する個人が急増している。楽天証券では2月の開設数が初めて10万を超え、3月は2月比で3割程度増えそうだという。初心者が足元の株安を「投資を始める好機」と捉えている。これまでの相場下落局面でも新規開設は増えたが、広がりは一時的だった。
楽天証券は2月の開設数が10万を超え、国内の証券会社では最多となる月間開設数となった。楽天グループ内のネット通販やクレジットカード利用者による開設が多い。
最大手のSBI証券も3月には13万程度に上る見通し。松井証券、auカブコム証券、マネックス証券も3月は大幅に増えそうだという。合併などで振れが大きいマネックス証券を除く大手4社の1〜3月の開設数は初めて50万を超えそうだ。新規開設はリーマン・ショックなどの株価急落局面でも増えたが、過去を上回る勢いだ。



.
SBI証券 2020年3月期 第4四半期(2019/4〜2020/3)決算
営業収益1,244億6,600万円(+  1.6%)
営業利益 421億2,600万円(−23.9%)
経常利益 426億6,600万円(−23.1%)
当期利益 279億7,600万円(−26.1%)

GMOフィナンシャルHD 2020年3月期 第4四半期(2019/4〜2020/3)決算
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/pdf
営業収益 359億6,100万円(+  7.8%)
営業利益 124億6,200万円(+17.8%)
経常利益 121億9,200万円(+15.1%)
当期利益   78億0,000万円(+18.9%)

楽天証券 2020年3月期 第4四半期(2019/4〜2020/3)決算
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/disc_PDF/kessann_20200206_02.pdf
営業収益 589億6,900万円(−  0.9%)
営業利益 118億5,600万円(−37.0%)
経常利益 110億6,900万円(−38.5%)
当期利益   70億7,000万円(−41.4%)

松井証券 2020年3月期 第4四半期(2019/4〜2020/3)決算
営業収益 241億5,000万円(−11.6%)
営業利益   89億0,900万円(−33.8%)
経常利益   90億1,600万円(−33.7%)
当期利益   61億3,600万円(−35.8%)

マネックス証券 2020年3月期 第4四半期(2019/4〜2020/3)決算
営業収益 532億2,600万円(+  2.0%)
営業利益   51億5,500万円(+89.0%)
経常利益   41億3,100万円(+130.8%)
当期利益   30億1,100万円(+154.8%)

カブドットコム 2020年3月期 第4四半期(2019/4〜2020/3)決算
営業収益 193億4,900万円(−  8.7%)
営業利益   24億1,400万円(−59.0%)
経常利益   24億6,500万円(−58.5%)
当期利益   15億2,800万円(−64.4%)

遅くなったけどネット証券の2020年度4Q決算がを並べて比べてみたにょ(σ´∀`)σ
マネックスはコインチェックを買収して会社の形が大きく変動したので
今回からマネックス証券単体ではなくマネックスグループの決算で比較しています。
同様に、クリック証券は単体決算を開示してないので
金融部門だけのGMOフィナンシャルホールディングスの連結決算で比べています。
なので子会社のGMOコインの数字も含んだ決算内容になっていますφ(.. )
また3月決算から12月決算に変更したので2019年4〜2020年3月のみ抜粋してます
(文字数喰うし長くてめんどくさいので以下GMOFHDに省略)
楽天証券も3月決算から12月決算に変更したので2019年4〜2020年3月のみ抜粋してます
2019年1月〜12月の第3四半期から2019年1月〜3月まで第1四半期決算を抜いて計算)

ちなみにSBI証券もFX子会社や仮想通貨子会社を傘下に移し替えてるんで
実質的には比較対象が間違っているということはないでしょうφ(.. )
要は、各グループの投資系ネット金融部門を比較してるってことになるので

ちなみに楽天証券とGMOフィナンシャルHDは決算期末が3月ではなく
12月になっているので決算単信を見ただけでは2019/4〜2020/3の期間における
12か月分の業績を把握することができないのでその点は注意が必要ですφ(.. )

今回の決算は2019年4月〜2019年12月まではボラが低くて各社とも業績が悪く
年が明けて新型コロナで相場が荒れた2020年1月〜3月で各社の業績が好転しました
正確にいえば1〜3月ではなく、3月の1ヶ月だけで一気に数か月分回復しました。
その内容については前回そこだけ抜き出して比較したのでそちらを参考ください
https://ss2286234570.livedoor.blog/archives/2020-05-23.html

各ネット証券とも2020年1月〜3月は1.5〜1.8倍近く業績が伸びていましたが
唯一、カブドットコムだけが売上高がほぼ横ばいという最悪の結果になってました。
たしかにカブコムは2020年3月の株や先物の売買代金は記録的に増えていましたが
信用手数料の無料化の穴を金利収入でまったく補えなくなったってことでそ
https://kabu.com/company/pressrelease/20200402_2.html
カブコムは2019/12に信用手数料無料化と信用金利・貸株料を大きく値上げしましたが
信用金利収入で補うどころかまったく売上高が伸びていませんでした。
2020年3月のあの大相場で売上高がまったく増えてないってのは痛すぎですよね
だって、それってつまりどれだけ相場が盛り上がって株の売買高が増えたとしても
カブコムの業績はまったく回復しないどころかコストが増えるだけってことですから

取引が増えると約定の処理コストや東証への場口銭などの費用が鰻登りに増えます
従来であれば取引が増えても手数料も増えるからコストを吸収して増収増益でしたが
手数料を無料化してしまうとむしろ原価割れというか業績が悪化するだけのこと
証券会社なのに相場が盛り上がれば盛り上がるほど業績が悪化ってのは地獄ですよね

SBI証券は株式手数料を無料化してもホールセール部門(法人部門)で補えますが
その他のネット証券は法人部門が非常に弱いので同じことはできません
そもそも北尾さんは野村証券の法人部門上がりでネット証券を立ち上げた人なので
野村証券の法人部門から優秀な部下を引き連れてSBI証券に人材を配置しています。
優秀だからこそさらに他社から優秀な人材を確保できるというメリットがあります
(SBIが主導する地銀連合の業績を伸ばすために法人部門はものすごい人材獲得してます)

一方、他のネット証券は大手証券の法人部門上がりの優秀な人材や部隊をもっていません。
(そもそも北尾さん自身が野村證券法人部門でもぶっちぎりに優秀でしたが)
なので他のネット証券はSBI証券と同じ戦略をしようにもそれ自体が不可能なのです
もっとはっきり言えば、SBI証券に対抗する術が一切ないということです。
その背景があるのでSBI証券が手数料無料化をした時点で勝敗は決していたってことです

なおSBI証券は9月以降もさらに手数料無料化の範囲を広げてきています。
楽天証券マネックスはこれに追随して多少なりとも応じましたが
松井証券は今のところ静観していて値下げへの反応はしてないようですφ(.. )
もちろん短期的には手数料の値下げをしない方が収益を維持できますが、
長期的にはSBI証券がいよいよ無料化に近づいていけが取引コストの格差が広がります
そうするとどんどん顧客がSBI証券に流れて顧客層が切り崩されていくか
あるいは顧客流出に歯止めをかけるため、苦し紛れに手数料値下げに応じざるを得ません
結局は多少の早いか遅いかの差でしかなくて最後の選択肢は地獄しか残っていません。




とはいえSBI証券も株手数料を無料化すると業績へのダメージも大きいので
値下げには時間をかけつつ他の商品で収益を補う方針をとっています(´・ω・`)
現在のところまだ本格的なリリースには至っていませんが
自社でCFDを準備して子会社のSBIFXトレードやSBI証券でも対応するでしょう。
楽天証券はバイナリーオプションを2019年9月から開始しましたが
おそらく楽天証券もその次はCFDを準備してリリースするのは間違いないでしょうし
SBI証券もいずれバイナリーオプションを扱うようになるでしょうφ(.. )

直近ではセキュリティ強化対応が最優先されるので商品追加は遅れるだろうけど
遅くとも来年にはさらに取り扱う商品数を増やしてくるのは間違いないでそう。
すると、株以外の商品で稼げないカブコムと松井証券はさらに厳しさを増すでしょう
この2社はSBI証券をまねて手数料無料化に踏み切ったら万年赤字確定ですからね
率直にいってこの2社は戦略の転換があまりにも遅く、遅きに失しましたおね。

2020年10月02日
SBI証券と楽天証券 手数料値下げ競争がさらに過熱
2020年05月23日
2020年第4Q(1月〜3月) のネット証券の決算を比較

2020年05月01日
ネット証券 3Q(2019年4月〜2019年12月) 四半期業績比較

2019年11月04日
ネット証券 2Q(2019年4月〜2019年9月) 四半期業績比較


ss2286234570 at 06:51|PermalinkComments(2) ネット証券 | ネット証券比較